花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~レインボー・フローライト~

2012年12月27日 | 天然石標本
今日ご紹介するのは
昨日のブログでも予告しました
レインボー・フローライトです。
実はこのレインボー・フローライト
私にとってはいわくつきの石。
昔、天然石の講義を受けていた頃に
講師の先生にレインボー・フローライトについて
質問したことがあるんです。
先生いわく、そんな石は私の著書には書いてないはずだ!と。
とても厳しいお叱りを受けました(苦笑)。

過去ブログにも何度か登場した
クォーツ(あるいはクリスタル)になら
内部亀裂によって虹色に見える
レインボーと名がつく水晶はあるのですが
フローライト=蛍石では
レインボーと名がつく石は
どうやら存在しないようなのです。
もちろん、パワーストーンや宝飾の世界では
レインボー・フローライトの名称で
販売されているものは多々あります。
推測ですが、これも一種のフォールスネームと
考えた方がいいのかもしれませんね。


鉱物世界におけるレインボー・フローライトは
残念ながら存在しないようですが
世間一般では多分、このタイプを指して
レインボーと呼んでいるのではと思います。





実際には七色ではなく
フローライト(蛍石)特有の
無色から、紫、緑、黄色、それに褐色
が層を成したとてもカラフルな石です。
(生憎と青だけはありませんが)
一つに決められなくて
つい大人買いしてしまいました(笑)


購入したのは青い鳥の風切り羽根みたいな石
デュモルティエライトと同じお店。
この手のタイプは色を鮮明にするため
どうしても研磨加工されてしまうのですが
珍しく無加工でした。


確かに5色では定義上
虹とは呼べないですよねぇ…(嘆息)。
それにしても先生の厳しいこと(苦笑)。
フローライト及びフォールスネームについての
詳細は過去ブログをご参照下さい。
産地はアメリカです。


それでは明日はアメシストの
カクタスクォーツをご紹介したいと思います。
こちらもなかなか端整な一品。
ぜひともお楽しみにしていただければ♪

コメント
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