花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~ティファニー・ストーン~

2013年12月10日 | 天然石標本
今日と明日の二日間にかけて
先週末に開催されたミネラルマーケット
通称『池袋ショー』での戦利品を
幾つかご紹介したいと思います。
今年も石友さんから招待券をいただき
入場はとてもスムーズでした。
ちょうど開始10時ジャストに到着したので
特に並ぶこともなく。
思ったより場内も混雑していなかったかな?


それでは一つ目にご紹介するのはこちら
ネットで石の存在を知ってからずっと
欲しかった『ティファニー・ストーン』です。


『Tiffany stone』
 アメリカ・ユタ州産


ネット等における詳細は以下の通り


アメリカ・ユタ州のトーマス山脈周辺でのみ
産出される希少な石。
白いカルセドニー、オパール、
紫のフローライト、ピンクのロードナイト等
様々な鉱物が混ざりあった混合石。
鉱山の岩石の空洞の中で鉱物の成分が豊富に含まれる地下水が
火山の熱で循環し沈澱を繰り返す過程で生まれたものではないかと
考えられている。
名前の由来は、石の模様が室内装飾で名を馳せた
ティファニー社の創業者の息子
”ルイス・カムフォート・ティファニー”の
ステンドガラス作品に似ていることから。
オパライズド・フローライト(Opalized Fluorite)
の名前でも知られる通り
主にフローライト(=蛍石)がオパール化、石化したもので、
構成している石の成分によって様々なカラーがある。
別名、アイスクリーム・オパライトという可愛い名称もある。
採掘地域が限定されることもあり、
その産出量は年々減少している。






紫色と白がマーブル状に混ざり合っていて
なるほど紫のフローライト(=蛍石)がオパール化したという
説明も納得の一品です。






裏側から見た画像です。



ゲットしたのは天然石を扱うお店でもかなりの老舗。
いつも結構な人だかりで、つい面倒で素通りすることも。
今回は偶然にも人混みが切れた時に目に飛び込んできました。
もっともその時点でかなりの数が売れた後でしたけど(苦笑)。
皆さん、さすがに目利きですよね~。


ちなみにパワーストーンとしての意味は
持ち主の独創性や創造性を刺激し、
芸術的な能力を高める石で
感性を磨いてくれるので、
芸術関係の仕事の人が持つと良いと言われているとか。




続いてご紹介するのはこちら。



『レモン・プレーズ(クリソプレーズ)』
 オーストラリア産





二つの破片は実は別々のもの。
どちらも甲乙つけがたくて
大人買いしたところ
後で並べてみたら思いがけず
繋がって見えるということに気づきました(笑)。





裏側から見るとこんな感じに。
レモンというよりはライム味のラムネってところでしょうか。
買い物をしている最中
偶然後ろを通りかかった二人連れの女性が
オレンジカルサイトをオレンジシャーベットみたいで
美味しそう!と言っていたのを小耳に挟み
なるほどなぁと思わず感心してしまいました。
やっぱりお菓子に見える石って多いのね(笑)。


このレモン・クリソプレーズ
実は前回ご紹介したアップル・グリーンの
クリソプレーズとは別物。
成分状からは『ガスペイト・マグネサイト・クォーツ』
というのが正式名称らしいです。
発見された当初はクリソプレーズの変種と
思われていたのが、実際に成分鑑定したところ
違うものだとわかったのだとか。
その発見された当時に名付けられた名前が
そのまま残ってしまったのだそうです。
確かにクリソプレーズのプルプルした瑞々しさは
ありませんねぇ。
むしろ粉っぽい感じ?


『ガスペイト(和名:菱ニッケル鉱)』の
書籍及びネット等による説明は以下の通り


『ガスペ石』とも呼ばれる。
カルサイト・グループの鉱物。
カナダの『ガスペ半島』で
1966年に発見され比較的新しい石。
最初に発見されたガスペ半島のものは
『ドロマイト(苦灰岩:くかいがん)』中に形成。
母体鉱床は白色、黄色、
灰色、褐色の混色の珪質に富むドロマイト。
対してオーストラリアの場合は、
ニッケル硫化物中に形成された酸化帯に
明るい色から濃い色の塊として形成。
“アルラ”という商品名で呼ばれることも。

その中でも『ガスペイト・マグネサイト・クォーツ』は
クォーツ(石英)成分とマグネサイト成分と
混晶しているものを指します。


明日は今回最大の目玉
重晶石の青い薔薇をご紹介したいと思います。
ぜひともお楽しみに~♪


コメント
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