MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

組織暴力 流血の仁義

2025-03-09 17:17:17 | Vシネマ
日活のニューアクション映画ってもいわゆる東映さんで散々作られてきた手垢のついたいわゆる着流しの任侠我慢劇のプロットを永原秀一が本を書き長谷部安春さんが現代やくざ組織の抗争劇に置き換えて映画にした「流血の抗争」を
長谷部安春さんが東映Vシネマで哀川翔さんで二本撮りでセルフリメイクしてたのが「組織暴力 流血の抗争1、2」という作品
多分にレンタル店での回転率も好調だったんでしょう
 
長谷部×哀川翔で、その続編と言ってもキャラクターもお話にもつながりはないこの作品を世に出してたんですね
私はコチラの方は知らなかったんですが、今回YouTubeで見つけて視聴させてもらいました。
まぁお話としては前作とは別個って言っても内容的には大同小異でして
 
全国組織の建信会が、一地方都市の再開発の利権を求めて
土地のやくざ組織の関東風間一家と抗争を繰り広げるお話と代わり映えはしないものの
今作では預かり盃といういわゆる戦国時代の武将間の争いにあるような人質を、まずは小競り合いを誘発させて
体のいい手打ちの条件として風間一家の三羽烏の1人を人質にしてのシマあらし抗争劇
 
なんと背広のやくざがハジキではなく長ドスと九寸五分でのクライマックスだったんですね
三羽烏には哀川翔・遠藤憲一そして預かり盃の身になる永島敏行
なんと風間組長にはお年を召されて少々丸くなられた青木義朗さん
 
これも一応はVHSからDVDとして再発もされてる作品だったんですね
まぁ哀川翔さんが主演とはいえ三羽烏に焦点が当てられててワンマンドラマではないものの
それなりの知恵者の役でしたが人質だった永島さんを殺されてついに堪忍袋の緒が切れて全国組織を風間組5人で壊滅させ
その罪を一身に背負うとこで終わっていますが
二部もあるようで・・・
 
1999年製作、日本Vシネマ、東映ビデオ作品
長谷部安春監督作品
出演:哀川翔、遠藤憲一、永島敏行、坂上香織、青木義朗、睦五郎、宍戸開、岸本裕二、渡辺裕之、誠直也、仁科貴、古井栄一、片岡五郎
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パラベラム 殺し屋の流儀

2025-03-09 05:05:05 | 洋画未公開
なんとまぁアクション映画だと思っていたんですよね
だって“「ジョン・ウィック」シリーズのイアン・マクシェーン主演 
老年の殺し屋、最後の仕事??傑作ノワール・アクション”
って言う宣伝だったしジャケットの絵面からしても銃撃アクションだと思うじゃないですか
 
しかし、依頼を受けてターゲットが来るリゾートアイランドに先乗りした殺し屋さん
土地のお姉ちゃんと懇ろっても、肉体関係持たずに意気投合してしまったり
座礁して何十年も放置されてる船見に行ったり、そんな姉ちゃんの家族と食事したり
さらに観光客の子供と仲良くなったりって言うなんでもない日常を点綴しているだけで107分の尺の100分くらいを消費してしまう作品
 
結果一応は殺し屋の仕事もしっかりと果たすには果たすんだけど
邦題の”パラベラム“が泣くほどに地味な映画なんでして
見る人によって好みが分かれる作品かな

主人公は元空挺隊員のプロの殺し屋さん、連絡係の若者にお姉ちゃんと仲良くしてるとこつけられてたり
イアン・マクシェーンのキャラを生かして作った作品だったようで
殺し屋も人の子だっていうことをほぼ会話劇で見せてくシノプシスでして
銃声は5、6発くらいしか響かない殺し屋さんの映画

人間歳をとるってきっとそういう事だと思うような描きかたしてて
若いお姉ちゃんに好意を寄せたり、子供の遊び相手になったりして時間を潰していける
いや老境になったからこそ、そう言う心境で毎日の時間が潰せるのかもしれませんが・・・
 
そして、まさかのターゲットが・・・だった

主人公の 心中が・・・
やはり撃てなかったのね、その代わりに若い連絡係が・・・
若さ故に非情になれたのじゃないかな
 
アクション映画だと思って見てたんで途中からなんだこれって思わされたものの最後まで見てゆくとなんともいえぬ味わいのある作品だったって気付かされてしまうのね
でもやっぱり好みで分かれる作品であるには違いない
 
2024年製作、アメリカ映画
ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ監督作品
出演:イアン・マクシェーン、トーマス・クレッチマン、ノラ・アルネゼデール、アダム・ナゲイティス、ファニー・アルダン、アンドレス・ヘルトルディクス
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