ビートたけしさんの「アウトレイジ」シリーズ
文字通り3作目で"最終章"に
本当に終わってしまったんですね、好きだったなぁこのシリーズ
第一作ではこの日常の社会のどこででも行われてる"出世争いとか、権力闘争"の話を
金まみれ、人脈主義の"ヤクザ"という縮図の世界で戯画化して見せて
その馬鹿馬鹿しさを主題にしていたと・・・
しかし、そんなテーマを受け継ぎつつも「アウトレイジ ビョンド」ではもう
劇中人物の台詞まんまに"このバカタレ"映画にしてしまってちょいパワーが落ちたようですが
"最終章"ではもうヤクザの世界の馬鹿馬鹿しさを裏切りと権謀の権力闘争を絡めることで
なんと言ったらいいのか
己の生き様死に様と言うか、大友が死に場所を見つけていくという映画
銃撃にマシンガンと言うかアサルトライフルのフルオート連射でのヴァイオレンシーンが素晴らしい
今回と言うか、1と2では中野英雄
2と3では白竜と常に私自身が見続けているオールインエンターテインメントの常連主役クラスの俳優さんを重用されていましたが
今回はもう最初っから最後まで色んなシーンでオールインエンターテインメント作品で見慣れた主役クラスおよび準主役級の方々が随所に出演されていて
あらまぁこんなところに一言の台詞もないのに・・・
ってくらい出演されていましたね
”1”では椎名桔平をラストで殺し
”2”では小日向刑事の死で映画を終わらせ
”3”でタケシの死を描きシリーズを終わらせていますが
人間の営みなんて個人の欲で動きその目的達成の為には己以外はドーでもいいわけでして
そんな中で己の意思を貫いて生きた大友の生き方
決して人としては誉められる人生ではないのですが
彼の生きざま死に様に共感できる人物は決して少なくないんだろうな
しかし、たけし、塩見三省、西田敏行等はもう古希を過ぎてるし
三省氏は口許がもう総入れ歯の具合が悪そうな感じでしたし
西田さんはあんだけ肥えていたはずなのに、体を絞ったって言うような感じではないほど細くなっていて見てるこっちがこの人健康大丈夫かいって
さらにたけしさんもどっか一回り小さくなってるような・・・
でアクションや裏切りは次世代50代の大森南朋、ピエール瀧、光石研にバトンを渡してるような作風でしたけども
記憶違いかも知れませんが前2作は映画尺も2時間越えだったと・・・
今回は107分と言うある意味丁度いい二時間未満90分以上と言う尺は
たけし監督がこれ以上だと体力的にしんどかったなんて邪推したりもして・・・
”さらば全員悪人”
と言うような惹句ですが、松重豊演じる刑事は信念に生きる唯一の善人だったような
彼の辞表が唯一のこの映画の救いなんでしょうね
権力におもねず信念のためには職をも辞して・・・
大杉漣さんは映画出すぎ出すぎですので何が遺作になるのやら
まだまだこれからなのにねぇ
2017年製作、日本映画、『アウトレイジ 最終章』製作委員会作品
北野武脚本・編集・監督作品
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、津田寛治、金田時男、中村育二、岸部一徳、山口祥行、本宮泰風
文字通り3作目で"最終章"に
本当に終わってしまったんですね、好きだったなぁこのシリーズ
第一作ではこの日常の社会のどこででも行われてる"出世争いとか、権力闘争"の話を
金まみれ、人脈主義の"ヤクザ"という縮図の世界で戯画化して見せて
その馬鹿馬鹿しさを主題にしていたと・・・
しかし、そんなテーマを受け継ぎつつも「アウトレイジ ビョンド」ではもう
劇中人物の台詞まんまに"このバカタレ"映画にしてしまってちょいパワーが落ちたようですが
"最終章"ではもうヤクザの世界の馬鹿馬鹿しさを裏切りと権謀の権力闘争を絡めることで
なんと言ったらいいのか
己の生き様死に様と言うか、大友が死に場所を見つけていくという映画
銃撃にマシンガンと言うかアサルトライフルのフルオート連射でのヴァイオレンシーンが素晴らしい
今回と言うか、1と2では中野英雄
2と3では白竜と常に私自身が見続けているオールインエンターテインメントの常連主役クラスの俳優さんを重用されていましたが
今回はもう最初っから最後まで色んなシーンでオールインエンターテインメント作品で見慣れた主役クラスおよび準主役級の方々が随所に出演されていて
あらまぁこんなところに一言の台詞もないのに・・・
ってくらい出演されていましたね
”1”では椎名桔平をラストで殺し
”2”では小日向刑事の死で映画を終わらせ
”3”でタケシの死を描きシリーズを終わらせていますが
人間の営みなんて個人の欲で動きその目的達成の為には己以外はドーでもいいわけでして
そんな中で己の意思を貫いて生きた大友の生き方
決して人としては誉められる人生ではないのですが
彼の生きざま死に様に共感できる人物は決して少なくないんだろうな
しかし、たけし、塩見三省、西田敏行等はもう古希を過ぎてるし
三省氏は口許がもう総入れ歯の具合が悪そうな感じでしたし
西田さんはあんだけ肥えていたはずなのに、体を絞ったって言うような感じではないほど細くなっていて見てるこっちがこの人健康大丈夫かいって
さらにたけしさんもどっか一回り小さくなってるような・・・
でアクションや裏切りは次世代50代の大森南朋、ピエール瀧、光石研にバトンを渡してるような作風でしたけども
記憶違いかも知れませんが前2作は映画尺も2時間越えだったと・・・
今回は107分と言うある意味丁度いい二時間未満90分以上と言う尺は
たけし監督がこれ以上だと体力的にしんどかったなんて邪推したりもして・・・
”さらば全員悪人”
と言うような惹句ですが、松重豊演じる刑事は信念に生きる唯一の善人だったような
彼の辞表が唯一のこの映画の救いなんでしょうね
権力におもねず信念のためには職をも辞して・・・
大杉漣さんは映画出すぎ出すぎですので何が遺作になるのやら
まだまだこれからなのにねぇ
2017年製作、日本映画、『アウトレイジ 最終章』製作委員会作品
北野武脚本・編集・監督作品
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、原田泰造、池内博之、津田寛治、金田時男、中村育二、岸部一徳、山口祥行、本宮泰風