素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

シェ・ロアンヌで縁の不思議を感じる

2021年07月03日 | 日記

 母92歳にしてコース料理完食。「食べる力」は「生きる力」、まだまだ大丈夫である。会計の時、奥さんが「90歳なんですか?」と食べっぷりに感心したように小声で聞いてきた。「92歳なんですよ。近くの施設に入ってまして」「松阪にお住まいですか?」「弟は松阪で仕事してますが、私は大阪で」「そりゃたいへんですね」「もともとは志摩なんですけど」といったら急に「志摩のどちらですか?」と関心を寄せてきた」
「磯部です」「私も志摩ですが、近くですね。鵜方なんですよ」「私も小2から中3まで鵜方で暮らしたんですよ。じゃ文岡中学ですか?」
「ええ文中です。失礼ですがおいくつですか?」「70歳です」「じゃ私の姉と同じ?ひょっとしたら同級生?」「なんと奇遇な、こんなことがあるんですね」と会話が弾んだ。名前を聞こうとしたら、新しいお客さんが入って来たため、そこで終了。

 何とも縁の不思議さを感じた次第。次行った時は続きを話そう。楽しみが増えた。

 帰宅してから店の名前について調べてみた。ロアンヌは地名。
 フランス南東部,ロアール県にある都市。マシフサントラル (中央山地) の北東部,ロアール川上流の谷の開口部に位置する工業都市。古くから綿織物業の中心として発展した町で,近代になって付近に産する石炭により繊維工業のほかに機械,金属などの工業も発達した。リヨン-サンテティエンヌ工業地帯に属する。先史学者 J.デシュレットの出身地で,彼を記念した博物館がある。人口4万 2848 (1990) 。
(出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

 シェは、フランス語でchezとかき「~の家に」とか「~の店(会社)」という意味をあらわす前置詞とのこと。

 「ロアンヌの店」というところか。今度行った時は評判のカレーライスを注文しよう。思わぬ楽しみがあった松阪行きだった。
コメント
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