バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

華蓮@鹿児島(天文館)

2010-02-09 21:52:09 | 料理(ローカルフード)

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鹿児島随一の繁華街といえる天文館の西側は、オフィスビルが建ち並ぶビジネス街にネオン煌く夜のお店が入り組んでいて、キタの新地を思わせるような界隈。そんな場所にあるJA鹿児島経済連のビルの3階に、このお店があります。駅でいえば鹿児島市電の高見馬場電停が最寄りかな?

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テーブル席と座敷からなる広い店内は、着物の女性がアテンドに立つ、接待に使われていそうな高級な雰囲気。予約なしの飛び込みが困難なお店のようです。ここでは鹿児島の黒豚をはじめ、さまざまな地場産の食材を、せいろ蒸しや鍋、鉄板焼きでいただけるとのこと。JA鹿児島経済連直営のお店なので地元食材を使うのは当然ですね。

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しゃぶしゃぶ、すき焼き、せいろ蒸しの3コースのなかから、せいろ蒸しのコースを。蒸篭は電磁調理器の上に2段重ねになっていて、下の段は野菜のほか、エビやホタテの海産物が。上の段はモヤシの上にお肉が整然と並んでいます。肉は黒牛、黒豚、地鶏です。

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蒸し上がるのを待つ間、先付けの鶏と海鼠をいただきます。10分ほどで店員さんによって蓋が開けられ、お肉とのご対面。まずは黒豚をポン酢につけていただくと、肉の味が実に濃厚で甘い。そしてとろけるような柔らかさです。

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一切れ食べるとすぐに店員さんが下の段にお肉を移してくれるのだが、この時間がもったいない。今、この瞬間が肉のいちばん美味しい状態なのにな…野菜や魚介も、上段からの肉の脂が落ちてきて実に味わい深い。箸が止まりません。

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〆はご飯と香の物、お味噌汁。それと安納芋のアイスクリームです。このお店は「黒ぢょか」の焼酎を味わうことができます。「黒ぢょか」とは薩摩焼でつくった土瓶形の酒器のこと。以前から見たことはあったのだが、こういう名前だとは知りませんでした。この器に焼酎を水で割って一晩寝かせると味がまろやかになるとのこと。確かに芋焼酎の苦手なワタシでも美味しくいただくことができました。

  • 営業時間:11:30~14:00、17:30~23:00(日曜は22:00)
  • 定休日:第3日曜(連休の場合は連休最終日)
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華蓮 しゃぶしゃぶ / 高見馬場駅市立病院前駅天文館通駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


丸長旅館(夕食その2)@長湯温泉

2010-02-08 12:41:46 | 料理(旅館)

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長湯温泉・丸長旅館、ここの2日目の夕食です。先付けに湯葉と菜っ葉を和えた一品がでてした。今日も繊細な料理が続くのかな?

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続いてエノハや鰻のお寿司です。

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海老、イカ、ホタテの焼き物です。酒に浸された素材を高温に熱された石で焼き上げる。石に乗せると即座に香ばしさが立ち上がってきます。レアぐらいが丁度いいな。

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蒸し物はすっぽんの茶碗蒸しです。すっぽんも濃厚だが、それに負けない濃厚な玉子が見事。

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お造りはブリですかね?ツバスかハマチかも知れない。

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椀物と煮物。今夜はどちらも力強い味付け。

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豊後牛のステーキです。脂の乗りだけでなく、しっかりと肉の味があるのが好ましい。

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デザートの黒豆のアイスクリームです。甘さ控え目。

一日目の夕食は実に繊細で芸術的、二日目は素材を活かしたダイナミックなお料理で、見事に趣向が凝らされていますね。

  • 場所:長湯温泉
  • 訪問日:2010年1月24~26日
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丸長旅館(夕食その1)@長湯温泉

2010-02-08 12:25:56 | 料理(旅館)

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日本随一の炭酸泉を誇る長湯温泉では、小規模ながらキラリと光る特徴を持ったお宿が点在しています。この丸長旅館もそのひとつ。シンプルながら上品な設えと温泉は前項で紹介したとおりだが、ご主人自ら包丁を握るここのお料理も見事。

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先ずは1日目、食前酒の橙酒、先付けの引き上げ湯葉、それと、鯛寿司や市松蕪などの前菜の数々です。

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椀物は蕪の海老真丈です、白味噌仕立てになっています。

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向付けは鯛とエノハのお造りです。エノハとはヤマメのこと。

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焚合せは焼大根です。ビーツが載っているのが渋い!

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揚げ物はエノハの空揚げです。淡白なはずのエノハが実に濃厚で驚かされる。

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煮物は里芋のオランダ煮です。少し揚げてから煮含めているようです。

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御飯物として焼きおにぎりの茶漬けが香の物とともに出てきました。香ばしい逸品です。

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水菓子はりんごのコンポートと苺です。全体的に、実に繊細な料理の数々、ご主人の腕が冴え渡っていますね。

  • 場所:長湯温泉
  • 訪問日:2010年1月24~26日
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丸長旅館 旅館 / 竹田市その他)
夜総合点★★★★ 4.0


旅館中村屋@長湯温泉

2010-02-04 23:33:35 | 温泉(大分県)

大分県竹田市直入町、市営の温泉施設「御前湯」の近くにある温泉旅館です。泉質が優れているとの情報を得たので訪問しました。


この旅館では別棟の露天風呂でのみ立寄湯を受け入れておられます。


脱衣所から温泉の扉を開けると、そこは完全なオープンエア!床には析出物がビッシリと鱗のように張り付いています。


お湯に浸かってみると…実に濃厚。強烈な金気臭に襲われる。かなり広い浴槽に源泉が掛け流されているが、真冬でもこの温度が保てるくらい、ふんだんな量の源泉が供給されています。これはすごいな!


舐めてみると、やはり想像通りのエグみが感じられる!源泉の、いちばんいい状態のお湯が注ぎ込まれているようです。


脱衣所の雑然とした感じや、無造作に殺虫剤が転がっているようね、もうちょっと気を使えばいいのに…と思う点もあるが、お湯の質で見たら超一流の温泉だといってもいいですね。

・場所:大野竹田バス・長湯温泉BS
・泉質:マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉 46.8度
・訪問日:2010年1月25日


ラムネ温泉館@長湯温泉

2010-02-01 23:11:22 | 温泉(大分県)

豊肥本線・豊後竹田駅から路線バスで40~50分ほどのところ。九重連山の麓にある長湯温泉は、日本では珍しい炭酸の温泉が豊かに湧出しています。長湯温泉の中央に流れる芹川の畔にある、一風変わった入浴施設がこのラムネ温泉です。


どこかの美術館と見間違うような斬新な建物は、路上観察学会を主宰する赤瀬川原平、嵐山光三郎、松田哲夫、南伸坊、林丈二の面々がプロデュースし、建築家の藤森照信による設計とのこと。


なるほど、デザイン的に面白いだけでなく、合理的なレイアウトや焼き杉の外壁素材など、様々な意匠が凝らされています。


茶室のにじり口を思わせるような小さい入り口から内湯の「にごり湯」に入ると、白い漆喰の壁に包まれた三層の浴槽に、褐色のお湯が掛け流されています。


舐めてみると炭酸のシュワシュワ感とともに、強い金気臭が感じられる…やや温めながら浴感は強力ですね。


露天の「ラムネ温泉」は多少の湯の華が見られる澄明お湯で、32℃のヌル湯です。浸かってしばらくすると全身がアワアワになってきます。ラムネ温泉のラムネたるところ。湯温は温いものの炭酸のお陰でぽかぽかと暖かくなってきます。


「オンリーワン」と呼ばれるオブジェのある中庭には飲泉口があり、金気がマイルドな炭酸のお湯を飲むことができます。金気の強い長湯のほかの飲泉所よりは柔らかいのでグビグビ飲むことができます。


このラムネ温泉、良質な温泉はもとより、お湯に浸かりながらアートに触れることができる、実に極上の空間を提供してくれていますね。

・場所:大野竹田バス・長湯温泉BS
・泉質1:ラムネ温泉・含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 32度
・泉質2:にごり湯・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉 42度
・訪問日:2010年1月25日