素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

JET STREAM 夢幻飛行

2011年07月10日 | 日記
 梅雨明け宣言とともに青空が続く。気まぐれな天気に振り回された1ヶ月余りは何だったのだろうと思ってしまう。明日、防水工事は完成するだろう。この暑さだと朝夕の水やりは欠かせない。

 我が家のはるか上に飛行ルートがあるみたいで、水をやっている時、必ず飛行機が西から東へ飛んでいくのを見ることができる。特に、夕方は雰囲気があっていい。最近はそれが水やりをする時の楽しみの1つになってきた。

 明日は新聞休刊日なので、普段はテレビ欄になる面に、広告がド~ンと掲載されていた。毎日新聞は『JET STREAM』のCD全集のものである。全10巻、曲名を見ているとなつかしさを感じた。

 オープニングの♪ミスター・ロンリー♪と城達也のナレーションは馴染みがあったが、エンディングまでは聴くことがなかったので♪夢幻飛行♪という曲は頭の中に“?”があらわれた。夢幻に〈人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり・・・〉が重なり、無限と読み替え、はたまた夢限と合体させたりと、心が居ついてしまった。

 となれば、聴きたくなるのが人情。その点ではまことに便利な世の中になった。 

JET STREAM 「城達也」 -1920:1080 -


 ナレーションで印象深く残っている人が3人いる。“JET STREAM"の城達也さん。オープニングの中で特に好きな部分が
      『きらめく星座の物語も聞こえてくる夜の静寂(しじま)の、
             何と饒舌なことでしょうか。』

である。まさにマックス・ピカートの『沈黙の世界』である。
 愛の中には言葉よりも多くの沈黙がある。「黙って!あなたの言葉が聞こえるように」

 そして、アナウンサーの中西龍さん。
「歌に思い出が寄り添い、思い出に歌は語りかけ、そのようにして歳月は静かに流れていきます。」味のある独特の名調子であった。

 3人目は声優の大御所若山弦蔵さん。声質がいい。

 1ページの新聞広告で、しばしタイムトリップをさせてもらった。

 
コメント
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