「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

(無題)

2007-08-03 23:50:14 | 日記
年金着服12年間で24人、総額1億3291万円。手口は窓口で預かったり集金した国民年金保険料を着服するものが主で、そのほかには不正受給によるものとのこと。毎日新聞のスクープだ。
ただし、この件数・金額とも、組織内で表面化して処分や返納を行ったものだけであって、現下の失われた記録問題を考えると、これ以外に「消えた着服」はもっとあったと考えるのが自然だ。
社保庁所管の柳沢厚労大臣。国側が敗訴した原爆症認定訴訟の熊本地裁判決と薬害C型肝炎訴訟の名古屋地裁判決とも控訴するとのこと。
名古屋訴訟原告の「何度も裏切られたが、この国を信じたい。大臣に私たちの声を届けたい」との面会要求も拒否するという。
一方、参院選で圧勝の小沢民主党代表。原告団と面会し、「国の対応が決まらずにぐずぐずしている間にどんどん犠牲者が出ている」と政府・与党の対応の遅れを批判し、肝炎から肝臓がんや肝硬変への悪化を防ぐために有効とされるインターフェロン療法への助成などを盛り込んだ「肝炎対策緊急措置法案」(仮称)を同党として提出する考えを明らかにした。
弱者への対応がこれほどコントラスト明確に現れるとは。
参院選であれだけ大敗すれば少しは国民一人一人の思いというものを踏まえ再生への道を歩むという期待は裏切られたようだ。
政治資金の1円領収書問題も与党は混迷し始めた。国民感覚とずれまくっている。
柏崎の被災地では熱帯夜に苦しむ被災者を国を上げて救援しようともせず事実上放置だ。被災した一人一人の不安や苦しみを全く理解できていない。

さて、本県の県議会。政治資金どころか税金原資の政務調査費の領収書問題にどう結論を出すのか、注目である。