素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

楽しかった一日が暗転

2021年08月12日 | 日記
 娘が急に仕事が入ったが、保育園が休園なので孫の面倒を見ることになった。鶴見緑地か万博公園でも行こうかと計画していたが、朝から雨模様。早朝は霧雨程度であったが8時を過ぎると雨足が強くなり9時頃には滝のようになりテレビの音も聞きづらい状態。「これでは外出は無理!」と家の中でダラダラと過ごした。部屋を移りながら保育園ごっこよろしく楽しんだ。

 賑やかに夕食を終え、19時30分過ぎに「バイバイ またねー!」と言って上機嫌で帰って行った。祭りの後の静けさを味わっていた時である。突然、ガチャンというガラスの割れる音がした。ガラスを割って強盗でも侵入して来たのかと一瞬思ったぐらいだ。たまたま洗面所にいた息子が叫び声をあげた。「落ちてる!落ちてる!信じられない!」意味不明だったが駆けつけてみると「風呂の電気が落ちてる!」と珍しく興奮気味。見ると浴室の天井に取り付けてあった換気扇と一体型の電灯の本体がそのまま落花してぶら下がっていた。割れる音は電球部分にあった防湿カバーのガラスが浴槽の縁に当たって割れたものだった。洗い場には破片が散乱していた。
 本体の重さを測ってみたら2kg超あった。入浴中に落下して当たっていたらと思うとゾッとした。

 大阪市の中学校でプールの更衣室の天井のコンクリートが劣化のため落花し男子生徒の頭に当たりけがをするというニュースがあった。トンネルの天井の金属板が突然落下して大事故となったこともあった。それに関連して橋やビルの壁面、電柱などが劣化のため崩落する危険性は指摘されていた。まさか、自分の身近でこんなことに遭遇するとは夢にも思っていなかった。でも考えてみれば建築して30年近くになる。一番湿気のある浴室の天井部分。劣化していても仕方がない。ネジも換気扇のモーター部分も錆がひどかった。 

 ガラスの破片を慎重に取り除いて、シャワーだけで済ませた。楽しかった一日とその後の心地よい静寂は一瞬にして吹っ飛んでしまった。
「一寸先は闇」とはこのことだ。
コメント
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