花にまつわる幾つもの話

子供時代の花にまつわる思い出や、他さまざまな興味のあることについて書いていきたいと思ってます。

天然石標本~ガラスの青い薔薇~

2013年12月11日 | 天然石標本
昨日に引き続き、今日ご紹介するのは
今回最大の目玉で値段もとびきりだった
重晶石の青い薔薇です。
これはお店でひとめぼれした一品♪


『Barite(和名:重晶石)』
モロッコ産






溜息が出るほど繊細な細工で超美麗~!
氷の城で咲く青い薔薇のようです。









真上から見た画像です。


重晶石の仲間には過去ブログにも登場した
『砂漠の薔薇』や『天青石(celestine)』があります。
今回の標本は形は砂漠の薔薇、色や質感は天青石に
似てますよね?
美しさもさることながらお値段も…(汗)。


重晶石に関するネット等の詳細は以下の通り


地球を構成する元素であるバリウムを
主成分に構成されている。
特に馴染みのある鉱物としては
「砂漠のバラ(Desert Rose)」が有名。
鉱物標本としては板状の
クラスターとして目にすることがあり
方鉛鉱、閃亜鉛鉱、方解石、蛍石などを伴って産出。
色は無色や褐色、淡黄色のものが目立つ。
紫外線により弱い青、または明るいグリーンに蛍光。
ギリシャ語で「重い」を意味するBarys (バリュス)に
ちなんで名付けられた。
名前の由来通り比重が4,5と非常に重い石。
また、産出の割には明瞭な結晶は少なく
塊状や微晶質結晶の集合などが多い。


次にご紹介するのは
今回の『池袋ショー』のメインテーマとして
扱われている原始の地球に酸素を生み出したという
『ストロマトライト』。


偶然にも会場入りして一番最初に目に止まった石です。
お店の方の話によると
前日設営の際、業者による購入で
中型の良い品は全て売切れてしまったとのこと。
幸い私は小さいタイプで満足でした♪


『stromatolite:ストロマトライト(年輪状結晶)』
 モロッコ産


こちらも形状はまるでミニ薔薇のよう
とても可愛いです。






こちらの方が砂漠の薔薇の仲間みたいですよね?
その正体は藍藻(シアノバクテリア)類の死骸と
泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石なんです。
ちなみに層が深いほどお高いとか。


ネット等による詳細は以下の通り


藍藻類は原始的な細菌で、過酷な環境でも生息可能。
ストロマトライトは、海水域・淡水域の両方、
地球上のあらゆるところに存在し、
もっとも古いものは約27億年前のもの。
先カンブリア時代には世界各地に存在し、
地球に大量の酸素を提供した。
しかし、先カンブリア時代末期(6億 ~ 8億年前)に、
その数は大きく減少した。
理由としては、ストロマトライトを餌にする生物が
出現したためと考えられている。


今回の戦利品はいつもよりやや少なめになりました。
でもどれも秀逸な品ばかり。
次回、天然石をご紹介できるのは来年6月の
新宿ショーになるのでしょうか。
また来年も素敵な石と出逢いたいです。




コメント (2)
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