第18回ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージ
第5ステージ 【 富士山 】 5/22(金) 10:00
小山町生涯学習センター→須走商店街→ふじあざみライン入口→富士山須走口5合目
11.4km(ヒルクライム)
出場選手:入部正太朗、木村圭佑、秋丸湧哉、横山航太、小山貴大
第18回ツアー・オブ・ジャパン、5月22日の第5ステージは富士山ステージ。コースとなるふじあざみラインは距離は11.4kmと短いものの、平均勾配10%、最大勾配22%と休むところのほとんどない激坂のヒルクライム。ツアー・オブ・ジャパンを代表するステージのひとつで、総合優勝争いでも大きな動きが生まれるレースとなる。
シマノレーシングは、各選手集中して自分のペースで走るように指示を出して臨んだ。また自転車のギア比は、フロントはノーマルの53x39のままだが、リアはローギア32Tを装着するヒルクライムスペシャル仕様となった。
レースは小山町生涯学習センターから13.2kmのパレードランを経て、午前10時にスタート。その直後からハイペースでレースは動き、序盤に15人の先頭集団が形成される。
その中から、ラスト5kmでアミール・ザルガリ、ホセイン・アスカリ、ラヒーム・エマミ(以上、ピシュガマンジャイアント)、ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズペトロケミカル)のイラン勢4人が抜け出す。
5800人の観客が沿道やフィニッシュ地点で待ち受ける中、ラスト3kmで先頭はエマミ、ポルセイェディゴラコールの2人に絞られる。同じイランの山岳地帯出身で、友人でもありライバルでもあるという両雄の争いは、最後にエマミがアタックし、38分27秒の大会新記録でステージ優勝を獲得した。
2位は、22秒差で昨年総合優勝のポルセイェディゴラコール。この結果、総合首位のグリーンジャージも獲得し、2連覇に向けて前進した。
シマノレーシングは上りを得意とする秋丸湧哉が連戦の疲れを抱えながらも、47分01秒の49位とチーム内最上位でゴール。このコース初挑戦だった新人の小山貴大は、51分26秒の72位でフィニッシュした。
明日23日の伊豆ステージは、修善寺の日本サイクルスポーツセンターが舞台。激しいレースが予想されるが、シマノレーシングにとっても存在感を示すチャンスとなる。
■コメント
小山貴大
「はじめからペースが速かったが、自分のペースで上って、だんだんと前から落ちていく選手を抜いていきながら、うまく走っていけて、今日の力は出せたかなと思います」
※小山選手、秋丸選手、野寺監督のコメントは動画をチェック
■南信州ステージ・リザルト
1 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアント チーム)0:38'27"
2 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカル チーム)+22秒
3 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+37秒
4 ラミン・メフラバニアザル(ピシュガマン ジャイアント チーム)+1分08秒
5 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+1分10秒
6 ベンジャミン・ディボール(アヴァンティ レーシングチーム)+1分43秒
7 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+1分45秒
8 ガーデル・ミズバニ・イラナグ(タブリーズ ペトロケミカル チーム)+1分48秒
9 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1分53秒
10 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分59秒
49 秋丸湧哉(シマノレーシング)+8分34秒
53 横山航太(シマノレーシング)+9分50秒
72 小山貴大(シマノレーシング)+12分59秒
88 木村圭佑(シマノレーシング)+15分48秒
92 入部正太朗(シマノレーシング)+18分14秒
■総合成績(第5ステージ終了)
1 ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(タブリーズ ペトロケミカル チーム)10:33'32"
2 ラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+19秒
3 ホセイン・アスカリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+50秒
4 アミール・ザルガリ(ピシュガマン ジャイアント チーム)+50秒
5 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+1分06秒
6 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1分26秒
7 ディディエール・チャパッロ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分41秒
8 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1分53秒
9 ガーデル・ミズバニ・イラナグ(タブリーズ ペトロケミカル チーム)+2分15秒
10 イリア・コシェヴォイ(ランプレ・メリダ)+2分17秒
54 秋丸湧哉(シマノレーシング)+19分17秒
57 入部正太朗(シマノレーシング)+21分13秒
91 小山貴大(シマノレーシング)+48分51秒
92 木村圭佑(シマノレーシング)+53分01秒
93 横山航太(シマノレーシング)+53分03秒