●ビッグビーンズ芦屋店
2021年12月10日オープン。ビッグビーンズは大阪福島区と西区に2店舗のスーパーマーケットがある。現在の本店は西大橋駅近くにある「Gourmet Market BIG BEANS West 」2012年オープン時のブログ。
野田阪神駅近くの野田新橋筋商店街の「ビッグビーンズ野田店」は間口は小さいけれど、地域密着型で徒歩、自転車客で賑わっているお店だった。今回「ビッグビーンズ野田店」を一旦閉店し、大部分の従業員は芦屋店に転勤したそうだ。野田店の常連で店員さんに子供達を可愛がって貰っていたお客(嫁の幼稚園ママ達)「私達、見捨てられたんだ・・・芦屋に負けた」と残念がっている。「福島店も充分自転車圏内なんだから企業として、正しい判断だと思うよ」と言い聞かせたが、慰めにはなっていない。近鉄上本町店の野菜売り場にもカテゴリキラーとして入っていたが、昨年10月撤退。芦屋店へ全集中!本気度が伝わってくる。
●ビッグビーンズ芦屋店正面玄関
出店場所は4年前に閉店した「神戸屋レストラン 芦屋店」の跡地。神戸屋はコンクリート打ちっぱなしのデザイン性のある外観だった。今回は個性的なカラーで元の容を活かしている。高級住宅地の芦屋に徐々に馴染んで行くと思う。売り場面積も広くアイテム数も多い。立体感のある並べ方はビッグビーンズらしい。本店では、レジ袋、保冷剤は有料なのに芦屋店では無料配布している。道路を隔て徒歩3分のところに、いかり芦屋店がある。いかりでは、どの店舗もレジ袋無料配布をしている。いかりに対抗してるのかな!?
●いかり芦屋店
昭和52年オープン。45年の年月を経て昨年12月1日リニューアルオープン。地元の方達に惜しまれながら「中国料理愛蓮」を閉じ、その場所にお酒とワイン売り場が移動。窓から光が入り明るくなり、お店への入り口も増えた。入口の花売り場天井と壁面のいかりマークもステキ。惣菜売り場が移動し売り場も広くなった。いかりスーパーにはヘビーユーザーが居る。いかりの強みはPB商品のレベルの高さ。いかりでしか買えない銘品も揃っている。商品は以前と大きく変わらないから馴染み客も安心して買い物ができる。
●いかり芦屋店入口
・いかり芦屋店エントランスも改装された
・いかり芦屋店エントランス
両店以外にも、JR芦屋駅大丸芦屋店食品売り場は、日常の買い物使いをされているし、商店街にもワンストップショッピングに便利な食品店が健在。生活スタイルや、利用シーンによって、使い分けて行くのだろう。いつもの商品が変わらず棚に並んでいる事を求めるお客も居れば、目新しい商品をみつけたら買って試す事が楽しいお客も居る。お店が増え選択肢が広がった。どのような買い物行動を取る消費者でも、まだまだリアルに店舗に出向いて買い物をしたい人は多いはず。
20年近く前、大阪で惣菜のいいスーパーはどこですか?と聞かれると「野田の商店街のビッグビーンズはどうですか?」とお答えしていた。当時、狭い店舗内で、お客と厨房の距離も近く日常の「おかず」を温かく提供されていた。時代も移り変わり、今の時代の「惣菜」に期待したいところ。ビッグビーンズ芦屋店はどのようなスーパーマーケットになって行くのだろうか。広い売り場なんだから、イートインスペース、もしくはカフェが望まれるのではないだろうか。