MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

アウトレイジ最終章

2018-05-01 19:50:15 | 邦画
ビートたけしさんの「アウトレイジ」シリーズ
文字通り3作目で"最終章"に
本当に終わってしまったんですね、好きだったなぁこのシリーズ

第一作ではこの日常の社会のどこででも行われてる"出世争いとか、権力闘争"の話を
金まみれ、人脈主義の"ヤクザ"という縮図の世界で戯画化して見せて
その馬鹿馬鹿しさを主題にしていたと・・・
しかし、そんなテーマを受け継ぎつつも「アウトレイジ ビョンド」ではもう
劇中人物の台詞まんまに"このバカタレ"映画にしてしまってちょいパワーが落ちたようですが

"最終章"ではもうヤクザの世界の馬鹿馬鹿しさを裏切りと権謀の権力闘争を絡めることで
なんと言ったらいいのか
己の生き様死に様と言うか、大友が死に場所を見つけていくという映画
銃撃にマシンガンと言うかアサルトライフルのフルオート連射でのヴァイオレンシーンが素晴らしい

今回と言うか、1と2では中野英雄
2と3では白竜と常に私自身が見続けているオールインエンターテインメントの常連主役クラスの俳優さんを重用されていましたが
今回はもう最初っから最後まで色んなシーンでオールインエンターテインメント作品で見慣れた主役クラスおよび準主役級の方々が随所に出演されていて
あらまぁこんなところに一言の台詞もないのに・・・
ってくらい出演されていましたね

”1”では椎名桔平をラストで殺し
”2”では小日向刑事の死で映画を終わらせ
”3”でタケシの死を描きシリーズを終わらせていますが
人間の営みなんて個人の欲で動きその目的達成の為には己以外はドーでもいいわけでして
そんな中で己の意思を貫いて生きた大友の生き方
決して人としては誉められる人生ではないのですが

彼の生きざま死に様に共感できる人物は決して少なくないんだろうな

しかし、たけし、塩見三省、西田敏行等はもう古希を過ぎてるし
三省氏は口許がもう総入れ歯の具合が悪そうな感じでしたし
西田さんはあんだけ肥えていたはずなのに、体を絞ったって言うような感じではないほど細くなっていて見てるこっちがこの人健康大丈夫かいって
さらにたけしさんもどっか一回り小さくなってるような・・・

でアクションや裏切りは次世代50代の大森南朋、ピエール瀧、光石研にバトンを渡してるような作風でしたけども
記憶違いかも知れませんが前2作は映画尺も2時間越えだったと・・・
今回は107分と言うある意味丁度いい二時間未満90分以上と言う尺は
たけし監督がこれ以上だと体力的にしんどかったなんて邪推したりもして・・・

”さらば全員悪人”
と言うような惹句ですが、松重豊演じる刑事は信念に生きる唯一の善人だったような
彼の辞表が唯一のこの映画の救いなんでしょうね
権力におもねず信念のためには職をも辞して・・・

大杉漣さんは映画出すぎ出すぎですので何が遺作になるのやら
まだまだこれからなのにねぇ

2017年製作、日本映画、『アウトレイジ 最終章』製作委員会作品
北野武脚本・編集・監督作品
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、津田寛治、金田時男、中村育二、岸部一徳、山口祥行、本宮泰風
コメント (2)
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35歳の童貞男

2018-05-01 01:29:46 | OV
一日1本エロチック作品を見ていく企画
今日作品はチャンネルNECOの深夜枠で4月20日の深夜枠OAされたエロチックOV
2015年の5月にAV業界を引退と言うか卒業された私好みのちっパイAV女優有村千佳さん主演ですか
一応体調不良を理由に業界を去られて、今は何をされておられるやら
AVを卒業されても大抵のかたはOVとかに顔を出されたりしてるようですが
有村さんは新作も無くて、こういったメディアで旧作を見るくらいですものねぇ
まぁCSの深夜枠でしっかりとこういった作品を録画して残していくのも今じゃ見られない
彼女のちっパイをいつでも見られるのはいいよね
レンタル店だと店頭からこういった作品が消えるサイクルも早いし・・・

人気女性ファッション誌『ange(アンジュ)』の花形編集者の伊勢崎ミズホは、
副編集長に昇進し、編集部は自分を中心に回っていると思っていたが
編集会議でのプレゼン中に編集長から尻をなで回されるセクハを受けて
会議の場で編集長突き飛ばしてしまい、

オカルト雑誌『月刊アブダクト』の編集部に左遷される
また、編集長のセクハラの現場にいたにも関わらず保身のために彼女を助けなかった恋人のカメラマンとも、それを機に別れることに

オカルト好きのカメラヲタク出雲ツルギは、アルバイトでオカルト雑誌『月刊アブダクト』の撮影の仕事を時々引き受けている、
人付き合いが苦手な上に、女性に対する理想は人一倍高いので、35歳で未だに童貞
こんな二人が仕事を通して心を通わせていくうちにいつしか惹かれあい
左遷人事の際にファッション界のドンでインタビュー嫌いのロベルト中山の独占インタビューが取れれば
ファッション業界に復帰させてもいいよと言う約束をしたものの

ってことでこのロベルト中山がイタリアで生活していて
オカルトファンということで、童貞男のオカルト仲間だったということもわかり
この蛍雪次郎扮するロベルト中山がツルギとミズホ二人をさして
なぜか”アモーレ”を連発するわけでして、そこから・・・

こういったOV特有の塗ればというかエロチックシーンがちょっと薄いなぁって
見てましたが、ピンク映画出身の女優さんでピンク映画の監督さんでもある
吉行由実さんが監督されていたのね
エロチックと言うことでの共通点はあるもののピンクの監督がエロチックOVの監督するのはいいことですが・・・

70分強の作品でエッチなシーンが4回とこれまた薄目で、多分にレイティングを気にされての演出だったようですね
男と女のロマンスをドラマの中心に置いたところが監督さんの意図であったのかな

有村嬢も一応の演技を見せてくれてたけども笑うシーンが難点でしたがあとは合格点

2014年製作、日本OV、「35歳の童貞男製作委員会」作品
吉行由実監督作品
出演:有村千佳、カトウシンスケ、宮崎恵治、螢雪次朗、樹かず、雑賀克郎、芹川有里、豊島裕也、沖正人
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