丸の内建築散歩~おまけ
今回の丸の内建築ウォッチングの最後は名古屋銀行協会会館です。
とはいっても、名古屋銀行協会の建物は建て替えられたバリバリの現代建築で、残念ながら以前の建物は写真もありません。
そこで下の写真ですが、協会の玄関前に以前の建物のほんの一部分が保存されてオブジェと化していました。
まさしく建物のかけらと呼ぶにふさわしい物体ですが、何の説明パネルもないので一般の人には「なにこれ?」のトマソン状態で、ぽつねんと広い玄関にたたずんでおります。
せめて以前の建物の全景写真と、説明パネルを脇に設置して欲しいものです。
ちなみに同じような形で保存された旧大和生命ビルの装飾には、簡単ながら「旧大和生命ビル外壁材」のキャプションがつけられていました。
※建て替え前の旧銀行協会のデータ
■旧名古屋銀行協会会館/名古屋市中区丸の内2-4-24
竣工:昭和6年(1931)
設計:星野保則
施工:大林組
構造:RC造2階建