日本映画を積極的にみていこうという企画で視聴した作品という事で
これは藤竜也さんが主演だし是非にもみたいなぁって思っていたら
なんと私が使わせてもらってるGEOさんには導入されておらず、仕方なしにセル版を手に入れておいたんですが
今日はもう早いものでなんと9月1日ノロノロ台風が日本列島でウロウロしてついに雨中の中で8月も終わりを迎えたものの
レンタルとしての9月の初日は4日になるのでこのようにレンタル作品が枯渇してくるとセル版が出てくるしか仕方無く
マァこんな時のために購入しておいたのかって言うような感じもしないでもありますが
いややっぱ買ってでも見る価値のある作品でしたねぇ
日本映画ってやっぱこう言った細やかな人情の機微を描かせると俄然ガラパゴス化が実は生かされてて日本映画も成長してきているんだなぁって思わされる
この映画のタイトル実は「たかのとうふてんのはる」って読むようで
劇中でも”アラこうやどうふてん“っていうセリフのやりとりもありましたし
ヒロインの一人高野とうふ店の一人娘の名前も春
ひょっとしたらこの娘の名前の春にもかかっていたのかもっていうように見るのはうがちすぎか
尾道の下町の商店街に有る個人経営の豆腐屋さん父娘を中心にして
今では失われ壊れゆくようなコミュニティを描いた作品
ことわりとして齢80前後の主人公っていうことと舞台を尾道に設定していたのは
なんとこの令和の時代の映画でも舞台を尾道にしたことは映画の主人公があの戦争と広島の原爆を映画の根底に入れたかったからだったんですね
そこは監督のこだわりでもあったようですね
そんな頑固親父が娘の再婚に奔走するお話を基本コンセプトにして
それを取り巻く人々との人情喜劇
マァこの父娘の2組のちょっとした恋愛模様を二時間弱に収めているんですね
いやまぁ見てると不思議と泣けるお話に仕立てているんですがそれが実に自然であざとくない
これが実にいい
こう言った作品は日本だけに通用するような作品なんだけど日本映画界は世界に通用するようなエンタメは作るつもりがないから
これはこれでいいのだろう
残念ながら私は泣けませんでしたが、久しぶりにいい映画を見たなぁっていう気分にはさせられた
2023年製作、日本映画、「高野豆腐店の春」製作委員会作品、東京テアトル配給作品
三原光尋企画・脚本・監督作品
出演:藤竜也、麻生久美子、桂やまと、小林且弥、黒河内りく、宮坂ひろし、赤間麻里子、山田雅人、竹内都子、菅原大吉、徳井優、中村久美
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