素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

『誰も言わない日本の「実力」』(藻谷浩介・毎日新聞出版)

2024年09月26日 | 日記
 毎週日曜日に毎日新聞に掲載されるコラム「時代の風」は私の楽しみの1つである。その執筆者の一人である藻谷浩介さんが2016年5月8日の初回から2024年6月2日掲載の第66回までをまとめて『誰も言わない日本の「実力」』を出版された。

 1~2ヶ月に1度なのでうっかり読み落としたり8年という長い期間だけに忘れているものもあるので有難い企画だ。さっそく買い求めた。
 2016年当時は第二次安倍政権のもと「アベノミクス」というフレーズが輝きを放ち「異次元金融緩和」黒田日銀総裁が自信満々に語られていた。その翌年から「もり・かけ・桜」問題と言われた疑惑が次々浮上し、さらにコロナ禍への対処の不手際などで勢いを失っていくとういう中で、藻谷さんのコラムは私にとっては羅針盤のようであった。

 折しも、立憲民主党は新代表に野田さんを選び新執行部のもと総選挙に向けた動きがスタートした。自民党総裁は明日決まる。各報道を見る限り石破、小泉、高市の3人に絞られてきたが、最後に残るのは誰かについては予測不能。兵庫県知事問題は、今日斎藤知事が記者会見をして「議会は解散せず、失職して出直し選挙で民意を問う」となった。

 日本のみならず、アメリカの大統領選をはじめ世界も揺れている。本書は、67回分の原稿をザクっと【経済・政治・国際関係・社会・思考法】の5つの章に再編されている。これからを考えていくために、もう一度忘れてしまいがちだが忘れてはいけない近い過去を読んでいこうと思う。
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