「白磁海岸」高樹のぶ子作を読みました。1/4ぐらい読み進んだところで、怨念が怖くなってしばらく読むのをやめましたが、怖いもの見たさにつられてまた読み始めました。物語は思いもかけないような意外なところへ進んでいきます。金沢港に漂流してくる物や死体、多分北朝鮮から小舟に乗り危険を承知でやってくる人たち。以前ニュースにもなっていたので、読んでいても想像は出来ます。今回は朝鮮白磁という貴重な大皿がキーワードです。陶磁器にはあまり興味がなかったので、私は何も知りませんでした。自殺か他殺か。沢山の人を巻き込んで物語は進みます。面白かったですが、最後の手紙が納得できませんでした。これから死のうという人がそんなに長い手紙を書くかなとも思いました。朝鮮白磁のことを知っただけでも良かったです。真実というのはなかなか解明されないと思いました。
2020-3-27(金) 図書館資料 請求番号:913/タカ
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