クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

卒業実技試験 その3

2017-12-28 | 上の娘ごと

第一線を退かれて以来、学生の指導に力を注いで

いらっしゃるY先生ですが、卒試ということもあ

り、とりわけ熱心にレッスンをしていただいたよ

うでした。

巨匠ジョルジュ・パオクのフィンガリングで、ど

うにも音程が取りにくい箇所があり、一度レッス

ンの時にその箇所だけ一般的なフィンガリングで

こっそり弾いてみたことがあったのですが、Y先

生はさすがに騙されませんでした。

そこ、指違うよ! とすぐに止められ、やり直さ

せられました。

そこで娘は、その箇所は特にどうしても音程が不

安定になってしまうのでフィンガリングを変えた

い、と勇気を持って申し出たのですが、すぐに却

下されました。

もちろんその頃には、全てきちんと意味があって

そうしたボーイングやフィンガリングになってい

るということはよく理解していたのですが、危な

い橋を渡って外すよりは確実に音程を取りたい、

と切に思っていたのでした。

しかし、Y先生はたった1箇所のそれをも許され

なかったので、何度も何度も練習して確実なもの

にしていくしかありませんでした。

結果的に、確率が上がったのであれば、それは良

い形で自分に帰って来たということです。



クリスマスケーキは、娘たちの共同制作。

今年はスポンジを4段にし、シロップをたっぷり

めに吸わせ、口溶けを良くしたところが工夫した

点だそうです。










なるほど確かにあっという間に口の中で溶けまし

た。



ランキングに参加しています。
クリックしてくださると嬉しいです!