「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

日本航空の管財人が静岡県を提訴、それよりも今日は尖閣ビデオ流出者に思う

2010-11-10 22:58:00 | 静岡空港
今日ついに、日本航空(JAL)の管財人が東京地裁に搭乗率保証金の支払いを求め静岡県を提訴した。

<主な過去論評>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/676.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/674.html

しかし今日はそれよりも、
話題は日本国中を駆け巡った尖閣ビデオ流出に係る海保職員の自白だ。
読売テレビの記者が数日前に取材していたようで、「あれを隠していいのか。私がこういう行為に及ばなければ、闇から闇に葬られて跡形もなくなってしまうのではないか。国民は映像を見る権利がある」「誰にも相談せず一人でやった」(YOMIURI ONLINEより)などと同期の一部を答えたという。

以前、リーダーがダメダメでも海保の現場の真摯で誠実な任務遂行だけが救いだ(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/651.html)と書いたが、その海保職員の手による流出というのは心情的に切ない。
ここ1週間、県の不正経理にからんで何通か匿名非公開希望投稿や掲示板からの管理人宛てメールで職員のせつない声を頂いている中でのこのニュースだけに、使命感のより純粋にして高い海保職員にあっては、今回の政府、とりわけ仙石の責任押し付けの態度には、さすがに義憤も抑えきれなかったのだろうと察する。

前にも「野党は国民の自尊回復のためにも仙石の首を取らねばならない」(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/647.html)と書いたが、改めて、取らねば行動の義も国民の情も浮かばれない、と心得てほしい。