日活のニューアクション映画ってもいわゆる東映さんで散々作られてきた手垢のついたいわゆる着流しの任侠我慢劇のプロットを永原秀一が本を書き長谷部安春さんが現代やくざ組織の抗争劇に置き換えて映画にした「流血の抗争」を
長谷部安春さんが東映Vシネマで哀川翔さんで二本撮りでセルフリメイクしてたのが「組織暴力 流血の抗争1、2」という作品
多分にレンタル店での回転率も好調だったんでしょう
長谷部×哀川翔で、その続編と言ってもキャラクターもお話にもつながりはないこの作品を世に出してたんですね
私はコチラの方は知らなかったんですが、今回YouTubeで見つけて視聴させてもらいました。
まぁお話としては前作とは別個って言っても内容的には大同小異でして
全国組織の建信会が、一地方都市の再開発の利権を求めて
土地のやくざ組織の関東風間一家と抗争を繰り広げるお話と代わり映えはしないものの
今作では預かり盃といういわゆる戦国時代の武将間の争いにあるような人質を、まずは小競り合いを誘発させて
体のいい手打ちの条件として風間一家の三羽烏の1人を人質にしてのシマあらし抗争劇
なんと背広のやくざがハジキではなく長ドスと九寸五分でのクライマックスだったんですね
三羽烏には哀川翔・遠藤憲一そして預かり盃の身になる永島敏行
なんと風間組長にはお年を召されて少々丸くなられた青木義朗さん
これも一応はVHSからDVDとして再発もされてる作品だったんですね
まぁ哀川翔さんが主演とはいえ三羽烏に焦点が当てられててワンマンドラマではないものの
それなりの知恵者の役でしたが人質だった永島さんを殺されてついに堪忍袋の緒が切れて全国組織を風間組5人で壊滅させ
その罪を一身に背負うとこで終わっていますが
二部もあるようで・・・
1999年製作、日本Vシネマ、東映ビデオ作品
長谷部安春監督作品
出演:哀川翔、遠藤憲一、永島敏行、坂上香織、青木義朗、睦五郎、宍戸開、岸本裕二、渡辺裕之、誠直也、仁科貴、古井栄一、片岡五郎