「 宗教とはなにか?
などと、ふだんあらたまって考える機会はあまりない。
宗教なんて、自分にはあんまり関係ない。うっかりはまると怖いから、近づかない。それなのに、宗教について実はなにも知らない。これが
平均的な日本の高校生、大学生ではなかろうか。
お葬式や結婚式のときにお世話になるのが宗教だと、日本人は思っている。だから、それ以外の場所に宗教が現れると警戒する。
こういう日本人のあり方は、世界的に見ると、特別である。欧米でも、イスラム諸国でも、インドでも東南アジアでも、世界中ほとんどの
国々で、宗教は日常生活にすっかり融けこんでいる。
このことに気づけば、宗教とはなにか、半分ぐらいわかったようなものだと言ってもいい。
世界各地の宗教がどんなものかは、ほかの各章にゆずるとして、ここではそもそも、人間であることと宗教とはどんな関係があるのかについ
て、いっしょに考えてみたい。」
これは橋爪大三郎著「世界がわかる宗教社会学入門」(筑摩書房)の中のガイダンスの冒頭である。2001年に出版されたものだが、さまざまな出来事の中で宗教が深く関わっていると感じるたびに読み始めては挫折している本である。私自身が橋爪さんが指摘している通りの典型的な日本人である。
今回のウクライナ侵攻のことを考える時、やはり宗教のことを抜きにしてはいけないと思い読み始めている。合わせて橋爪さんの恩師である小室直樹さんの書かれた「日本人のための宗教原論」(徳間書店)も読んでいる。私にとっては3000m級の山に登るぐらいの困難なことだが、何度となくチャレンジしては挫折を繰り返す中で養われてきたものもある。
この山を登りきったら何か違う風景が見えるのでは?と期待してコツコツと取り組んでいる。
「日々鍛錬し いつ来るともわからぬ機会に備えよ」という言葉に押されている感じ(笑)
などと、ふだんあらたまって考える機会はあまりない。
宗教なんて、自分にはあんまり関係ない。うっかりはまると怖いから、近づかない。それなのに、宗教について実はなにも知らない。これが
平均的な日本の高校生、大学生ではなかろうか。
お葬式や結婚式のときにお世話になるのが宗教だと、日本人は思っている。だから、それ以外の場所に宗教が現れると警戒する。
こういう日本人のあり方は、世界的に見ると、特別である。欧米でも、イスラム諸国でも、インドでも東南アジアでも、世界中ほとんどの
国々で、宗教は日常生活にすっかり融けこんでいる。
このことに気づけば、宗教とはなにか、半分ぐらいわかったようなものだと言ってもいい。
世界各地の宗教がどんなものかは、ほかの各章にゆずるとして、ここではそもそも、人間であることと宗教とはどんな関係があるのかについ
て、いっしょに考えてみたい。」
これは橋爪大三郎著「世界がわかる宗教社会学入門」(筑摩書房)の中のガイダンスの冒頭である。2001年に出版されたものだが、さまざまな出来事の中で宗教が深く関わっていると感じるたびに読み始めては挫折している本である。私自身が橋爪さんが指摘している通りの典型的な日本人である。
今回のウクライナ侵攻のことを考える時、やはり宗教のことを抜きにしてはいけないと思い読み始めている。合わせて橋爪さんの恩師である小室直樹さんの書かれた「日本人のための宗教原論」(徳間書店)も読んでいる。私にとっては3000m級の山に登るぐらいの困難なことだが、何度となくチャレンジしては挫折を繰り返す中で養われてきたものもある。
この山を登りきったら何か違う風景が見えるのでは?と期待してコツコツと取り組んでいる。
「日々鍛錬し いつ来るともわからぬ機会に備えよ」という言葉に押されている感じ(笑)