80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

ぶらり旅、ひとり旅、風来旅。

2016年02月08日 18時38分37秒 | 考える
生き甲斐、はっきりとした目的が見い出せない。
私の空振り人生。
こうして、ただ年齢を重ねてきたことに、大した意味があったとは思えない。

本来ならば、年齢を重ねたことによって、
自分が変わっていかねばならない。
その事にこそ意味があるのではないか。

今の自分は、人生にはっきりとした目的が見いだせない。


出直し旅、一旦出発点に帰ってみる。

しかし、ここから帰ると言ったが、それに何の意味があるのか?
そもそも 「帰る」 とはどこへ帰るのか?
そうだ、私の出発点とは、一体何処だったのだろう?

伊勢崎と町田。
私の場合、常に、帰るとは行くことであり、行くとは帰ることなのだ。


生き続けるためには、「特技」 が必要だったのかも知れない。
今からでも良い。
特技が欲しい。


「青春」 か・・・。
私の青春とは何だったのか?
エド・山口さんの 「激突! エレキ地獄」 からの連想。

今の私には、思い出す 『青春』 がない!!
深く語り合った友もなく、
心許して、抱き合った彼女もいない。


青春は、声もかけずに、私の横をすり抜けていったらしい。

もう一度、青春を・・・。
いや、自分流に言うなら 「蒼春」 を・・・。
今のこの虚しさを埋めて欲しい。

青臭いかも知れない。
だが、今、私は、何か 「思い出」 を残したいと思っている。


思いっ切り声を張り上げて、歌でも歌えればいいと思う。
しかし、何も歌えない!!
そんな度胸もない。

小説か、童話を書ければ良いと思う。
それが一つの夢だった。
今も、考えてはいるものの、どうも中途半端だ。


いつだったか、ある人に言われた。

「あなたには、中途挫折の相がある。」
自分でも、そんな気がする。
いまだに、それが引っかかっている。


昔の若者も、今や年金暮らしのしょぼくれ爺さんだ。

ひと月おきに送られてくる年金を、一ケ月で使い果たして、
焦りまくる。
もともと年金は、 「二ヶ月分ずつ支給されるのだ」 ということに気付く。
何とも愚かな爺さんである。

語るべき友、そばになく、朝酒に酔い、目を回す。
お前はアホか、風来居士よ。

先の読めない独り旅。
と、言いつつ頼る、兄と弟。


もしも翼があったなら、飛んでいきたい北の空。
思うに任せぬしがらみが、ギリギリ私を締め付ける。

見知らぬ土地での行き倒れ。
身元不明の旅の人。
道端に、穴掘り埋めて、石ころ乗せて。
人生の終わりは、そんな形でいい。


それも、なんか、贅沢かも知れないなぁ・・・。