REPORT

SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

[Report&MOVIE]ツアー・オブ・ジャパン5th 富士山ステージ

2015年05月22日 | レースリポート

第18回ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージ

第5ステージ 【 富士山 】 5/22(金) 10:00
小山町生涯学習センター→須走商店街→ふじあざみライン入口→富士山須走口5合目
11.4km(ヒルクライム)

出場選手:入部正太朗、木村圭佑、秋丸湧哉、横山航太、小山貴大

第18回ツアー・オブ・ジャパン、5月22日の第5ステージは富士山ステージ。コースとなるふじあざみラインは距離は11.4kmと短いものの、平均勾配10%、最大勾配22%と休むところのほとんどない激坂のヒルクライム。ツアー・オブ・ジャパンを代表するステージのひとつで、総合優勝争いでも大きな動きが生まれるレースとなる。

シマノレーシングは、各選手集中して自分のペースで走るように指示を出して臨んだ。また自転車のギア比は、フロントはノーマルの53x39のままだが、リアはローギア32Tを装着するヒルクライムスペシャル仕様となった。

レースは小山町生涯学習センターから13.2kmのパレードランを経て、午前10時にスタート。その直後からハイペースでレースは動き、序盤に15人の先頭集団が形成される。

その中から、ラスト5kmでアミール・ザルガリ、ホセイン・アスカリ、ラヒーム・エマミ(以上、ピシュガマンジャイアント)、ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズペトロケミカル)のイラン勢4人が抜け出す。

5800人の観客が沿道やフィニッシュ地点で待ち受ける中、ラスト3kmで先頭はエマミ、ポルセイェディゴラコールの2人に絞られる。同じイランの山岳地帯出身で、友人でもありライバルでもあるという両雄の争いは、最後にエマミがアタックし、38分27秒の大会新記録でステージ優勝を獲得した。

2位は、22秒差で昨年総合優勝のポルセイェディゴラコール。この結果、総合首位のグリーンジャージも獲得し、2連覇に向けて前進した。

シマノレーシングは上りを得意とする秋丸湧哉が連戦の疲れを抱えながらも、47分01秒の49位とチーム内最上位でゴール。このコース初挑戦だった新人の小山貴大は、51分26秒の72位でフィニッシュした。

明日23日の伊豆ステージは、修善寺の日本サイクルスポーツセンターが舞台。激しいレースが予想されるが、シマノレーシングにとっても存在感を示すチャンスとなる。

■コメント
小山貴大
「はじめからペースが速かったが、自分のペースで上って、だんだんと前から落ちていく選手を抜いていきながら、うまく走っていけて、今日の力は出せたかなと思います」

※小山選手、秋丸選手、野寺監督のコメントは動画をチェック

■南信州ステージ・リザルト
1 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアント チーム)0:38'27"
2 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカル チーム)+22秒
3 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+37秒
4 ラミン・メフラバニアザル(ピシュガマン ジャイアント チーム)+1分08秒
5 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+1分10秒
6 ベンジャミン・ディボール(アヴァンティ レーシングチーム)+1分43秒
7 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+1分45秒
8 ガーデル・ミズバニ・イラナグ(タブリーズ ペトロケミカル チーム)+1分48秒
9 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1分53秒
10 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分59秒

49 秋丸湧哉(シマノレーシング)+8分34秒
53 横山航太(シマノレーシング)+9分50秒
72 小山貴大(シマノレーシング)+12分59秒
88 木村圭佑(シマノレーシング)+15分48秒
92 入部正太朗(シマノレーシング)+18分14秒

■総合成績(第5ステージ終了)
1 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカル チーム)10:33'32"
2 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+19秒
3 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+50秒
4 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+50秒
5 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+1分06秒
6 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1分26秒
7 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分41秒
8 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1分53秒
9 ガーデル・ミズバニ・イラナグ(タブリーズ ペトロケミカル チーム)+2分15秒
10 イリア・コシェヴォイ(ランプレ・メリダ)+2分17秒

54 秋丸湧哉(シマノレーシング)+19分17秒
57 入部正太朗(シマノレーシング)+21分13秒
91 小山貴大(シマノレーシング)+48分51秒
92 木村圭佑(シマノレーシング)+53分01秒
93 横山航太(シマノレーシング)+53分03秒

 


 


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[Report&MOVIE]ツアー・オブ・ジャパン4th 南信州ステージ

2015年05月21日 | レースリポート

第18回ツアー・オブ・ジャパン南信州ステージ

第4ステージ 【 南信州 】 5/21(木) 9:15
飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動場前
12.2km x 10周 + 1.6km =123.6km

出場選手:入部正太朗、木村圭佑、秋丸湧哉、横山航太、小山貴大

第18回ツアー・オブ・ジャパン、5月21日の第3ステージは南信州ステージ。自転車の街として知られる長野県飯田市とその周辺の丘陵地帯が舞台となる。12.2kmの周回コースは10%を越える激坂や、コーナーが連続する下り、TOJコーナーと名付けられたヘアピンカーブなどが続く厳しいコース。ここを10周回し、最後は天竜川を越えて1km超のストレートでフィニッシュする。

シマノレーシングの横山航太にとっては、地元・長野県でのレース。チームは逃げに選手を送り込むことも視野に入れ、最後まで集団内で粘って勝負することを目指した。

この日も晴天に恵まれたが、気温は下がり風が強いコンディション。飯田駅前での盛大なスタートセレモニーに続いて、レースの火ぶたが切られた。

スタート直後、内間康平(ブリヂストンアンカーアンカー)のアタックに8人の選手が合流し、9人の先頭集団が形成される。メイン集団は、リーダーチームのスカイダイヴドバイがコントロールする。

しかし、この逃げは4周目に捕まり、新たにヴァレリオ・コンティ(ランプレ・メリダ)、ディラン・ガードルストーン(ドラパック)の2人が飛び出すと、集団はこれを容認。最大3分40秒あまりのタイム差を開く。

シマノレーシングは序盤のアタック合戦に参加するが、逃げに選手を送り込むことはできず、メイン集団内でレースを進める。一方、新人の小山貴大は後方の集団に取り残された。

沿道には3万7000人の観客が詰めかける中、日が昇るにつれて、気温はどんどん上昇。後半7周目に入るとイランのチーム、ピシュガマンジャイアントがペースアップし、先頭2人とのタイム差を縮めていく。

8周目にはメイン集団から5名が追走のアタックをしかけ、シマノレーシングの入部正太朗も加わる。しかし、このアタックは吸収され、メイン集団は40人あまりまで人数が絞られる。

その後もアタック合戦が繰り返され、最後は23人の先頭集団がまとまってゴールストレートへ。スプリント争いは僅差でベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)が制した。また、ステージ2位に入ったアダム・フェラン(ドラパック)が総合首位に立ち、グリーンジャージを獲得した。

最終10周目まで集団に残ったていた入部正太朗は最後の上り区間でついに遅れ、2分31秒差の45位でゴール。他の4選手も完走を果たし、明日の富士山ステージにつなげた。

横山航太
「序盤からイラン勢が攻めてて、3周目か4周目に1回ちぎれた。その後の下りで追いついたけど、次のペースアップで遅れてしまった。まだやっぱり力が足りていないので、練習して力をつけていきたい。(地元の応援について)いろんなところで、名前呼んでいただいて力になりました」

▲スタートを待つ

▲スタートラインにつく選手たち

 

▲TOJコーナーを抜ける集団

▲レースの大半をリードした2選手

▲1周目から遅れ、苦しみながらもゴールした小山

▲入部は逃げを試みるも最後は力尽き先頭集団に残ることができなかった

▲横山は中盤に先頭集団から脱落

▲ゴールを目指す木村

▲後半まで粘ったが力尽きた秋丸

▲優勝はマトリックスのベンジャミン

※横山選手、入部選手、秋丸選手、野寺監督のコメントは動画でチェック

■南信州ステージ・リザルト
1 ベンジャミン・プラデス(マトリックス パワータグ)3:08'31"
2 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)
3 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)
4 ヴァレリオ・コンティ(ランプレ・メリダ)
5 ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)
6 エドガル・ピント(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)
7 トーマス・デイヴィソン(アヴァンティ レーシングチーム)
8 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)
9 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
10 ホセ ヴィセンテ・トリビオ(マトリックス パワータグ)

45 入部正太朗(シマノレーシング)+2分31秒
56 秋丸湧哉(シマノレーシング)+9分51秒
74 横山航太(シマノレーシング)+15分16秒
87 小山貴大(シマノレーシング)+20分15秒
88 木村圭佑(シマノレーシング)+20分15秒

■総合成績(第4ステージ終了)
アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)
フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)
ルカ・ピベルニク(ルカ・ピベルニク)
トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)
ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)
ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)
ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカル チーム)
アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)
イリヤ・ゴロドニチェフ(RTSサンティック レーシングチーム)
ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)

43 入部正太朗(シマノレーシング)+3分40秒
60 秋丸湧哉(シマノレーシング)+11分24秒
91 小山貴大(シマノレーシング)+36分33秒
92 木村圭佑(シマノレーシング)+37分54秒
93 横山航太(シマノレーシング)+43分59秒

ツアー・オブ・ジャパン・南信州ステージを終えたチームメンバーインタビューです。




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[Report&MOVIE]ツアー・オブ・ジャパン3rd 美濃ステージ

2015年05月20日 | レースリポート

第18回ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ

第3ステージ 【 美濃 】 5/20(水) 9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
11.6km + 21.3km x 6周 = 139.4km

出場選手:入部正太朗、木村圭佑、秋丸湧哉、横山航太、小山貴大

第18回ツアー・オブ・ジャパン、5月20日の第3ステージは岐阜県美濃市での美濃ステージ。スタート地点は江戸時代から残る「うだつの上がる街並み」で、朝から青空が広がる中、多くの観客が訪れた。

21.3kmの周回コースは山岳賞の上りが1カ所あるが、それ以外はほぼ平坦なコース。ゴールスプリントでの決着が予想される。シマノレーシングは、終盤の争いで上位に食い込むことを目指す。

スタート直後から、ティモシー・ロエ(ドラパック)とアイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)がアタック。しかりフェルナンデスは集団に戻り、先頭はロエが単独で逃げ続ける。

日差しが強く、気温もグングン上昇する中、メイン集団はリーダージャージを抱えるスカイダイヴドバイが落ち着いたペースでコントロール。ロエとの差は、2分40秒前後まで広がる。シマノレーシングも集団内で終盤の争いに備える。

ラスト1周に入る手前でロエは捕まり、その後は集団がペースアップ。アタック合戦にはシマノレーシングから入部正太朗も積極的に参加するが、スプリンターチームに吸収される。

最後の上りでシマノレーシングは秋丸湧哉を集団前方へと運ぶが、その飛び出しも成功せず。最後はゴールスプリントで決着し、イタリアの新人ニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)がプロ初勝利を挙げた。2位はボリス・シュピレフスキー(RTSサンティック レーシングチーム)、3位はアンドレア・パリーニ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)。

総合首位のグリーンジャージは、ラファー・シティウィ(スカイダイヴドバイ)が守っている。

シマノレーシングは入部正太朗が集団と同タイムの45位が最高だったが、チームとして組織的に動くことができ、明日の南信州ステージに向けて手ごたえをつかんだ。

■コメント
秋丸湧哉
「上り入口で(チームメイトが)僕を先頭に入れてくれたんですけど、リーダージャージ自らアタックしてハードな上り展開になった。僕は15番手ぐらいで頂上クリアしたけど、トンネルでちょっと詰まってしまった。あそこで踏み切っていれば、そのまま15人で行けたかもしれない。でも、そこに入れたのはチームのおかげで、向上しているのを感じる」

※秋丸選手のコメントの続き、入部選手、木村選手、横山選手、野寺監督のコメントは動画をチェック

 

美濃ステージ・リザルト
1 ニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)3時間32分18秒
2 ボリス・シュピレフスキー(RTSサンティック レーシングチーム)st
3 アンドレア・パリーニ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)st
4 ブレントン・ジョーンズ(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)st
5 ニッコロ・ボニファジオ(ランプレ・メリダ)st
6 土井雪広(チーム右京)st
7 寺崎武郎(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)st
8 黒枝咲哉(日本ナショナルチーム)st
9 ヴァレリオ・コンティ(ランプレ・メリダ)st
10 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティ レーシングチーム)st

45 入部 正太朗(シマノレーシングチーム)st
68 秋丸 湧哉(シマノレーシングチーム)st
69 横山 航太(シマノレーシングチーム)st
88 小山 貴大(シマノレーシングチーム)+3分18秒
96 木村圭佑(シマノレーシングチーム)+4分50秒

■総合成績(第3ステージ終了)
1 ラファー・シティウィ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)6時間45分36秒
2 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+19秒
3 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)+23秒
4 ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)+26秒
5 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+32秒
6 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)+33秒
7 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+35秒
8 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカル チーム)+36秒
9 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+38秒
10 イリヤ・ゴロドニチェフ(RTSサンティック レーシングチーム)+38秒

52 入部 正太朗(シマノレーシングチーム)+1分26秒
60 秋丸湧哉(シマノレーシングチーム)+1分50秒
92 小山貴大(シマノレーシングチーム)+16分35秒
95 木村圭佑(シマノレーシングチーム)+17分56秒
96 横山航太(シマノレーシングチーム)+29分00秒

ツアー・オブ・ジャパン・美濃ステージを終えたチームメンバーインタビューです。

 


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[Report&MOVIE]ツアー・オブ・ジャパン2nd いなべステージ

2015年05月19日 | レースリポート

第18回ツアー・オブ・ジャパン いなべステージ

第2ステージ 【 いなべ 】 5/19(火) 9:00
阿下喜駅前→下川尻交差点→農業公園(梅林公園)周回コース
9.1km + 15.2km x 8周 = 130.7km

出場選手:入部正太朗、木村圭佑、秋丸湧哉、横山航太、小山貴大

第18回ツアー・オブ・ジャパン、移動日を挟んだ5月19日の第2ステージは三重県いなべ市で今年初開催された、いなべステージ。スタート前から雨が降り出す中、阿下喜駅前からのパレードランには三重県の鈴木英敬知事、いなべ市の日沖靖市長もロードバイクで参加し、ツアー・オブ・ジャパンを歓迎。観客も1万8000人が詰めかけ、レースを盛り上げた。

レースの舞台となるいなべ周回コース(1周15.2km)は、終始上り下りを繰り返す難コースで、最大勾配17%の激坂あり、テクニカルな下りあり、ハイスピードなワインディングがありと厳しい展開が予想される。ここを8周回して、最後は上り勾配でゴールとなる。シマノレーシングは前日の移動日に試走を行い、この日の戦いに臨んだ。また地元・滋賀県が近い木村圭佑には、両親などが応援に駆け付けた。

レースは周回までの移動区間からハイペースでアタック合戦が繰り広げられ、1周目の上り区間では集団後方で分裂も発生。シマノレーシングも、数選手が後方に取り残される。

雨が上がる中、残り6周で9人がアタックし、シマノレーシングはキャプテンの入部正太朗が入り込む。しかし、この逃げも翌周に捕まり、今度はソーフィアン・ハディ(スカイダイヴドバイ)が単独でアタックする。

シマノレーシングは、メイン集団内に入部正太朗、秋丸湧哉がつける。木村圭佑と小山貴大は後方の8人ほどの集団、横山航太はさらに後方で単独で追いかけるかたちとなった。

メイン集団ではブリヂストンアンカーがペースアップし、残り2周でハディを吸収。その後、海外勢の有力選手による14人が新たにアタック。メイン集団に対し、最大約1分20秒のタイム差をつける。

シマノレーシングは、メイン集団のペースアップに協力。しかし、逃げ集団から最後にアタックしたチュニジア王者のラファー・シティウィ(スカイダイヴドバイ)が15秒差をつけて単独で逃げ切り、ステージ優勝を飾った。シティウィはリーダージャージも獲得。2位はフランシスコ・マンセボ(スカイダイヴドバイ)、3位はルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)と上位は海外勢が占めた。

シマノレーシングは入部正太朗がメイン集団後方の55位でゴールしたのが最高位だったが、厳しい戦いの中で5人全員が完走を果たした。

 

■コメント
入部正太朗
「途中、前で逃げに乗れて、いいメンバーの9人で50秒ぐらい開いて、このまま後ろから何人か来て前待ちで行けるかと思ったけど、吸収されてしまった。集団で次の動きに備えるかたちだったけど、ラスト2周のアンカーのペースアップからの14人の逃げに乗れなかった」

▲スタートを待つ木村&小山

▲秋丸

▲スタートを待つ

▲健闘したが先頭集団に入ることを逃し秋丸&入部

▲ゴール目指す木村&小山

▲大きく遅れたが粘りの走りで次につなげた横山

※他の選手、監督のコメントは動画でチェック

■リザルト
いなべステージ
1 ラファー・シティウィ(スカイダイヴドバイ)3時間10分06秒
2 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴドバイ)+15秒
3 ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)st
4 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカー)st
5 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズペトロケミカル)st
6 イリヤ・ゴロドニチェフ(RTSサンティック)st
7 アミール・ザルガリ(ピシュガマンジャイアント)st
8 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)st
9 ディディエール・シャペロ(NIPPOヴィーニファンティーニ)st
10 アダム・フェラン(ドラパック)st

55 入部正太朗(シマノレーシング)+1分10秒
62 秋丸湧哉(シマノレーシング)+1分26秒
89 小山貴大(シマノレーシング)+12分48秒
93 木村圭佑(シマノレーシング)+12分48秒
96 横山航太(シマノレーシング)+28分34秒

総合成績(第2ステージ終了)
1 ラファー・シティウィ(スカイダイヴドバイ)3時間13分20秒
2 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴドバイ)+20秒
3 アダム・フェラン(ドラパック)+21秒
4 ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)+24秒
5 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカー)+30秒
6 ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)+31秒
7 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカー)+33秒
8 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズペトロケミカル)+34秒
9 アミール・ザルガリ(ピシュガマンジャイアント)+36秒
10 イリヤ・ゴロドニチェフ(RTSサンティック)+36秒

54 入部正太朗(シマノレーシング)+1分24秒
63 秋丸湧哉(シマノレーシング)+1分48秒
90 木村圭佑(シマノレーシング)+13分04秒
95 小山貴大(シマノレーシング)+13分15秒
96 横山航太(シマノレーシング)+28分58秒


 

ツアー・オブ・ジャパン・いなべステージを終えたチームメンバーインタビューです。


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[Report&MOVIE]ツアー・オブ・ジャパン1st 堺ステージ

2015年05月17日 | レースリポート

第18回ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ

『第18回ツアー・オブ・ジャパン』

出場選手:入部正太朗、木村圭佑、秋丸湧哉、横山航太、小山貴大

第1ステージ 【 堺 】 5/17(日) 13:40
大仙公園周回コース
2.65km(個人タイムトライアル)

『第18回ツアー・オブ・ジャパン』が、5月17日に開幕。堺国際クリテリウムに続いて、午後には堺ステージが開催され、大仙公園周回コースを1周する2.65kmの個人タイムトライアルが行われた。

ヨーロッパ、アジア、オセアニアなど世界各国から強豪チームが参戦する国内最大のステージレース『ツアー・オブ・ジャパン』。若手中心のシマノレーシングはそれを迎え撃つ日本勢の一角として、7万1000人の観客が見守る中、まず地元堺での短距離の個人タイムトライアルに挑んだ。

全100選手が30秒ごとにスタートして2.65kmのタイムを競い、初日の総合順位が決定するこのステージ。1巡目は、アンドレア・パリーニ(スカイダイヴドバイ)が3分21秒13で暫定トップに立つ。しばらくこのタイムが守られるが、後半に入り、アダム・フェラン(ドラパック)、トーマス・デイヴィソン(アヴァンティ)、ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティ)など海外勢が次々にタイムを更新していく。

しかし、ラスト3人目に出走したブレントン・ジョーンズ(ドラパック)が3分19秒17のトップタイムを叩き出し、初日のリーダージャージを獲得した。

シマノレーシングは、キャプテンの入部正太朗が3分28秒22でゴール。9秒05差の30位とチーム内最上位につけた。

ツアー・オブ・ジャパンは明日18日の移動日を挟み、19日は三重県で初開催のいなべステージが行われる。その後、24日の東京ステージまで連日激しい戦いが繰り広げられる。シマノレーシングは強豪チームをマークしながら、ステージ優勝のチャンスを狙っていく。

■コメント
入部正太朗
「去年は29秒だったので、27秒ぐらい出ないかなと思っていたけど、一歩及ばなかったです」

木村圭佑
「TTは自分の実力は出し切れたかなと思います。去年よりはタイムは上がっていると思うので、落ちてなくてよかったです」

秋丸湧哉
「TTでの感触は、クリテの疲労を持ち込んであまりよくなかった。体の使い方はうまくいっていると思うので、明日の休息日をうまく過ごして今後のステージに繋げていきたい」

横山航太
「すごい観客の多い中のレースだってので、走ってて気持ちよかったです。明後日から東京までずっと続くので、体調を崩さず、レースをこなしていけばどこかでいい結果が出ると思います」

小山貴大
「こんな観客が多いレースは初めて。スタート前は体がちょっと緊張しているのがわかって、こんなすごい大会に高校卒業してアンダー(23)1年目で出られて、すばらしい環境でできていると思います」

※コメントの続きは動画で

堺ステージ・リザルト
1 ブレントン・ジョーンズ(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)3'19".17
2 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティ レーシングチーム)3'19".78 +0".61
3 トーマス・デイヴィソン(アヴァンティ レーシングチーム)3'20".32 +1".15
4 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)3'20".76 +1".59
5 アンドレア・パリーニ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)3'21".13  +1".96
6 ピーター・コニング(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)3'21".39 +2".22
7 テイラー・ガンマン(アヴァンティ レーシングチーム)3'22".04 +2".87
8 中根英登(愛三工業レーシングチーム)3'22".73 +3".56
9 ジェイソン・クリスティー(アヴァンティ レーシングチーム)3'22".94 +3".77
10 ティノ・ソメル(RTSサンティック レーシングチーム)3'23".76 +4".59

30 入部正太朗(シマノレーシング)3'28".22 +9".0
48 木村圭佑(シマノレーシング)3'30".73 +11".56
75 秋丸湧哉(シマノレーシング)3'36".60 +17".43
82 横山航太(シマノレーシング)3'38".14 +18".97
95 小山貴大(シマノレーシング)3'41".65 +22".48

総合成績
堺ステージ・リザルト
1 ブレントン・ジョーンズ(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)3'19
2 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティ レーシングチーム)+0秒
3 トーマス・デイヴィソン(アヴァンティ レーシングチーム)+1秒
4 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)+1秒
5 アンドレア・パリーニ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+2秒
6 ピーター・コニング(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)+2秒
7 テイラー・ガンマン(アヴァンティ レーシングチーム)+3秒
8 中根英登(愛三工業レーシングチーム)+3秒
9 ジェイソン・クリスティー(アヴァンティ レーシングチーム)+3秒
10 ティノ・ソメル(RTSサンティック レーシングチーム)+4秒

30 入部正太朗(シマノレーシング)3'28".22 +9秒
48 木村圭佑(シマノレーシング)3'30".73 +11秒
75 秋丸湧哉(シマノレーシング)3'36".60 +17秒
82 横山航太(シマノレーシング)3'38".14 +18秒
95 小山貴大(シマノレーシング)3'41".65 +22秒

 

ツアー・オブジャパン・堺ステージを終えたチームメンバーインタビューです。


▲新人小山選手、入部キャプテンのインタビュー

▲横山選手、木村選手、秋丸選手、野寺監督のインタビュー

 


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