素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

昭和の日は4回目の改名だったか

2022年04月29日 | 日記
 夕方のNHK「ニュースホット関西」で気象予報士の坂下さんが恒例となりつつあるクイズを出していた。ゴールデンウイークの初日にあたる4月29日、祝日なのだが今まで何回改名されたか?という問いに私は即座に「3回!」と反応した。正解は4回。

 天皇誕生日→みどりの日→昭和の日は私の人生の中にあったのだが、戦前の「天長節」が抜け落ちていた。11月3日の「文化の日」はもともと明治天皇の誕生日を祝う「天長節」であったということを調べ、ブログに書いた(2021年11月10日)だけにちょっと悔しかった。

 昭和一ケタ世代には「天長節」はしっかりと記憶の中にあるだろう。5月2日に久しぶりに松阪の母に会いに行くが尋ねてみよう。生活の中で経験していない知識はなかなか定着しないが、坂下さんのおかげで過去のブログも読み直し「天長節」はしっかり私の中に刻まれた。

 論説委員の小倉 孝保さんの「金言kin-gon」では、『ワールド・ウィッシュ・デー(世界で願いをかなえる日)』が取り上げられていた。人間の愚かさを痛感することの多い中で、心のビタミン剤のようなコラムだった。

 1972年、アメリカのアリゾナ州で生まれたクリス・グレシャスさんの夢はお巡りさんになることだった。しかし、5歳で小児白血病を発症し、すでにステージ4。「余命は3年」と宣告された。
 
 《7歳になった時、母のリンダさんは友人のトミー・オースチン氏にこう話す。「クリスの夢は警官になること。だけど8歳までは生きられそうもないの」
 オースチン氏がこの話を地元警察の知人に伝えると、意気に感じた警官たちが、夢の実現に動き出す。クリスさんを名誉警官に任命し、白バイに乗せてくれた。
 あこがれの制服、制帽に身を包んだ少年警官は満面の笑みを浮かべた。駐車違反を取り締まり、ヘリで空から見回りもしている。
 クリスさんが永遠の眠りに就いたのは、「任務」から4日後の80年5月3日。制服姿で埋葬され、警察は名誉警官として弔った。
「クリスが生きたのは7年と269日。彼との出会いで、私はそれまでとは違う人間になった」とオースチン氏は語った。夢の実現によって、幸福をもらったのは支援する側だった。》

 そこで、オースチン氏は翌81年に仲間と共に、重い病と闘う子どもの夢をかなえる慈善団体「メイク・ア・ウィッシュ」を設立した。4月29日は、クリスさんが夢をかなえた日にちなんだ『ワールド・ウィッシュ・デー(世界で願いをかなえる日)』である。

 設立から30年を迎えた日本支部「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」は花火打ち上げを生配信して病と闘う子どもに元気を届ける企画をしていたが無情の雨であった。

「メイク・ア・ウィッシュ オンライン花火」2022年4月29日 19:00スタート


 コラムで紹介されていた日本支部の鈴木朋子事務局長の言葉が心に残る。
  「子どもたちの夢を実現することで、家族や支援者が生きる勇気をもらっています」
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