獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

「死後の世界」の仕組み その1

2023-02-27 01:33:43 | 宗教・死後の世界

d-マガジンでこんな記事を見つけました。


週刊現代 2023年2月4日号

最新理論「死後の世界」の仕組みが判明!
 __死んだらどうなる 人はどこへ行くのか


「ある」と考えなければ説明できない。でも、証拠はどこにもない――。何千年もの間、人は霊魂や死後の世界を「信仰の問題」だと考えてきた。だがついに、科学の力がその核心に近づきつつある。

目が見えないのに「見た」

命を失った自分の肉体が、はるか下に見える。人生で出会った人々、見てきた風景が早回しで駆け抜けてゆく。暗いトンネルを抜け、光に包まれると、そこには美しい緑と青い空が広がる……。
「死後の世界」を垣間見て息を吹き返した人々はしばしば、こうした体験を語る。だがそれは、死にかけの脳が見せる幻覚にすぎない。死後の世界など、あるわけがない。そう一笑に付すのが世の中の「一般常識」だ。
では、次のような例はどう考えるべきだろうか。
大破したバンと、路上に投げ出された若い女性。割れた頭から血が流れ、脚はあらぬ方向に曲がっている。救急隊が服を切り裂いて救命措置を施し、担架に載せた。力なく垂れ下がった彼女の左手にきらめく結婚指輪……。
米国シアトルで'73年春に発生した、ある自動車事故。一命を取り留めた女性が後に「事故直後に上空から見た」と語った光景だ。生死の境をさまよった人が、瀕死の自分を見下ろしている。 まさに臨死体験の典型例で、これだけなら「不思議な話」で終わりである。
問題は、彼女が生まれつき「全盲」だったということだ。 広島大学元教授で、臨死体験や死後の意識について研究する斎藤忠資(ただし)氏が言う。
「彼女は0歳のときに光を感じる能力も含め、視力を完全に失っていました。生まれつき全盲の人は、夢の中でも視覚がないことが知られています。つまり、仮に幻覚であったとしても、このような風景を『見る』ことができるはずがないのです。
彼女のように全盲であるにもかかわらず、死に瀕して『体外離脱』をした、トンネルや光といった死後の世界らしきものを見た、と語る人々が存在します。先の事例は米コネチカット大学の心理学者ケネス・リング氏が 記録したもので、リング氏は同様の例を14件報告しています。中には、救命にあたった医療者の数や性別・年の頃、手術器具の形などを正確に言い当てた人もいました」
人は死ねば一巻の終わりで、「その後」は存在しない。死後の世界や臨死体験、まして生まれ変わりなど妄想であり、非科学的なオカルトだ----。
そんな常識を覆す証拠と研究成果が近年、着々と積み上がっている。
「♪月月火水木金金~」
「ヤマトが沈んだ日の朝、僕おにぎり食べたんだ」
そう口にしたのは、'12年5月生まれのある男児だ。死後の世界や生まれ変わりを研究し、『「生まれ変わり」を科学する』などの著書がある中部大学教授の大門正幸(おおかどまさゆき)氏は、その子が小学校1年生のときに直接話を聞いた。
「タケハルくんという男の子で、2歳ごろからお風呂に入るたび 『僕はお母さんより先には死なないよ』『爆弾が降ってきた』『19歳で船が沈んで死んじゃった』『大和にもう一度乗りたい」などと話すようになったそうです。戦艦大和に搭載されていた砲門の位置や数を言い当てるなど、かなり具体的な証言もしています」
タケハルくんは、同じ幼稚園に「むさし」という名前の子がいることに興奮したり、幼児が知るはずのない旧日本海軍の知識を次々に語った。
――この子は前世で戦艦大和の乗組員だったのではないか。
そう考えた両親が、広島県呉市の「大和ミュージアム」に連れていくと、大和の模型を見た彼は、「大和はこんな小さいんじゃない!偽物だ!」と大泣きしたという。


2600人の「前世の記憶」

大門氏は、このような「前世の記憶」を語る人々の事例を集めている。
「'00年生まれのトモくんという男の子は、3歳ごろから『前はイギリスのお料理屋さんの子供だった』『えでぃんびあ (エジンバラ)に住んでた』『僕はゲイリースって呼ばれてたけど、熱が出て死んじゃった』などと話すようになりました。
彼のお父さんは当初、まったく耳を貸していませんでした。しかし、トモくんが4歳のときにテレビで脱線事故を見て『イギリスでもこんなことがあったよ。サウスオールってところ』と言い出した。調べたところ、'97年9月に本当に同地で 大きな列車事故が起きたことがわかり、衝撃を受けたそうです」(大門氏)
彼らが語ったような、あまりに具体的な「前世の記憶」は、人が「死んだら終わり」ではないという可能性を強く示唆している。 最新科学が解き明かそうとしているそのメカニズムについては後で詳しく考察するが、米国の名門・バージニア大学の研究によれば、同様の事例は全世界で2600件以上報告されている。しかも、そのうち7割は「生まれ変わる前の人物」の特定に成功したという。彼らがウソを述べている可能性はきわめて低い。「ミャンマーでは、前世での妻のもとに自力でたどりつき、その人と結婚までしたケースもあります。キリスト教では『生まれ変わり』は異端の思想として否定されていますが、宗教に関係なく全世界で発生しているのも特徴です」(大門氏)
ここで一度立ち止まり、順を追ってじっくり考えてみよう。ここまで紹介した事例からは、 次のような推測が成り立つ。 まず人の精神――いわゆる「魂」は、脳や身体の機能が止まったり損なわれたりしても、独立して機能するかもしれないということである。
例えば体外離脱を体験した全盲の人々は、「見る」という経験を一度もしたことがないにもかかわらず、その瞬間だけはものを見ることができた。つまり、肉体の障害という制約を超えたのだ。「米国で体外離脱と臨死体験を告白して有名になった脳外科医のエベン・ アレグザンダー氏も、重い感染症で1週間にわたり脳の大半が機能停止していたにもかかわらず、まぶしい光を見たり、平和な世界で死んだ肉親と遭遇したり、高い知性をもつ『何か』と対話したりしたと証言しています。
現代科学では『脳も一種のコンピュータなのだから、心の働きは全て脳内の電気信号によって説明できる』『だから、脳が壊れたり止まったりすれば、心も同時に壊れるか止まる』という考え方が主流ですが、その前提が間違っているのかもしれません」(前出・斎藤氏)
また、膨大な数の「前世記憶」の実例は、人間の意識や記憶が死後も何らかの形で保存されている可能性を示している。仮にタケハルくんらの事例が真に「生まれ変わり」ではなかったとしても、少なくとも彼らが未知の手段で、目に見えない死者の記憶に触れていることは疑いようがない。

(つづく)


解説
膨大な数の「前世記憶」の実例は、人間の意識や記憶が死後も何らかの形で保存されている可能性を示している。仮にタケハルくんらの事例が真に「生まれ変わり」ではなかったとしても、少なくとも彼らが未知の手段で、目に見えない死者の記憶に触れていることは疑いようがない。

なるほど。私も生命のエネルギーは何らかの形で「保存則」に従うと考えますので、興味をひくテーマです。


獅子風蓮