「レストラン銀座デリーのデリー カシミール」のソースに具材はラム肉・玉ねぎのみのカレーが好み。サラっとしたカレーを食べる時にはバスマティ米が合う。バスマティライスの独特な香りも好きではあるが、米を煮炊きするという調理方法はハードルが高く、汎用性のある米とは言えない。そのため、カレーを食べる時は、「インド料理専門店エリックサウス」のバスマティライスの冷凍品を購入していた。「ビオラル靭店」の冷凍コーナーに並んでいるとはいえ、冷凍庫に保存するスペースが必要。カレーに合うお米は無いか?とネットで探していた。「パラパラ」としているというキーワードのお米「さち未来」をみつけた。デリーのカシミールカレーやインド風のキーマカレーに合う!
「さち未来」は「マイナビ農業」柏木 智帆氏の記事を読むと、『人為的な育種だからこそ生まれた“ひょうたんから駒”の品種』として紹介をされていた。2011年に古川農業試験場からデビューしたお米。宮城県古川農業試験場「水稲新品種「さち未来」について
●ネット通販で購入
「カロリー・糖質オフで、食物繊維が豊富な米」という商品アピール。マレーシアの在来種を掛け合わせたところ、思いがけず「高アミロース性遺伝子」が入り、粘り気のないお米になったそうだ。『粘りけがなく乾いた食感で普通に炊くとあまり美味しくはないが、調理方法としては、パエリア、ピラフ、リゾットに最適です』との説明書き。
●左が「さち未来」右が「コシヒカリ」
米粒の大きさ、みかけには大きな違いはない。
・炊いてみた
炊飯器で2合の米の水加減は通常通り。湯気からは香ばしい香りもクセのある香りもしない。炊きあがりは、パサパサとしてツヤは無く古米より硬め。望んでいた通りの質感。
・炊き上った「さち未来」
わかりやすく色付きの皿の上によそった。
・「博多華味鳥 めんたい高菜」で高菜炒飯
炒飯にも合う。理想通りのパラパラの食感にできた。
「さち未来」をカロリーオフや糖質制限目的に食べている方もいるようだが、普通の米のようにお茶碗によそって食べると、お箸からポロポロ落ちるだろうし、水を増やして炊くと尚更美味しく無いだろう。美味しくないことを承知で普通の米と半々に混ぜて炊いて食べているとうコメントもある。「あまり美味しくない」という感想は、普段食べているお米を基準としている訳だ。せっかく高アミロース性遺伝子が入った「さち未来」なのだから、粘りの無い米が炊き上るという特性をもっとアピールをするべきだ。インドカレー、リゾット、チャーハンの時には最適なお米として美味しく食べないと、もったいない。