桑名建築散歩~その6
石取会館から旧東海道を南へ向かいます。
国道1号線に並行して四日市方面へ続く旧東海道は、道幅も狭く古い町家などもちらほら残り、いかにも旧街道と言った風情が感じられます。
そんな街道筋に建つ松岡産業(株)名古屋支店は、昭和の初に建てられたちょっとモダンな建物で、白の外壁に茶のスクラッチタイルの腰壁、玄関のコーナーには丸みをつけ軒のラインには段差をつけ外観に変化を持たせています。
4年前に訪れた時は道を挟んで向かい側に松岡工業と言う工場があったのですが、すっかり取り壊され敷地全部が分譲住宅になっていて驚きました。松岡産業の建物も営業している様子がなく寂れた感じで、現在は使われていないのかもしれません。
■松岡産業(株)桑名支店/桑名市安永1145
竣工:昭和初
撮影:2010/3/21
■玄関周りのアールとスクラッチタイルが見所
■木立に隠れた昭和モダンな丸窓を発見。