にゃんこのヨガ的生き方

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2013-06-23 20:10:33 | 映画・ドラマ
映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観ました。

実は本命の映画を借りるついでに何気なく借りた映画でした。本命が酷かったので、気分直しに半ばヤケ気味に観始めたところ、すぐに映画に入り込んでしまいました。

9・11の事件で父親を亡くした少年が主人公。父親の部屋で1本の鍵を見つけた少年は、それが父親が残したメッセージと考え、鍵が入った封筒に書かれた「ブラック」という人名を頼りに、「鍵で開く物」を求めニューヨーク中を探し回ります。太陽の光や熱が地球に到達するには8分かかる。たとえ太陽が消滅しても、人類は8分間はその事実を知らない。パパが死んだ後のその8分間を永遠に引き延ばせるかもしれない、と...

少年はたくさんの「ブラックさん」に出会います。少年が「ブラックさん」から何かを受け取るだけでなく、少年との出会いがブラックさんに何かを残していきます。ついに鍵の謎を知る少年。彼は父親の死を受け入れ、母親との関係を結びなおしていきます。

少年が受けた心の傷、母親の悲しみ、苦しみ、両親の息子への愛情、多くの「ブラックさん」との触れ合い、そして物言わぬ「間借り人」。この「間借り人」のじいちゃんがまたいい。

多分にアメリカ的良心を描いているところはありますが、それはそれで私は泣けました。いや、泣くというより、しゃくりあげて泣き通しました。今日は1日中目が腫れています。

この少年は「アスペルガー症候群の疑いあり」ということで描かれており、「生意気でおしゃべりな少年に全く感情移入できなかった」という辛いレビューが多いようですが、私は(ちょっと生意気だけど何と可愛くて賢い子だ)と、全く違和感がありませんでした。図書館に本も予約しました。

久しぶりにEs mi estilo (私の好み)と思える作品。

ちなみに少年の父親役はトム・ハンクス、母親役はサンドラ・ブロック。でも観てる間、ちっとも気づかなかった。私の目は節穴か。
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