9月13日の朝は3時20分に目覚めた。外へ出てみると満天の星空だった。
昨夜のうちに晴れれば4時出発、曇りならば5時出発と決めていた。しかし自分の心の中に、いくぶん曇りを望む気持ちがあった。
しかしこの天気だ。行かないわけにはいかない!
素早く静かに寝具を片付け、パッキングを済ませて外へ出た。
東の空、すでに高いところにオリオン座が輝いていた。その方角にカメラをセットして何枚か撮影した。
フリースを着ていて寒くなかった。風は全く吹いていなかった。
この天気なら御前峰に登り、大汝峰に行かないわけにはいかない。一日が長くなることを覚悟した。
3個57分、御前峰(標高2702m、白山最高峰)に向けて室堂を出発した。先行者は誰一人いなかった。
フリースは歩き出して10分ほどで脱いだ。
途中からヘッドライトが追随してくるのが分かった。そしてその数が徐々に増えていった。
4時37分、御前峰の頂に着いた。東の空が明るくなってきていた。山頂の東側に陣取り「御日の出」を待つことにした。
(白山ではご来光のことを御日の出と呼ぶ。)
以下、撮影順にご覧いただく。()は撮影時刻。
乗鞍岳の東側がもっとも明るい。(5時16分)
上空の雲がきれいだ。(5時17分)
雲海に浮かぶ島々。ガスが出てきた。晴れてくれ!(5時17分)
東雲の空が美しい。ガスが濃くなったり薄くなったり・・(5時17分)
穂高と乗鞍の間から御日の出。一瞬歓声が上がりすぐに静寂に包まれた。(5時32分)
静かなひと時・・。力強い太陽。(5時32分)
・・・・。(5時32分)
・・・・・・。(5時32分)
・・・・・・・・。(5時32分)
そおっと場所を移動した。(5時34分)
山頂の標識に陽が当たる。(5時35分)
後ろに回って撮影。フラッシュ使用。(5時36分)
一旦元の場所に戻って、前夜食堂で一緒だった方に声を掛け、共にお池めぐりをすることにした。
次に向かう大汝峰(同2684m、白山三山の一つ)にはガスが出ていた。
ここから観る別山(同2399m、白山三山の一つ)は凜々しい。
西の空に『影白山』が観られた。
岩場を下りていくとすぐ近くにオコジョが現れた。残念ながらカメラに収めることができなかった。悔しい!
翠ヶ池朝景。
雲海の上に槍ヶ岳を望む。
お池巡りコースで観た植物。
シラタマノキ(ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木)。
シラタマノキ。薄桃色を呈した果実も多かった。手前の樹木はアオノツガザクラ。
チングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)。この場所は初夏にイワカガミも咲いている。
イワツメクサ(ナデシコ科ハコベ属の多年草)。
オンタデ(タデ科オンタデ属の多年草)の雌株。
イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)。
お池巡りコースを抜けて大汝峰へ向かう。ガスが出てきたが体調は良いので、行くしかない!
カヤクグリが飛んできてハイマツに止まった。この日はホシガラスも何度か観た。
6時37分、大汝峰へ取り付く。標高を上げていくと西側の展望が広がってきた。
正面に見えるのは荒島岳だ。その右に経ヶ岳が見えた。
大野盆地と越前平野もよく見えた。
福井市街も見渡せた。
山頂が近づいた辺りでシラタマノキの花を見かけた。ここまで果実をたくさん観てきたが、花が咲いていたのには驚いた。
6時53分、大汝峰に登頂した。御前峰の山頂で時間を過ごしたので、予定より23分遅れていた。早速神社に参拝した。
南東側に回り御前峰を観るが、ガスがかかっていて写真はイマイチになった。
北西側に目を向けると七倉山と四塚山が大きい。背後には加賀平野が広がって見えた。
大汝峰には数分留まり、北へ向かって下山した。7時17分に巻き道と合流した。七倉ノ辻へ向かう。
途中、御手水鉢でザックを降ろした。御手水鉢の背後にはこれから歩く釈迦新道がよく見えた。
まもなく七倉ノ辻だ。
8時3分、七倉ノ辻に到着した。遅れは43分になっていたが、十分余裕があるので問題はない。
真っ直ぐ行くと四塚山を経由して加賀禅定道、右へ行くと七倉山を経由して楽々新道。どちらも過去に歩いたことがある。
そして左へ行くと釈迦新道。いよいよ未踏の道を歩いていく。
秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その④(釈迦新道・前半)に続く。
昨夜のうちに晴れれば4時出発、曇りならば5時出発と決めていた。しかし自分の心の中に、いくぶん曇りを望む気持ちがあった。
しかしこの天気だ。行かないわけにはいかない!
素早く静かに寝具を片付け、パッキングを済ませて外へ出た。
東の空、すでに高いところにオリオン座が輝いていた。その方角にカメラをセットして何枚か撮影した。
フリースを着ていて寒くなかった。風は全く吹いていなかった。
この天気なら御前峰に登り、大汝峰に行かないわけにはいかない。一日が長くなることを覚悟した。
3個57分、御前峰(標高2702m、白山最高峰)に向けて室堂を出発した。先行者は誰一人いなかった。
フリースは歩き出して10分ほどで脱いだ。
途中からヘッドライトが追随してくるのが分かった。そしてその数が徐々に増えていった。
4時37分、御前峰の頂に着いた。東の空が明るくなってきていた。山頂の東側に陣取り「御日の出」を待つことにした。
(白山ではご来光のことを御日の出と呼ぶ。)
以下、撮影順にご覧いただく。()は撮影時刻。
乗鞍岳の東側がもっとも明るい。(5時16分)
上空の雲がきれいだ。(5時17分)
雲海に浮かぶ島々。ガスが出てきた。晴れてくれ!(5時17分)
東雲の空が美しい。ガスが濃くなったり薄くなったり・・(5時17分)
穂高と乗鞍の間から御日の出。一瞬歓声が上がりすぐに静寂に包まれた。(5時32分)
静かなひと時・・。力強い太陽。(5時32分)
・・・・。(5時32分)
・・・・・・。(5時32分)
・・・・・・・・。(5時32分)
そおっと場所を移動した。(5時34分)
山頂の標識に陽が当たる。(5時35分)
後ろに回って撮影。フラッシュ使用。(5時36分)
一旦元の場所に戻って、前夜食堂で一緒だった方に声を掛け、共にお池めぐりをすることにした。
次に向かう大汝峰(同2684m、白山三山の一つ)にはガスが出ていた。
ここから観る別山(同2399m、白山三山の一つ)は凜々しい。
西の空に『影白山』が観られた。
岩場を下りていくとすぐ近くにオコジョが現れた。残念ながらカメラに収めることができなかった。悔しい!
翠ヶ池朝景。
雲海の上に槍ヶ岳を望む。
お池巡りコースで観た植物。
シラタマノキ(ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木)。
シラタマノキ。薄桃色を呈した果実も多かった。手前の樹木はアオノツガザクラ。
チングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)。この場所は初夏にイワカガミも咲いている。
イワツメクサ(ナデシコ科ハコベ属の多年草)。
オンタデ(タデ科オンタデ属の多年草)の雌株。
イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)。
お池巡りコースを抜けて大汝峰へ向かう。ガスが出てきたが体調は良いので、行くしかない!
カヤクグリが飛んできてハイマツに止まった。この日はホシガラスも何度か観た。
6時37分、大汝峰へ取り付く。標高を上げていくと西側の展望が広がってきた。
正面に見えるのは荒島岳だ。その右に経ヶ岳が見えた。
大野盆地と越前平野もよく見えた。
福井市街も見渡せた。
山頂が近づいた辺りでシラタマノキの花を見かけた。ここまで果実をたくさん観てきたが、花が咲いていたのには驚いた。
6時53分、大汝峰に登頂した。御前峰の山頂で時間を過ごしたので、予定より23分遅れていた。早速神社に参拝した。
南東側に回り御前峰を観るが、ガスがかかっていて写真はイマイチになった。
北西側に目を向けると七倉山と四塚山が大きい。背後には加賀平野が広がって見えた。
大汝峰には数分留まり、北へ向かって下山した。7時17分に巻き道と合流した。七倉ノ辻へ向かう。
途中、御手水鉢でザックを降ろした。御手水鉢の背後にはこれから歩く釈迦新道がよく見えた。
まもなく七倉ノ辻だ。
8時3分、七倉ノ辻に到着した。遅れは43分になっていたが、十分余裕があるので問題はない。
真っ直ぐ行くと四塚山を経由して加賀禅定道、右へ行くと七倉山を経由して楽々新道。どちらも過去に歩いたことがある。
そして左へ行くと釈迦新道。いよいよ未踏の道を歩いていく。
秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その④(釈迦新道・前半)に続く。
ご来光が見られてよかったですね。私は乗鞍岳に行った時、3:30くらいに温泉地を出発する"ご来光バス"に乗って、乗鞍岳を登山している途中で見たことがあります。
お天気が良くて、御日の出も観られました。良い一日になりました。
乗鞍はホオノキ平でご来光バスを見送って、次発のバスに乗ったことがあります。
2度目に登ったときは空気が澄んでいて、富士山まで見えました。3000mを越えると展望がいいですね。
撮影する場合もフラッシュを使うなど、さまざま設定を変えておられると思います。私は良く分からないのでオートにして、ぶれないように息を止めたりセルフタイマーを使うくらいです。
素晴らしい御日の出ですね。御来光もいい言葉だと思いますが、厳めしさが和らいでより身近な感じがします。
影白山も綺麗ですね。薄い雲がスクリーンに名なるなどの条件が整ったことで見ることが出来たのでしょうか。私は影鳥海を見たことがありますが、その時オコジョを見かけたのに写しそこなったことを思い出しました。それから7年経っており、もうその機会来そうもありません。
槍ヶ岳もはっき見え、小槍も確認できますね。絶景を見せて頂き有難うございます。
うっとり拝見しました。
御日の出も神々しいですね。
ご覧になれて良かったです。
遠くに槍ヶ岳も見えますね。
今回も色んなお花が観られましたね。
イワヒバリやオコジョまで。
オコジョは可愛いですよね。
大汝峰からの見晴らしが素晴らしいです。
まだまだ先は長い。
続きを楽しみにしています。
今回は荷物が少ないので、一眼レフを持参しました。星座を撮れたのはそのお陰様です。
オリオン座は冬の星座ですが、山屋にとっては夏の終わりに東の空から昇ってくるオリオン座を観る機会も多いですね。
この日はもうずいぶん高くまで昇ってきていました。明けの明星と昇ってくる月(月齢27)も見えました。
御日の出は何度観てもいいものです。
前回は三脚も持参して御日の出を狙って撮りましたが、今回は釈迦新道を歩くのが主目的でしたので、三脚は持ちませんでした。
影白山を撮ったのは初めてです。山頂の標識に陽が当たる構図も初めて撮りました。
オコジョは白馬岳で観て以来です。すばしっこくて撮れませんでした。
ホシガラスも近くに来たのですが、逆光でしたので撮りませんでした。ただでさえ黒い鳥です。逆光では話になりませんね。
いきなり真っ黒な画面で、驚かれたのではないでしょうか。
久しぶりに星空を眺めました。
初めて白山に登ったときに感動したのは、人生初めての天の川を観られたこと、御日の出を観たこと、雪渓を歩いたことでした。
中でも満天の星空は忘れられません。
まだまだ先が長いですね。今日は午前中テニスに行っていたので、ブログを書くのはこれからです。
敬老の日ですが、子供や孫たちは私のことを年寄りとは思っていないので、誰も何も言ってきません。
私もこの日に母に連絡することはありません。
室堂では早朝3時20分起床されましたか。
私が登った時も4時過ぎからヘッデンの明かりが御前峰へ向かう道にたくさん見えていました。
白山では御日の出というのですね。今は、盛んに御来光という言葉を使いますけれど、私が学生時代に登っていた時は、単に日の出と言っていたように思います。富士登山が人気になったころから、御来光という言葉を良く聞くようになりましたね。私は今でも日の出と言いますが・・・
満天の星はすごく羨ましいです。私が泊った夜は月が明るかったのと、夜中に小雨が降ったようで、星だけは期待外れでした。星は50年前に苗場山で見た満天の星に勝る星空をいまだに見ておりません。
ビル街が見えるのは福井市街なんですね。
意外と大きな町から近い山なんだなぁと思いました。
シラタマノキの花とある画像で周囲の葉っぱはまるでコケモモの葉みたいだなぁと思いましたが、花はシラタマノキの花ですよね。
どちらも四国にはほとんど自生してなくて、北アルプスなどで見るだけなので、こういう花をしょっちゅうご覧になれて羨ましいです。
おこじょは私は早池峰で見てますが、やはり撮影はできませんでした。室堂ビジターセンターで宿泊した日も同室の方がオコジョを見たと仰っていたので、白山にはオコジョが多いようですね。
前日には疲れていて(その前の日がハードワークと車中泊でした)、山頂に行かずに巻き道で行きたいなどと思っていたのですが、ぐっすり眠れて気分も変わりました。
御前峰へ登れて良かったです。今年は初めての登頂になりました。
年々視力が衰えているので、若いときに観た星空が見られなくなりました。それでも今回は何とか天の川が分かりました。
苗場山で泊まられたのですね。きっと素晴しい星空だったことでしょう。
金沢からも白山は見えますが、福井の方がきれいに見えます。金沢から一番きれいに見える山は医王山です。
白山比咩神社がある白山市鶴来(つるぎ)からは白山が見えません。
白山が一番きれいに見えるのは、深田久弥氏が生まれた加賀市大聖寺付近だと思います(私の生家も同じく加賀市大聖寺です)。
市内にある柴山潟や、丘の上にある中央公園からもきれいに見えます。
福井から見る白山は、形が少し違いますがやはりきれいです。それに別山が近くに見えるのも魅力です。
オコジョはどうやら、お池巡りコースに下りていくところの岩場に生息しているようです。
けっこう観る機会があるように思いますが、私がそこで観たのは初めてでした。
運が良かったものの、撮影できず悔しい思いをしました。
大昔になりますが、富士五湖の本栖湖にキャンプに行った時に、天の川を初めてみました。
そして、たくさんの流れ星を見たことを思い出しました。
雲海、日の出、遠くに見える山々、
shuさんが、楽しまれたが伝わってきます。
雲海の上に槍ヶ岳まで見えるんですね。
そして、こうして何度もshuさんが、白山に
行きたくなるのも伝わってきます
シラタマノキ
こんなに白い見ができるなんて、まさに、
シラタマですね
景色、花々、白山をたくさん見せていただき、
ありがとうございます^^
余談ですが、
今日、今年始めて、彼岸花を見ました。
律儀な花ですよね。
暑さも、あと少し、頑張って行きましょう^^
サムネイルが真っ黒だったので??と思っていたのですが、見たらなんと満天の星空!
オリオンだけは私も分かります(笑)
そして、そのあとの行動はさすがはshuさん!
長い一日になることを覚悟しつつ、まずはご来光。
神々しいまでの美しさに感動。
少し後ろから写されたご来光を見る人々のお写真もいいですね。
そのあとのお池巡りコース、色々な植物がみられたようですね。
そして、コースを進むにつれて次々雄大な光景が見られて、素敵すぎです。
そして、いよいよ次が目的に新しいコースですね。
さあ、どんな光景が待っていたのでしょうか!?