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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

日本犯罪史~偽造の快楽~

2018-05-05 23:08:59 | Vシネマ
一日1本エロチック作品を見続けていく企画
今日のエロチック作品はこれ

4月23日のCSのチャンネルNECOのミッドナイトシアター最後の枠でOAされていました
一応録画もしてあるのですが、いつものように録画したらBlu-rayに焼いて保管しちゃうとなかなか見ない
と言うことでオールインワンエンターテインメントが放つ実録犯罪サスペンスシリーズのVシネマ第一弾ですか結構面白かった。

どうなんでしょうか一応チャンネルNECOではエロチック作品の一本として
ミッドナイトシアター枠でOAしてるし、主役ではないもののAV女優さんである紗倉まなさんも出演しております

主演はいつも個性的な役を演じる竹内力門下の中野裕斗さんと大久保貴光さん
以下キャストはいつもヤクザVシネで常に脇に回ってる個性的な皆さんですが
上にも書きましたけどお色気担当として紗倉まなさんが紅一点ではありませんけども

後の女優さんは脱がない演技でしたし、そんな優遇されてる訳ではないし
オールインエンターテインメントって女優さんには恵まれないですよね
でも一応ヒロインであると言ってもいいのかなぁ
彼女のAVは見たことないっすが、そんな私でも彼女の主演のOVは2、3本は見ておりますし
よく存じ上げてるお方って言うか、裸の美しいお方

そんな彼女のVシネ初出演作品と言うことですか製作年度から察するに・・・
初出演としては演技的には合格点をあげてもいいように思いますが、
脱ぎっプリに問題なし、演技艶技にも問題ないように思えるのですが、ふしぎな存在感を示されるお方

昭和三十年代後半に発生し、迷宮入りしてしまった“チ-37号一万円札事件”の偽札が、
再び昭和の六十年頃に出回り始め担当の二課の刑事中野裕斗は、
自分の父の危篤にも関わらず鬼のような執念で事件捜査に挑む
ということで現代の刑事パートと、昭和三十六年の犯人パートを交差させながら描いていくというプロットですが

更に戦中戦後の帝銀事件、陸軍登戸研究所等々様々な陰謀や各登場人物の心情なども織り込みながら描いていくという、
オールインVシネマにしては実に真面目に昭和の未解決事件を上っ面だけをなぞったお話
ですし、75分と言う尺の短さですから描き込み不足なところは多々あるんだけど、

オールインエンターテインメント作品にしてはヤクザとエロチックを描かないでのVシネなんですが
最後までちゃんと見られる出来にはなっていました。

ただ、紗倉まなの使い方としてはどうなのかなぁ?
偽造犯の情婦役で、いかにも昭和な痛んだ畳が意外にも彼女のアンニュイな佇まいに似合ってたんですが、
犯罪者に子供は要らないと言う、偽造犯をクスリで寝むらせて
彼女のお口で彼の何を勃起させて眠ってる彼にまたがって・・・子種を子宮に宿す
AVチックなシーンもあるんですが、果してクスリで寝らされてる男の勃起って可能なんでしょうか?
なんすかねぇここいらよく理解できませんでしたが、ま、いいか・・・

2012年製作、日本Vシネ、コンセプトフィルム作品
末永賢脚本・監督作品
出演:中野裕斗、大久保貴光、紗倉まな、笹川大輔、嶋和貴、野口雅弘
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トゥルース・オブ・ウォー

2018-05-05 21:13:33 | 洋画未公開
WOWOWのジャパンプレミア枠でOAされた後にDVDスルーされた
これは(色んな意味合いで)珍しいアルゼンチン映画
そうなんですアルゼンチンの大西洋岸沖に位置するフォークランド諸島
イギリスが植民地統治していたものを
領有権主張してアルゼンチン軍事政権がフォークランドに軍隊を送り込んで戦端を開いて
これは圧倒的な軍事力の差でアルゼンチンが敗戦を認めた結果

民主政権になったアルゼンチンにとってはこのフォークランド紛争は黒歴史なんですね
そんなことは地球の反対側の我々にはよくわかんない
82年の紛争ですのでサッチャー首相の姿はニュースとかでは見たような記憶はあるのですが

最初に珍しいと書いたようにアルゼンチン側からその黒歴史を描いた作品
アルバトロスのDVDとかではアルバトロスが最近よく輸入してる東側各国の戦争映画のような
作りの予告を見せつけられていましたが
なんとも地味な映画だったなぁ
戦闘シーンにしてもアルゼンチン小隊とイギリス軍との小競り合い程度の戦闘シーンに
全然迫力はないし

主役の美大生で徴兵された新兵さんがこれまた全編通してはっきり意思表示もしない人であって・・・苦悩はわかるし
生きて帰ってきても黒歴史として自分達の戦争を抹殺されていくだけで
元カノが兄の軍籍と戦死認定を求めて遺骨収拾もできていません
ってある意味敗戦国の悲劇なんでしょう
日本も70年以上も前の遺骨収拾もできていない状況もあったりしますものね

こちとらは戦争映画だと思ってましたが
全然違う映画だったなぁ
現在の民主国家アルゼンチンでは軍事政権が起こした
フォークランド紛争が黒歴史としてタブー扱いされてると言うことが
伝わってくるのがわかったのが貴重だったかなぁ

2016年製作、アルゼンチン映画
ロドリゴ・フェルナンデス・エングレル製作・脚本・監督作品
出演:マリアーノ・ベルトリーニ、フロレンシア・トレンテ、セルヒオ・スラコ、ファビオ・ディ・トマソ、ヒューゴ・アラナ、エセキエル・トロンコーニ
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デメキン

2018-05-05 04:20:20 | 邦画
お笑い芸人バッドボーイズの佐田正樹が福岡時代を族の総長だった時代を
自伝小説にしたものが漫画化され、さらにそれを映画化した青春ヤンキーアクションだったのね
あんま映画の情報いれないから見終わって調べてこれらのことを知ったわけで
劇中主人公が"まさき"って呼ばれていましたが、そういうことだとは知らずに見てました

っていうのも「闇金ドッグス」を一応8まで鑑賞してきて
甘いマスクとある意味確かな演技力で山田裕貴と言う若手俳優さんを知り
彼がメインキャストのために一人に名を連ねていたと言う理由だけでレンタルしてきたDVDですので
最近多いヤンキーのバイオレンスアクションだとばかり思ってましたが
まさかの"This is true story"だったとは・・・

1989年の昭和から平成に変わった時代から物語が始まりますが
二人の少年と言うか小学生がTシャツ短パンで小渕さんの元号が”平成”にの詔勅を聞いてるシーンからなのですが
確か昭和天皇は正月に崩御されていて、1月7日だかに元号改訂されてるから
いくら福岡と言えども1月にTシャツ1枚はないやろ
この映画の撮影時期が夏頃だったわけね

そして次のシーンは正樹と厚成の中学卒業当日
流石に健太郎、山田裕貴の短ラン、長ランスタイルとは言えお二人の中坊も
この後の高一にもちょっと無理があるのも、ある意味女優さんにJK制服期させとけば同様の違和感ですが
男の方は流石に見てるうちにほとんど何も感じんようになっていった
ってことは、映画の世界観にこっちが飲みこまれていったってことかな

喧嘩に明け暮れての毎日ですが
そんな中で福岡一の暴走族を目指して突き進んでいく姿が
実に猥雑かつ青春の持ってるバイタリティを
群像劇と言う形である意味漫画チックなバイオレンスで描いていくのがこう言った映画の面白さなんですが
それが実話ベースっていうところにある意味恐ろしいものを感じずにはいられないけども
彼ら自身はそういう生き方でしか自己表現が当時はできなかった訳ですが

それは青春の一ページということで今ではちゃんとした社会人として生活してる訳だし
人を束ねることも総長として自然に学んでいく訳で・・・

それにしてもみんなどっから見ても高校生には見えないけども
健太郎、山田御両人のふとした時の表情にイケメンの甘さが仄見えて
やっぱこういう表情にお姉ちゃんたちが痺れるんだろうなぁ

喧嘩映画に2時間は長いだろうって思ってましたが
そんな長く感じずにすみました

2017年製作、日本映画、映画『デメキン』製作委員会作品、AMG配給
山口義高監督作品
出演:健太郎、山田裕貴、柳俊太郎、今田美桜、高橋里恩、田中偉登、福山翔大、三村和敬、藤木修、岩永ジョーイ、神永圭佑、成田瑛基、坂田聡
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