獅子風蓮のつぶやきブログ

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乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』Ⅲ章 その3

2023-02-22 01:39:38 | 東村山女性市議転落死事件

乙骨正生『怪死―東村山女性市議転落死事件』(教育史料出版会1996年5月)
より、引用しました。
できるだけ多くの人に読んでいただく価値がある本だと思いますので、本の内容を忠実に再現しています。
なお、漢数字などは読みやすいように算用数字に直しました。

なお、乙骨さんにはメールで著書を引用している件をご報告したところ、快諾していただきました。
ありがとうございます。

(目次)
□まえがき
□Ⅰ章 怪死のミステリー
□Ⅱ章 疑惑への道のり
■Ⅲ章 対立の構図
□Ⅳ章 たたかいの軌跡
□Ⅴ章 真相を明らかにすることは民主主義を守ること
□あとがき


◆攻撃行動マニュアル
では、具体的にはいったいどのような活動を行うのか。
大阪府東住吉区の創価学会組織東住吉東本部が、区内の日蓮正宗寺院法住寺を攻撃するために作成した、「『勇気のエンジン』大作戦大綱」と題する行動マニュアルにその例を見ることにしよう。ちなみに、この「『勇気のエンジン』大作戦」という名称と、「御供養泥棒、漆畑行雄、その袈裟をはぎ返せ」とのテーマは、関西代表者会議での池田大作氏のスピーチに基づいている。

「『勇気のエンジン』大作戦大綱
テーマ 御供養泥棒 漆畑行雄 その袈裟をはぎ返せ!
目的 ①極悪日顕の手先、法住寺の漆畑行雄の悪業を白目の元に晒し糾弾する。
②会員を悪の手先から守り抜き、断じて『寺に行かない・行かせない』
・活動について
2/4 『追放大会』参加者が『【元初の同志】グループ』として、誓いを立て、今までのビクトリー活動を発展させ、以下の活動を展開する。
①D作戦チーム(CUTされたら取り返す。脱会者・法華講にアタックする脱講チーム)
②特別個人指導班
・A班(葬儀・法要・墓・納骨の問題等に回答できるスペシャリスト。別名、メモリアルチーム)
・B班(宗門問題解説班、寺信心の色のついた人の脱色作業を行なう。※廃案になった名称、ハイターチーム)
・C班(主に怨嫉問題等で活動しなくなった人へ手をさしのべられるチーム。別名、人間復興・ルネサンスチーム)
③FOCUSチーム(漆畑行雄、女房、所化の悪業を暴くネタ取材班)
④賢者の利剣チーム(ミニコミ誌・仮称「利剣」を新たに編集発行する)
⑤特攻野郎Sチーム(男子部の特殊潜行活動班。別名、鉄砲玉)
⑥ワイフ・キャッチャーチーム(女房を徹底糾弾する、婦人部の追っかけチーム)
⑦四条金吾チーム(壮年部の特別抗議行動チーム。別名893部隊)
⑧十羅刹女チーム(婦人部の電話抗議行動チーム。別名、極道の妻たち)
⑨ネットワークチーム(寺周辺地域包囲対策作戦、略称、ネット)
⑩パトリオットミサイルチーム(今だに来る寺からの郵便物の回収作業班)
⑪ナポレオングループ(前進を合言葉に、不可能を可能にする唱題会の参加者。※廃案になった名称、わら人形グループ)
⑫広布の使者チーム(聖教新聞、創価新報を内部未購読世帯に推進する)
 以上、本部・支部地区のビクトリー責任者が核となって行動します」

「893(ヤクザ=筆者)部隊」に「鉄砲玉」「極道の妻」と、およそ宗教団体とは思えないネーミングをつけた特殊グループが編成され、寺院、僧侶やその家族に徹底した攻撃を加えているようすが分かる。

実例をいくつか紹介しよう。
まずは放火事件。1992年4月26日、広島市東区にある興福寺では、創価学会の女性会員が、トイレのベビーベッドに放火するという事件が生じた。幸い火はベビーベッドを焦がした程度でしたが、取り押さえられた女性会員は、青山聴瑩住職に対し、「池田先生がかわいそう、目が悪いから火をつけてこの寺を燃やしてやるつもりで来た」と発言している。
この他、沖縄県那覇市の光明寺、静岡県沼津市の蓮興寺などでも放火未遂事件が起こっている。
92年10月には、和歌山県新宮市の真福寺で、創価学会の地域幹部が、住職や家族を「ブッ殺す」と脅迫し、暴行を加える事件が発生した。日蓮正宗関係者が語る。
「事件が起こったのは平成4年10月17日の午後2時すぎ、創価学会支部長の錦某が寺に電話をかけてきて、対応に出た柳坂特道住職に対し、『俺や、古座の錦や。いいか、いまから俺のいうことをよく聞けよ。お前の息子を殺し、そして女房を殺し、お前をブッ殺す』といった後、『早く寺を出て行け、純真な学会員を騙して脱会運動をするな。池田先生の悪口をいうと俺が地獄に堕としてやる。俺は鉄砲玉だ、死ぬのは恐くない。熊野川の大橋の下か、海岸でサシで勝負しろ。仏法は勝負である。池田先生のために死ぬ』などと興奮して怒鳴りまくったそうです。 そのうえで、寺に押しかけてきて、再び『お前と女房を殺す』とわめいたため、夫人が警察に通報すると、住職に暴行を働いた。錦は、駆けつけた警察官に連行されましたが、そのとき、寺の周囲には、創価学会新宮会館の管理人である佐古一昭支部長や新宮圏の越瀬正和圏長が待機していた」
錦支部長は約1週間後の25日にも、再び「いまから寺に行ってお前を殺す。お前が留守ならちょうどいい、今晩寺へ行ってお前の女房と子どもを殺す」との脅迫電話をかけている。
「子どもを殺すといっているため、心配した小学校の先生が、住職の息子に付き添って寺まで 送ってきた。すると、ちょうど学会員が押しかけてきて大騒ぎをしていたため、『こんなにひどいんですか』と驚いていた」(先述の日蓮正宗関係者)


◆福岡・開信寺集団暴力事件
全国各地の寺院で創価学会員によるこうした暴行事件は頻発しているが、そうした事件の端緒となったのが、1991年4月15日に福岡市で起こった集団暴行事件である。
暴行を受けた柏崎住職が、診断書を添えて所轄の福岡県警西警察署に出した被害届にはこうある。
「突然、創価学会員の集団が本堂内に乱入し、それから30分にわたり、怒号と野次の中で彼らの集団暴行が繰り返されました。前後左右から押され、こづかれ、ひっぱられ、蹴飛ばされ、急報で駆けつけていただいた岡本巡査部長もたちまち彼等にもみくちゃにされ、警笛を鳴らしながら応援の警官を無線で呼んでくれました」
現場にいた法華講の八尋由夫講頭は、身体障害者一級の認定を受けている高齢者だが、多数の創価学会員にネクタイで首を締められ、足を蹴られて、長期入院を余儀なくされた。
同じく福岡県粕屋郡の教説寺では住職が仏具で殴られている。また、福井市の本縁寺では、乱入してきた男が本堂の太鼓をマサカリで叩き壊したうえ、お手伝いさんの顔を変形するほど殴りつけるという器物損壊、傷害事件も生じている。
「本堂や庫裡のガラスが割られることはしょっちゅう。車のフロントガラスが割られたり、ブレーキホースが切断されるという事件も各地で起きている。また、犬や猫の死骸、糞尿がまかれたケースもかなりある」(日蓮正宗関係者)

 

 


解説
「893(ヤクザ)部隊」に「鉄砲玉」「極道の妻」と、およそ宗教団体とは思えないネーミングをつけた特殊グループが編成され、寺院、僧侶やその家族に徹底した攻撃を加えているようすが分かる。

組織のトップが下した宗門との対決姿勢に則って、これらの特殊グループが作られ、寺院、僧侶やその家族に徹底した攻撃を加えられたことが分かります。
おそらく東村山市でも、朝木さんと「草の根」を潰すというトップの指令に則って、これに準じた特殊グループが作られたと思われます。
その中に、「万引き替え玉作戦」「怪文書ファックス作戦」などもあったのかもしれません。

 

獅子風蓮