日本の興行界では、そんなウリ方をしてますが
確かにおもしろいし、いわゆる歴史巨編の作りですから、ハリウッド全盛期の「ベンハー」並にセットを組んで
キャスト自体もエキストラ含めて、更にCGで兵士の人数が莫大に描かれて
お金も労力も相当かけているのが見受けられますし
ボリウッド映画特有のプロット無視で突然キャストが、歌い踊り枕ない映画もうすぐ作られて
見応え十分です
って事で、この新作も歴史活劇に女優さんをクローズアップしてる作品と思ってセットレンタルに組み込んできましたが、
13世紀末、シンガール王国の王女パドマークティは、西インドの小国、メーワール王国の王、ラタン・シンと恋に落ち、妃となる。
同じころ、北インドでは、叔父王を暗殺したアラーウッディーンが、イスラム教国のスルタンの座を手に入れていた。
獰猛で野心に満ちた彼は、その権勢を広げていく中で絶世の美女、パドマーワティの噂をききつけ、
メーワール国に兵を差し向けるが、堅牢な城壁と、誇り高いラタン・シンの抵抗により、
パドマーワティの姿を見ることも許されなかった
一計を案じたアラーウッディーンは、ラタン・シンを拉致してパドマーワティを自らの城におびき寄せるが、
彼女の勇気ある救出策によりラタン・シンは奪い返され、
遂に総力をメーワール王国に向かわせ、城を取り囲むアラーウッディーンの大軍勢と睨みあうメーワール王国の運命は・・・
なんと絶世の美女に惑わされた権力者が、たった1人の女を手に入れようと奔走し、数万の兵士を差し向けるという
たったそれだけの男の欲望のお話をなんと170分の尺の映画に
結局インドに伝わる寡婦殉死(サディー)によって、目的を果たせないというだけのお話
見終わって調べたらインドでは寡婦殉死に賛否があっったようですが
男が女に横恋慕して軍を動かし、国を滅ぼすっていうだけのお話でしたが
しかし、ちゃんとたったそれだけの映画を大金かけて超大作に仕上げるインド映画界も侮れない
2018年、インド映画(日本公開作品)
サンジャイ・リーラー・バンサーリー脚本・監督作品
出演:ディーピカー・パードゥコーン、シャーヒド・カプール、ランヴィール・シン