今週の『水晶』特集第三弾としてご紹介するのは
ストロベリー・クォーツ――『苺水晶』です。
名前からしてとても可愛らしい水晶ですが
これもまた水晶の中にインクルージョンを含む
いわゆる『変り種』と呼ばれるものの一つです。
ちなみに前回ご紹介したハーレクイン水晶を
一部でストロベリー・クォーツと呼ぶケースもあるそうですが
そこはあくまでもストロベリー(=苺)なわけですから
ふんわりとやわらかいイチゴピンクの色合いがこそが
このストロベリー・クォーツの真骨頂なのかもしれません。
ハーレクイン水晶に含まれる内包物が
レピドクロサイト(燐鉄鉱)だとするなら
こちらはゲーサイト(針鉄鉱)
鱗状の結晶片ではなく
針状の細かい結晶ということになります。
そのおかげでこの愛らしい苺色になるんですね。
『Strawberry Quartz』
Kazakhstan産(カザフスタン産)
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購入したのは数年前のミネラルショーにて
まだストロベリー・クォーツが出回り始めた
ばかりの頃でしょうか。
全く未知の水晶だったので(しかも販売していた方が
ロシア人らしく、言葉も通じず・苦笑)
とりあえず名前と産地名だけ書いてもらって
購入したのを覚えています。
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後日、カザフスタン産のストロベリー・クォーツは
産出量が少なく、宝石に加工される場合が多いと知り
そういえば、水晶にしては値段が
やけに高かったな、と今更ながらに納得。
表面は色及びキラキラと輝くインクルージョンを強調するためか
一部研磨加工(=ポリッシュ)されています。
このキラキラ感はアベンチュリン・クォーツ(=砂金水晶)に
含まれる雲母結晶に似ています。
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横から見た画像です。
こちらはいかにも水晶といった感じ。
甘くて美味しそうな苺色部分は
やはり内包物なんですね。
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裏側です。
こちらは研磨加工が施されていないので
ちょっぴり無骨な感じに。
類似品として『チェリー・クォーツ』なるものが
存在しますが(もっぱら天然石ビーズとして
売られているようです)
これは天然石でも、まして水晶でもない
ただのガラスに染色したものなので注意が必要です。
水晶には苺はあってもさくらんぼはないってことですね(笑)
次回更新は来週火曜日になります。
来週からは珍しい形の天然石になります。
ストロベリー・クォーツ――『苺水晶』です。
名前からしてとても可愛らしい水晶ですが
これもまた水晶の中にインクルージョンを含む
いわゆる『変り種』と呼ばれるものの一つです。
ちなみに前回ご紹介したハーレクイン水晶を
一部でストロベリー・クォーツと呼ぶケースもあるそうですが
そこはあくまでもストロベリー(=苺)なわけですから
ふんわりとやわらかいイチゴピンクの色合いがこそが
このストロベリー・クォーツの真骨頂なのかもしれません。
ハーレクイン水晶に含まれる内包物が
レピドクロサイト(燐鉄鉱)だとするなら
こちらはゲーサイト(針鉄鉱)
鱗状の結晶片ではなく
針状の細かい結晶ということになります。
そのおかげでこの愛らしい苺色になるんですね。
『Strawberry Quartz』
Kazakhstan産(カザフスタン産)
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購入したのは数年前のミネラルショーにて
まだストロベリー・クォーツが出回り始めた
ばかりの頃でしょうか。
全く未知の水晶だったので(しかも販売していた方が
ロシア人らしく、言葉も通じず・苦笑)
とりあえず名前と産地名だけ書いてもらって
購入したのを覚えています。
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後日、カザフスタン産のストロベリー・クォーツは
産出量が少なく、宝石に加工される場合が多いと知り
そういえば、水晶にしては値段が
やけに高かったな、と今更ながらに納得。
表面は色及びキラキラと輝くインクルージョンを強調するためか
一部研磨加工(=ポリッシュ)されています。
このキラキラ感はアベンチュリン・クォーツ(=砂金水晶)に
含まれる雲母結晶に似ています。
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横から見た画像です。
こちらはいかにも水晶といった感じ。
甘くて美味しそうな苺色部分は
やはり内包物なんですね。
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裏側です。
こちらは研磨加工が施されていないので
ちょっぴり無骨な感じに。
類似品として『チェリー・クォーツ』なるものが
存在しますが(もっぱら天然石ビーズとして
売られているようです)
これは天然石でも、まして水晶でもない
ただのガラスに染色したものなので注意が必要です。
水晶には苺はあってもさくらんぼはないってことですね(笑)
次回更新は来週火曜日になります。
来週からは珍しい形の天然石になります。
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