獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

「死後の世界」の仕組み その2

2023-02-28 01:39:39 | 宗教・死後の世界

d-マガジンでこんな記事を見つけました。


週刊現代 2023年2月4日号

最新理論「死後の世界」の仕組みが判明!
 __死んだらどうなる 人はどこへ行くのか


驚きの新説が現れた

意識が肉体を離れる。知るはずのない死者の人生を、子供たちが滔々と語りだす。はたしてその時、何が起きているのか。
前出の大門氏は、ふたつの仮説を提示する。
「ひとつめは、いわゆる『超能力』が関わっているという考え方です。人間には本来、自分の認知能力を超えて透視をしたり、知り得ないはずのことを感知する力があるけれど、大半の人はそれに目覚めていない。 一部の人がテレパシーのような能力で、どこかにある死者の記憶にアクセスし、それを語るようになる。このように考えると、必ずしも魂の存続や死後の世界を想定しなくとも、説明ができるわけです」
だが、疑問も生じる。「前世記憶」を語る人々か、単に超能力で「死者の記憶」を読み出しているだけなら、特定の死者だけでなく複数の死者について語る人がいてもおかしくないが、そうした例はほとんどないのだ。
「もうひとつ考えられる仮説は、やはり死後も意識は消え去るわけではなく、肉体から切り離されても何らかの形で存続するというものです。
もちろん現時点では実証困難ですが、実験でこれを検証しようとする研究者もいます。例えば米 アリゾナ大学教授のゲイリー・シュワルツ氏は、霊能者に依頼して部屋に霊を下ろしてもらい、その間の室内の光子(光の粒子)の増減を調べました。すると、霊が室内にいたとされる時間帯には、急激に光子の量が増加した。彼はそれにもとづいて、意識や魂にも物理的な実体があると主張しています」(大門氏)
ただ、この実験も「霊能者」の協力を得ている、つまり「霊」の存在を最初から前提としている時点で、真の意味で科学的とは言いがたいだろう。
そもそも、生物の意識がどのように生じているのかという問いは、最大の未解決問題のひとつ。それを解明しなければ、死後に意識がどうなるのか、死後の世界はあるのかといった問題も解けないことは明らかだ。しかし、医学や生物学、心理学の分野ではその端緒すら見つかっていない。
ところがここにきて、思わぬ方面から「新説」が現れた。宇宙物理学の最新理論が、人間の意識についても説明を与えてくれるのではないか、と一部の学者が主張し始めたのである。
それが「ホログラフィック宇宙論」という仮説だ。米国の理論物理学者、ポール・サター氏が言う。
「プリンストン大やスタンフォード大など、世界有数の学術機関がホログラフィック宇宙論を有望と見て研究しています。噛み砕いて言うと、私たちは自分たちの住む世界(宇宙)を三次元、つまりタテ・ヨコ・高さがある立体構造だと思い込んでいるが、実際には世界は二次元、すなわちタテ・ヨコだけの平面であるという考え方です」


魂が記録される場所

このような世界観が、平面に印刷された模様があたかも立体のように見える「ホログラム」と似ているので「ホログラフィック宇宙論」と呼ばれるようになったわけだ。
理論の詳細を説明するのは難しいが、要するに世界を二次元だと考えると「重力とは何か」や「ブラックホールはどのような性質の天体なのか」といった、宇宙に関する未解決の難問をうまく解くことができるかもしれない。それゆえ、近年注目を浴びているのである。
「この理論によれば、全宇宙のあらゆるできごとは二次元の平面に記された情報として表現できる。しかも、その情報は過去と未来にわたって失われず、全てが保存されているといいます」(サター氏)
たとえると、こういうことだ。この世界の本当の姿は、一本の長い長い映画である。平らなフィルムの上に、過去、現在、未来のありとあらゆるできごと、生と死、感情や記憶までもが記録されている。私たちは再生されるその映像を眺めている観客であり、同時に登場人物でもある。そして再生が終わったフィルム は、どこかに大切にしまわれていて、死んでいっ た人たちの記憶も永遠に失われることはない----。 
「仮に私たちの住む世界が、本当はこのホログラフィック宇宙論が示すような姿であるとすれば、過ぎ去ってしまった人生のひとつひとつの場面や、人の意識、記憶といった形をもたないものも、宇宙のどこかに保存されているのかもしれません。
臨死体験をした人が時間や空間を超えて死んだ肉親と会ったり、知るはずのない死者の記憶を子供たちが語り出したりするのも、いわばこの『フィルム』に記録された情報に、偶然や何らかのきっかけがあって触れたためだと考えれば説明がつきます」(前出・斎藤氏)
最先端の科学がたどりついた宇宙観は奇しくも、これまで多くの人々が体験し、また数々の宗教が説いてきた「死後の世界」に通じているのだ。前出の大門氏も言う。
「長らく『死後の世界』は宗教や文化の問題でしたが、ようやく科学的なアプローチを試みる人々も現れてきています。かつて地動説が天動説を退けたように、ゆくゆくは『人は死んでも魂は残る』という学説が常識になるのかもしれません。
もちろん、私たちが生きている間には、その証明は難しいでしょう。そうだとしても『肉体が滅んでも、そこで終わりではない』と考えれば、死を前向きにとらえ、人生をよりよく生きようという気持ちが生まれてくるのではないでしょうか」
人類の叡智は、ついに命とは何か、魂とは何かという難問まで解き明かそうとしている。昨日の常識は、明日には通用しなくなるかもしれない。

 


解説
「ホログラフィック宇宙論」
難しそうですが、勉強してみたいです。


獅子風蓮