かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

70年代のミステリーツアー(2)~国内の本格ミステリーにはまる

2013-11-13 | 

1970年中学入学の頃から海外の本格ミステリーに目覚め、創元推理文庫から出ていた戦前の古典的名作を読み漁った。ちょうどこの頃、1971年(昭和46年)~1973年(昭和48年)にかけて、戦後の第2次文庫ブームが到来、講談社文庫、中公文庫、文春文庫、集英社文庫などが創刊された。国内ミステリーもこの時期に続々文庫化され、横溝正史(金田一耕助シリーズ)、高木彬光(神津恭介シリーズ)、鮎川哲也(鬼貫警部、星影龍三シリーズ)、江戸川乱歩、土屋隆夫など本格ミステリーの巨匠たちの作品も文庫で読めるようになり、病は膏肓、ミステリーとロック三昧の日々は続くのであった。

70年~80年代に読んだ作品は、もはや古典になってしまったが、ぼくのお気に入りの国内のミステリーをあげてみた。

■獄門島/横溝正史
■刺青殺人事件/高木彬光
■黒いトランク/鮎川哲也
■影の告発/土屋隆夫
■不連続殺人事件/坂口安吾
■虚無への供物/中井英夫
■匣の中の失楽/竹本健治
■占星術殺人事件/島田荘司
■バイバイ、エンジェル/笠井潔
■江戸川乱歩の短編