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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ロダン カミーユと永遠のアトリエ

2018-05-13 22:10:22 | 洋画
昔、イザベル・アジャーニ主演で「カミーユ・クローデル」っていう映画を見てますので
ロダンとカミーユとの実らない二人の愛の物語の概要はそれなりに一応は認知しております
破局の果てに精神的に病んでいくカミーユをアジャーニが熱演していましたが
今作品はロダン没後100年記念作品と言うことで
この二人の関係を中心に描かれて行きますがあくまでもロダンの視点
ロダンの苦悩、葛藤が映画の主題です

1880年に"地獄門"の製作を依頼された時から物語が始まりますが
カミーユはかなりなロダンの高弟の位置づけなんですね
高弟でもあり、愛人でもあり、芸術的にも信頼のおける相談相手
実際に知識にも乏しい内縁の妻もいるものの、ロダンはカミーユの芸術家としての才能にも心服を寄せて居てそこから肉体関係が始まったようですが・・・

映画はアトリエでの作業を中心に描かれて行きますが
ロダンの家庭風景も点綴されますし
カミーユとのベッドシーンも描かれるし
ヌードモデルたちとのやり取りやモデルとの肉体関係もしっかりと描いているのですが

ちゃんとカミーユとの結婚契約書のエピソードも入っているのですが
芸術家のことはよくこっちもわかり兼ねますのでモネやなんかとの芸術家同士のお話とか
ある意味退屈になりがちな2時間なんですが
そこは映画ですからモデルさんのオールヌードやカミーユとの濡れ場等を上手に配分して
ねオチを防止?してくれてはります

最後に日本語の台詞も聞こえます
日本人のモデルさんのフロンタルヌードが見たかった(笑
そして、ロダンの作品はいかんせん日本で重宝されてるようで
鉾根の森彫刻美術館のシーンで映画は終わるのでここでも
"だるまさんが転んだ"って、子供は正直やからある意味ロダンより
"花より団子"ってことなのね
さて天国のロダンはこの現実をどう見ると
っていう終わり方が実にいい

2017年製作、フランス映画
ジャック・ドワイヨン脚本・監督作品
出演:ヴァンサン・ランドン、イジア・イジュラン、セヴリーヌ・カネル、ベルナール・ヴェルレー、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ロラン・ポワトルノー、マグダレーナ・マリーナ、エドワード・アクロート
コメント
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