MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

虐待の証明

2020-01-03 23:21:08 | 韓国映画
昨年の<のむコレ>で上映された一本だったんですね
アルバトロスから1月8日にDVDリリースされるようですが、セルとレンタル同一日のようですが
年末年始という事で、年末にフライングゲットしてました

しかし、どう見ても重たい内容でしょ
児童虐待なんて今の日本でも、困ったことに親が実子を躾と称して虐待し放題
果ては子殺しに・・・
この映画を見ても韓国でも日本同様親が実子を虐待してるようで
梗概にも実在の虐待事件の映画化ってあり
こういった重たい、暗い映画を撮らせたら右に出るもののない韓国映画ですから
韓国特有のえぐみみを期待したんですが

製作、監督と主要スタッフが女性ということもあって
実に暗い重たい内容なんですが、意外っちゃいジェないんでしょうが
割と韓国映画の持ってる暗さ重たさを、内容が内容だけに排してあっさりと見てられる作品に
っても、それなりに緊張感は途切れない一級の娯楽映画に仕上げてるのは見事としか言いようがない
こういった作品を一般公開できない今の日本の興行形態には些か一言ありますが
企画興行で上映されるっていうのはいいことだと・・・

過去にっていうか、自分の生い立ちの虐待を受けてきた人生を一人の幼児に見てとったヒロインの姿を淡々と描いていく中で
韓国の格差の底辺で生きる人間とかに焦点を合わせて行く中で
韓国警察が権力に弱いって言うところまで描いてるのも見事だ
ってヒロインがレイプされても、レイプした側が権力者だと刑事事件にしないとか
大丈夫かなぁ韓国司法って・・・
っていう前に日本もあかんよね、ある意味司法は権力に重ねたり忖度したりはしませんが
保釈制度は、一回考え直さないと、小物は検察から逃げたり、大物は箱に入って国外逃亡したりと
性善説で、できてる司法を見直した方がいいよねぇ

って虐待されて育ってきたヒロインの人生、
自分の子供を虐待してしまう者、被害に遭っている子供を見て放っとけない虐待被害者
虐待をし続けてる肉親であったり義理であったりする親のたどり着く先って・・・
決して他人事ではないって訴えかけてくる作品
虐待って絶対に許されないことだけど、ただそんな人間たちを切り捨てるだけじゃ問題の根本解決にならなわけで
ヒロインは身をもって経験してきてるから最後までいってしまうものの
ヒロインにちゃんと寄り添う刑事がいたのも良かったのかな
韓国の刑事でもちゃんとした人もいるようですね


2018年製作、韓国映画(日本公開作品)
イ・ジウォン監督作品
出演:ハン・ジミン、キム・シア、イ・ヒジュン、クォン・ソヒョン、ペク・スジャン、チャン・ヨンナム、キム・ソニョン、イ・ジュヨンクァ、ク・シヨン
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妖艶くノ一伝〜蒼瞳編〜

2020-01-03 03:31:38 | OV
そうですね「真田くノ一忍法伝 かすみ」の記事にSIさんからコメントを頂いていて
この”蒼瞳篇“も見てほしいって言うコメントを頂き
実は米盤の3本パックでこの作品だけ見てなくて
年末にようやっとDVD box探し当てて、正月にようやく見ました

二宮沙樹さんは完全お初なAV女優さんです
この作品2007年制作という事で
なんと二宮沙樹さんも現在では三十路を超えられて、今年は完全にアラフォー世代入ってしまわれるような年齢に・・・

さてSIさんご指摘になってるのは衣装の関係のようですね

こんな衣装ですから
履いてないように見えるわけで

お話は、くノ一に吉利支丹バテレンを加えて
更に母娘の恩讐のスパイスを加えたちょうな・・・
なんとピンクの名匠加藤義一さんが監督を務めて
助監督に竹洞哲也さん、更にアクション監督には主演もしている岡田智宏さん
と、もう完全にピンク映画といっても過言ではない布陣

ですからいっちゃんこのシリーズで濡れ場が強かったような気がする
しかし、まぁ台詞と演技はご愛敬ということですかねぇ


切口の違う記事はコチラ

2007年製作、日本OV作品、GPミュージアム作品
加藤義一監督作品
出演:二宮沙樹、佐々木基子、華沢レモン、岡田智宏
コメント (2)
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