月曜日なのに、いきなり疲れて、仕事帰りに公園のベンチに寄り道した。
お腹があんまり空いたので、駅のパン屋で買ってきた小さなパンをちぎって食べた。
お腹も満たされたら、急いで家に帰って、夜の部開始しなくちゃいけない気分が遠のいた。
5分か10分、ここでゆっくりさせてもらおうと思って目を閉じた。
静か。
には、違いないが、意外や鳥たちの声や、風が木々を揺らす音が賑やかだった。
しばらくたって、目を開けると、夕焼けだった。
なんだか、ずいぶん得しちゃった気持ちになった。
鳥と、空と、雲と、夕焼けと、木々と、風と、
わたしが、
並列になってそこにいたから、幸せな気持ちがしたのかもしれない。