メキシコでは、ナタリアラフォルカデという歌手が、流行っていて素敵だよ。
と、娘に聞いて、CDを買った。
ノスタルジックなギターとスペイン語の響きが良くてわたしも何度も聴いた。
メヒ子ちゃんがうちにいるときに、
ナタリア知ってる?と、聞いたら、
知ってる。大好き!
と、言って、インターネットで色々見てくれた。
4月にコンサートが、あるみたい!
と、教えてくれた。
娘に、チケットとれないかなあ、、
と、連絡してみながら
わたしはパスポートをとった。
でも、その4月のコンサートのチケットは、もう売り切れていて、取れなかった。
でも、六月にも、娘のいる街の近くでコンサートをやるという情報がネットに上がった。
お。これは。
と、心に思いながら、ガイドブックでも買ってみるかな、と思って日々を過ごしていたら、
お友達夫婦のとこに、地球の歩き方メキシコ、があって、貸してもらった。
お金も、ちょっと臨時収入があった。
ある日、円が、106円になったりして、航空券がこないだみたのより、二万円安くなっていた。
クリックした。
あ!本当に行く気だ、わたし。
と、思いながら、鞄はどうしよう、と思っていたら、お友達が、
わたしのでよければ、と言ってくれた。
メキシコは標高が高くて、色彩が鮮やかに見えるそうで、特にピンクが、メキシカンピンクというスペイン語があるくらい綺麗なんだと聞いた。
なぜか、わたしはピンクのリュックを背負っている自分が頭にあったから、
友達が貸してくれたリュックがピンクだったのを知ったとき、
つながった!
と、思った。
そして、今日、飛行機に乗ってみたら、一番後ろの窓際で、隣にスペースもあり、後ろからトイレにもいけるいい席だった。
そうか。
わたし、強運なんだ。
43年生きてきて、もう、神様に全面降伏だ。
と、思った。
どんなに、わたしがブーたれて泣いても、ふてくされても、良くしてくれちゃうんだなあ。
さあ、朝日が昇る。メキシコにだいぶ近寄った朝だ。