花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~ヘミモルファイト~

2011年01月13日 | 天然石標本
今週二つ目にご紹介する天然石は
スカイブルーの色も鮮やかな
ヘミモルファイト――異極鉱です。

亜鉛分を含んでいることから
“ジンク・ターコイズ”の
フォールス・ネームを持つ石ですが
書籍及びネットによる説明は以下のとおりです。


「名前の由来はギリシャ語の「半分」を意味する
 “Hemi”と形の“Morphe”にちなむ。
 また和名の由来は、この鉱物が“異極像”を
 示すことから。
 異極像とは結晶の伸長方向の両端面で
 その形状が異なって対称性を欠く状態のもので
 (正確には“異極半面像”という。
 結晶の両端の形が異なるという意味)
 この鉱物はその特徴が典型で、
 この名前がつけられた。
 柱状結晶の先端は尖り反対側はほとんど平に近い。
 通常は無色透明だが、鉄や銅を含み、褐色や青色、
 やや緑がかった色や黄色味のある色に。
 結晶の形態からその名前が付けられたものの、
 完全で大きな結晶はごく稀、
 葡萄の房状をしたコブコブの状態のものが普通に見られる。
 また“コロフォーム”と呼ばれる凝塊結晶体である。」


 
『HEMIMORPHITE』
Ivenshan Yunan Prov,China産





標本画像はまさに説明にあった
葡萄の房状のコブコブした状態のもの。
前述のバリサイト同様
天然石を勉強して出逢った石の一つで
若干どぎつい感じはなくもないですが
くっきりとしたスカイブルーの色合いは
ヘミモルファイトのパブリックイメージそのままです。
青い石好きには外せない一品ですね!





やや斜めからの画像です。
購入したのは数年前のミネラルマーケットにて。
(新宿だったか池袋だったか記憶は曖昧ですが・苦笑)


次回更新は来週火曜日になります。
早春にふさわしい素敵な天然石を
ご紹介できればと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする