野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

祈り、とおんなじ。

2017-01-11 22:14:13 | こころ

絵が描けないんです。

そんなのは、練習だから。
絵を使って、なにをするかでしょう。

とある方に言われて、わたしは絵を描く練習をしようと思った。

図書館に行って、いにしえの画家たちの画集の前で探したが、どれも違った。

わたし、真似できる絵を探しているんじゃない。

わたしの心のスイッチが、ドンッと、入ってしまう画集。

ないなあ。と、思った。

そして、あきらめて、哲学と宗教の棚の間にあった、覚りについての8ステップ、と言う本を借りた。

絵を描きたいという願いと、覚りを目指すという気持ちは、
わたしにとっては、
同じところから湧き出しているような、
同じ方向へ向かっているような、
はたまた、お隣どうしにより沿っているような、そんな感覚がする。

だから、画集が覚りの書になっても、いいのである。

その本を、大切に読んで日曜日はおわった。

月曜日に職場に行ったら、ボスが、好きでしょう
と、手渡してくれたのは、いま、国立科学博物館でやっているラスコーの壁画の図録だった。

まさに、わたしの探していたもの、そのものである。

パラリと開いて、たちまちクロマニヨン人たちの描いた絵に、わたしは嫉妬した。

あああ、描きたい!!!

さあ、どうしよう。
描かなきゃ!!!

心の真ん中が、ブルブルしている。