バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

下御殿@龍神温泉

2009-10-10 22:16:45 | 温泉(和歌山県)

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「美人の湯」と称する温泉は、アルカリ性のヌルヌル感が特徴です。日本三大美人の湯と呼ばれているのは、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉。そして、その中でもいちばん名の通っているのが和歌山県の龍神温泉でしょうね。この小さな温泉街の中で最大で、しかも高級旅館である「下御殿」に思い切って宿泊してみました。

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さすが高級旅館。こんな山中に関わらず近代的な建物で、料理も山の幸だけでなく海のものも出してくれる。しかし、なんだか違和感があるんですよね。ホスピタリティーがいいとは思えないし…単にワタシとの相性が会わないだけなのかなぁ。

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肝心の温泉はというと、ここの自慢は湯船が畳敷きだとのこと。泉質とちゃうんかい!っとツッコミたくなります。確かにお湯は少しヌルヌルしてはるが、新湯投入がチョロチョロで、しかも循環ではねえ…湧出量が少ないんですね。龍神への憧憬が崩壊していきました。この温泉街はおもいっきり間違った方向に走り出しているのではないのかな。(涙)

  • 泉質:ナトリウム‐炭酸水素塩泉 47度
  • 場所:龍神自動車・龍神温泉BS
  • 訪問日:2005年6月23日
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湯元山荘@湯の口温泉

2009-10-08 00:06:17 | 温泉(三重県)

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湯の口温泉のあるこの場所は、もとは紀州鉱山のあったところ。銅の鉱山を掘っているときに偶然発見された温泉です。

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鉱山で使用していたトロッコに10分ほど揺られて温泉に辿り着きました。この湯元山荘は小川の流れる谷あいに造られた小規模の建物。山小屋のような簡素な造りながら、湯治に使えるように自炊ができる施設も拵えられています。

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温泉はもちろん掛け流し。少し塩辛く、清澄なやさしいお湯で、内湯はいささか熱いが、露天は温度が低いので、長湯するにはこちら。この日は客は少なかったが、休日はかなり混雑するとのこと。お湯の質もさることながら、自然豊かな環境や、坑道、トロッコの体験など、ぜひともオススメしたい温泉のひとつですね。

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ところでこの温泉では、最近になって新しい源泉を掘り当てて赤い湯の花が舞うようになったとのことです。肝心の泉質も評判がいい。これはぜひとも再び訪れたいものだが、いかんせん、恐ろしく遠い!

  • 泉質:ナトリウム・カルシウム‐塩化物泉 46度
  • 場所:南紀広域バス・瀞流荘BS
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薬師湯@上北山温泉

2009-10-07 08:48:45 | 温泉(奈良県)
近鉄吉野線・大和上市駅から1日たった1往復の路線バス「R169ゆうゆうバス」で1時間45分ほど、河合BSで降りたすぐ近くにある村営の日帰り入浴施設です。

この施設を運営する上北山村は、人口が500人に満たない山村。以前はこの隣の「ホテルふれあいの郷かみきた」も運営していたが、2011年より休館しています。

上北山村温泉は、北山川の畔で昔から自噴していた温泉を、1987年(昭和62年)にボーリングを行って源泉開発した後に温泉施設を作った比較的新しい温泉です。

上流にある源泉からお湯を引いているこの薬師湯は、ジャグジー付きの内風呂とやや小ぶりな露天風呂からなります。僅かに白濁した、すこしトロッとしたお湯が浴槽に満たされ、少しながらオーバーフローもしています。

北山川の真横にある露天は、さすがにこの田舎のことだから気持ちいいが、肝心の清流がよく見えない。確かに国道が通っていて向こうから見えるかもしれないが、せめて男湯だけでも…

この施設、残念ながら加熱・循環で、塩素の臭いも少なからず感じられます。肌触りは悪くないのだから、小さい浴槽を活かして、せめて露天だけでも掛け流しにしたらいいのに…と思ってしまいます。

・場所:R169ゆうゆうバス・河合BS
・泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉 35℃
・訪問日:2011年7月4日

山鳩湯@入之波温泉

2009-10-06 23:28:47 | 温泉(奈良県)

奈良県・川上村の運行するやまぶきバスの終点、入之波BSで下車すぐのところ。温泉愛好家なら知ってるとは思うが普通は読めない入之波(しおのは)温泉の一軒宿です。


ここは、ボーリングで掘り当てた比較的新しい温泉で、奈良県内では珍しい上質の掛け流しが評判で、このところ脚光を浴びるようになってきました。


山深い吉野特有の建築様式「吉野建て」の本館は、階段を下りていったところにエントランスがあり、その中が食堂。さらに下って浴室があります。


内湯と露天からなるこの温泉、評判どおりの強力な温泉で、褐色の湯がジャバジャバ掛け流されている…いや、そんな生易しいもんじゃないな…大量のお湯が滝の如くドドドドと落ちています。


浴槽や床には著しく析出物がへばりついていて、露天湯などは、湯船の原形もわからない程になっています。お湯自体に味や香りはないが、シュワシュワと泡がはじける炭酸泉。浸かっているうちに体に泡が纏わりついてきます。


温度はかなり温めなので、長時間浸かっていてものぼせることもなく、しかも保温効果のある炭酸泉のために寒さも感じません。関西では貴重な炭酸泉、いささか不便な場所だが、多くのリピーターで賑わっています。


・場所:やまぶきバス(村営バス)入之波BS
・泉質:含炭酸重曹泉 39.5℃


OCAT発・石見・極上温泉を巡るバスの旅@島根県

2009-10-02 23:50:07 | ☆バスde温泉(中国)

赤い灯・青い灯の煌めく大阪・ミナミ。JR難波駅の直上にあるにある大阪シティエアターミナル(OCAT)は、関西国際空港へのターミナルとして建設され、当初、ここで航空旅客の搭乗手続きをして、バスや電車で関空に直行、シームレスで海外に飛べるようにしていました。利用の低迷によって、いつの間にかこのエアターミナル機能は廃止。今では長距離高速バスのターミナルという形に姿を変えているが、これが功を奏し、今ではかなりの盛況となっています。

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今回はこのOCATから夜行の高速バスに乗って出発します。西日本JRバスの呉ドリーム大阪号はユニバーサル・スタジオ・ジャパンを出発し、梅田を経由して22時25分にこのOCATに立ち寄ります。このあと、神戸の三宮を経由して一路、呉に向かいます。

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車両はふそうのエアロクイーン。三列シートは広々しているし、ラッキーにも今日は空いている。三宮を出て高速道路に入ると前方のカーテンが閉められる。後席には誰もいないので遠慮なく目いっぱいシートを倒すと早くも朦朧、お陰で熟睡できました。アナウンスで起こされてカーテンを開けると、すでに高速道路を降りて西条駅に着いています。

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ここからおよそ30分、呉駅に到着。着いたのは朝の7時過ぎ、否応なくここで降ろされたものの、朝の呉駅前には時間を潰すものがない。仕方なく立ち食いうどんで空腹を満たすと、とりあえず海のほうへ。

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駅から大和ミュージアムまでは再開発されたショッピングセンターの中を歩き、ペデストリアンデッキを渡ると目の前に巨大な砲身が横たわっている。そしてその奥には巨大な潜水艦が陸に鎮座しています。「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」が現れました。

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これらの館がオープンするまで、大和ミュージアム裏の公園のベンチでまったりしていたら、ふと気付きました。この公園、戦艦大和の前甲板なんや!!!

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呉駅から呉線で広島へ。ここの電車は103系です。大阪でさんざん酷使され、この広島でもまだまだ走らされています。ええお歳なのにね。広島に来たからには名物のお好み焼き食べないと…予備知識も土地勘もないのでとりあえず駅の中で探すことにしました。少し行列ができているので、ここかな?っと入ったこの「みっちゃん」というお店、広島の有名店らしいです。そんな有名店がこんな便利に場所にあるとは…

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豚モダンを頼んでみたらアツアツふんわりで実に旨い。ビンゴです。関西人には少し違和感のあるお好み焼きだが、これはこれで美味い!

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次のバスまで時間があるので、市内電車に乗って原爆ドームへ行ってみることにしました。広島電鉄の路面電車は頻繁に走っているので便利です。しかも連接車両なので大きい。乗客もかなり乗っていて、かなりの賑わいを見せています。

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原爆ドームは…もう説明の必要もない。人類による取り返しのつかない過ちの証人として、いつまでも屹立しているんでしょうね。目の前の太田川の河原ではブラスの野外コンサートが開かれ、そんな平和な情景に救われます。

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広島駅に戻り、北口のバス乗り場から浜田経由、有福温泉行きの広島電鉄の高速バスに乗ります。車両は日野「セレガ」のスーパーハイデッカーです。バスは広島バスセンターを経由し、広島ICから山陽自動道、広島自動車道、中国自動車道を経て中国山地を横断する浜田道を走ります。原爆ドームの近くの広島バスセンターから乗ればよかったかな?

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バスは途中の浜田道で少しずつ乗客を降ろしながら浜田駅前に到着。ここでほとんどの乗客が降りてしまって車内は閑散となりました。ラストランのバスは力を持て余すように、細い田舎道をスルスルと巨体を進ませます。15分ほどで鄙びた温泉街が現れました。今夜の宿のある有福温泉です。この有福温泉は、この小さなエリアに13ヶ所もの泉源があり、そのすべてが自然湧出なんですね。

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翌朝、石見交通の路線バスで山陰本線の江津駅へ向かいます。

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江津駅は三江線の終着駅でもあるのだが、この線の時刻表を見たら、あまりの列車の少なさに愕然とします。この線の2008年度の1日平均利用客は全区間合計で約370人!1日たった5往復で江津発の最終列車は18時台…よくぞ今まで持っているもんです。
 
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出雲市行きの山陰本線の快速列車に乗り、日本海に沿って次の温泉を目指します。最新の気動車、キハ126系は乗り心地も軽快!

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山陰線の温泉津駅を降り、ここから町営のマイクロバスに乗ります。バスの看板には<駅⇔温泉>と書いてある。これ以上分かりやすい表示はないなあと思っているうちに温泉街に到着しました。

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「温泉津温泉」…温泉好きなら読めますよね…え?「オンセンヅオンセン」??違います。「ゆのつおんせん」です。この地名に惹かれて訪れたのは4年前。想像以上にお湯が良かったので再訪してみました。この温泉津の温泉街、茶色い甍の建ち並ぶ昔ながらのしっとりとした佇まいが情緒豊かです。

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再び町営バスで駅に戻り、快速列車で出雲市へ。ここから特急やくもに乗って帰ります。乗り継ぎの間に駅前で出雲そばを…地雷でした…

  • 訪問日:2009年4月12日~13日
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