今月のアサイラム作品
一応アサイラム25周年記念ロゴの映画
文字通りアメリカが地震と津波によって太平洋大西洋の両側から大津波に襲われてさらに北極プレートの歪みから全土で大地震が起きるという
原題もまんま「AMERICA IS SINKING」ですし、劇中ではメキシコやカナダも同様にってことで・・・アラスカはアメリカの飛地やし
ってことで北極で地質っていうか氷河探索に来ていた地質調査のビーバート博士が氷河が崩壊してることを発見して、太陽光線が氷河深くにそのエネルギーを貯めたことで氷河深下のプレートに地殻変動が起き大地震が発生し、氷河は割れて流れ出し地震の影響で巨大津波が西から東からアメリカを容赦なく襲ってくるっていうだけのお話ですが
まぁアサイラムさんですから軍幹部と地質学者たちとの対策の会話劇に大津波のCG映像を挟むだけ
っていうかディザスターパニック作品なのに逃げ惑うアメリカ国民は先の地質学者ビーバート博士の奥さんと娘さんだけというLAから逃げ出しコロラドだったかデンバーだったかまで逃げようっていうことですがこちらも逃げる途中で色々あるざんすが
たった2人での小芝居だけで貫き通すアサイラムクオリティは流石
当事者のビーバート博士はマイケル・パレ演じるグレン将軍と対策を練るものの妙手が思いつかず
軍事大国の最大の武器であるモグラ
そうなんです敵国に打ち込んで弾頭である爆弾ジェルによって穴を開けて地中深く掘っていくってって言う武器
衛星で座標を設定して使う開発済の武器ですが
これを使ってアメリカ大陸の16か処に穴を開けてそこに津波で押し寄せた海水を流し込み地表から海水をなくしさらに地殻までも冷やして地震を防ごうっていう一石二鳥の作戦
まぁ荒唐無稽ないつものアサイラムクオリティの作品ですが一進一退を繰り返してなんとか作戦を成功させ
最後はビーバート博士が家族と再会してめでたしめでたしのアサイラムお得意の家族愛バンザイって言う終わり方で締めくくってくれるが
今作では娘大事っていう母心でしょうか娘は避難する他の人々のことを心配するが
母親は自分たちがまず救われるというか逃げることに専念して他人様はどーでもいいよって言う感じの悪さを見せてくれるとこが一応リアルっぽかったかな
っても思わせる作品でした。
2023年製作、アメリカ映画
マリオ・N・ボナシン監督作品
出演:マイケル・パレ、ジョニー・パカール、リンジー・マリー・ウィルソン、ポール・ローガン、ミンディ・モンタボン
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