その①からの続きです。
片野鴨池で越冬するコハクチョウは、鴨池周辺の水田で餌を採っている。
柴山潟は先に述べた通り、北側の大半が干拓され、大部分が水田となっている。収穫が終わった後の水田は、一部に水が張られカモ類の採餌場になっているが、多くはそのまま春を迎えるので、コハクチョウは落穂や二番穂を食することができる。
コハクチョウは採餌と休憩を繰り返しながら、ここで日中を過ごし、夕方にねぐらの片野鴨池へ帰っていく。


■マガン
Greater White-fronted Goose
カモ目カモ科
Anser albifrons
真雁/L72cm
マガンもコハクチョウ同様、日中に採餌を行う。早朝に群れで片野鴨池を飛び立ち、周辺の水田で餌を取り、夕方に鴨池へ帰ってくる。
従って日中鴨池にマガンの姿がないのが通常であるが、私が訪れた日は多くのマガンが観られた。
先ずは、観察館から観た鴨池の全体像をご覧いただきたい。

はたして皆さまが、この中にマガンやカモ類の姿を見つけられたか心配だが、奥行きが500mほどある池の中央から奥にかけて、3000羽を越える水鳥が休んでいる。望遠レンズで観ていこう。
池の中央部にはマガン、ヒシクイ、マガモなどのカモ類が多く観られる。マガンの全長は72cm、ヒシクイはさらに大きく85cmある。一方マガモの全長は59cmなので、大きさで区別できる。
マガンは嘴の基部から額にかけての羽毛が白い。一方、ヒシクイには嘴の基部から額にかけての白い羽毛はない。望遠鏡を使って注意して観ると分かるが、この写真では分からないかもしれない。


ついでに池の奥の方もご覧いただきたい。ここにはトモエガモが多くいるが、写真では分からないと思う。

それでは、いよいよマガンが飛んでいるところを、ご覧いただきたいと思う。
初めの4枚は鴨池観察館で、最後の1枚は柴山潟周辺で撮影した。





その③に続く。
おまけの写真:上空7300mから見た冬の諏訪湖(本文とは関係ありません)。

片野鴨池で越冬するコハクチョウは、鴨池周辺の水田で餌を採っている。
柴山潟は先に述べた通り、北側の大半が干拓され、大部分が水田となっている。収穫が終わった後の水田は、一部に水が張られカモ類の採餌場になっているが、多くはそのまま春を迎えるので、コハクチョウは落穂や二番穂を食することができる。
コハクチョウは採餌と休憩を繰り返しながら、ここで日中を過ごし、夕方にねぐらの片野鴨池へ帰っていく。


■マガン
Greater White-fronted Goose
カモ目カモ科
Anser albifrons
真雁/L72cm
マガンもコハクチョウ同様、日中に採餌を行う。早朝に群れで片野鴨池を飛び立ち、周辺の水田で餌を取り、夕方に鴨池へ帰ってくる。
従って日中鴨池にマガンの姿がないのが通常であるが、私が訪れた日は多くのマガンが観られた。
先ずは、観察館から観た鴨池の全体像をご覧いただきたい。

はたして皆さまが、この中にマガンやカモ類の姿を見つけられたか心配だが、奥行きが500mほどある池の中央から奥にかけて、3000羽を越える水鳥が休んでいる。望遠レンズで観ていこう。
池の中央部にはマガン、ヒシクイ、マガモなどのカモ類が多く観られる。マガンの全長は72cm、ヒシクイはさらに大きく85cmある。一方マガモの全長は59cmなので、大きさで区別できる。
マガンは嘴の基部から額にかけての羽毛が白い。一方、ヒシクイには嘴の基部から額にかけての白い羽毛はない。望遠鏡を使って注意して観ると分かるが、この写真では分からないかもしれない。


ついでに池の奥の方もご覧いただきたい。ここにはトモエガモが多くいるが、写真では分からないと思う。

それでは、いよいよマガンが飛んでいるところを、ご覧いただきたいと思う。
初めの4枚は鴨池観察館で、最後の1枚は柴山潟周辺で撮影した。





その③に続く。
おまけの写真:上空7300mから見た冬の諏訪湖(本文とは関係ありません)。

3000羽を超える水鳥たちが休んでいるズームアップ、圧巻の光景です。私もこれだけ多くの鳥を目の前で見ることができたら、感動するでしょうね。鳥たちの餌は稲なので、水を張って二番穂が育つように配慮されているのですね。鳥たちも安心して餌を採ることのできる場所を覚えており、毎年遠い国から越冬してくるのでしょう。壮大な鳥たちの生き様を描いたドラマの一コマを見ているような素敵な写真の数々、ありがとうございました。
こんなにたくさんのマガンが渡ってくるですね(@_@)
そして、白と黒のコンビネーションの姿、
足のオレンジ、
飛んでいる姿、新たな姿を見せていただいたかのようです^^
日本での冬を元気に過ごして、
故郷に無事帰ってほしいです
諏訪湖、
4シーズンぶりの「御神渡り」があったそうですね
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220123/1010021331.html^^
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220123/1010021331.html
冬場になると周囲の水田に水が張られ、鴨池は奥行きが500mほどになります。
ガンやカモは池の中央から奥にかけて休んでいて、近くのカモでも観察館からは200m以上離れて見えます。
全体像を写した写真で、水鳥が見えないのはこのためです。
近所の谷津干潟でも、すぐ近くには水鳥はいません(たまにサギがいます)。
水鳥を観察するには、望遠鏡が必要です。
北陸から帰って、すぐにテニスに行き、腰を痛めました。ストレッチ不足でした。
寒いので、ninbuさんもお気を付けくださいませ。
マガンは日中に採食するので、普段この時間には鴨池にいないそうです。
レンジャーさんのお話では、採食場で何か嫌なことがあり、帰って来たのではとのことでした。
私たちカメラマンも、野鳥を驚かせたりしないよう、注意しなければいけませんね。
足のオレンジ色、飛んでいる時に目立ちますね。
長距離を飛ぶ時にはきれいなV字型の編隊を組みますが、飛び立ったすぐ後や下りる際はバラバラなようです。
私もこんな近くでマガンの飛行を観るのは初めてでしたので、感動しました。
残念ながら個体を近くで観ることはできませんでした。
諏訪湖の御神渡りのニュース、教えていただき、ありがとうございました。
私の写真は、機内からスマホで撮ったものです。
おはようございます。
すごい数の水鳥たちですね。
3000羽以上ですか?
まだマガンは見たことがありません。
綺麗な鳥ですね!
飛翔の写真も素敵です!
一度諏訪湖に行きたいと思っていますが、全面結氷して御神渡り?と言っていますので、水鳥は少なくなっていると思います。
マガンきれいですね。ここで1200羽ほど越冬しているそうです。
日中、採食のため外へ出ているので、正確な越冬数は分かっていません。
ヒシクイは、この日527羽観察されています。レンジャーの方が毎日観測されています。
ヒシクイは、採食もここでしています。
諏訪湖の全面凍結ですが、岡谷市の横河川の河口付近は凍結していないのではないでしょうか。
ここにコハクチョウなどが集まっていると聞いています。
伝聞情報ですので、正確かどうか分かりません。
悪しからず、よろしくお願いします。
諏訪湖に飛来するコハクチョウはマコモで量が少ないので
必然的に飛来数が少ないです。
写真を拝見すると餌の多さが一目瞭然ですネ。
マガンもトモエガモも未だ見た事がありません。
両方のカモ達は沢山の集団で飛来して来るのですネ。
飛行機で観察に行かれるわけが判ります。
諏訪湖の全面結氷は仰せの通り、河川が流れている部分は開けています。
ニュースに取り上げられている場所は横河川の対岸で河川の流れていない場所です。
諏訪の地元の方より聞きました。
地元の方でも初めて見る、全面結氷と解氷を繰り返し、気温が緩んで解氷した氷塊群が、風に煽られて大量に漂着したとのことです。
今はまた全面結氷しており、数年ぶりの御神渡り出現に期待が高まっているそうです。
「カリが渡る 鳴いて渡る 鳴くは嘆きか喜びか♪」なんて歌がありますね。
マガンもヒシクイも、見たことが無いです。
凄い数の鳥ですね。
4枚目のお写真、おでこの辺が白い鳥が見えます。
きっとそれがマガンですね。
うーん、トモエガモは分かりません。
マガンが飛んでいる姿は壮観ですね。
雪が積もった山を背景に飛んでいるお写真、素晴らしいですね。
遠くまで鳥撮りにお出かけ、お疲れ様でした。
素敵なお写真を楽しませて頂きました。