デイリーカナートイズミヤ花園店
2019年11 月28 日オープン
以前は、本部店舗として、衣・食・住・ペット用品まで揃っている、5階建ての総合スーパーだったのだが、2017年10月に建て替えのため閉鎖。四つ橋線花園町駅前すぐの好立地。どのような姿に生まれ変わるのかと楽しみにしていた。
●旧店舗解体工事中(2018年4月8日撮影)
●イズミヤヒストリー
1階ベンチのある休憩コーナーにはイズミヤ本部店舗らしくこれまでの歴史が掲示されている。子供の頃から買い物に使っていたし、2003年に出来たスーパーセンター八尾店など、思い出深いものがあるだけに、しばし感慨深く見入ってしまった。
●売り場
以前は60年以上経った年季の入った建物で、エスカレーターの踊り場のベンチには喫煙コーナーが設置されていた時もあった。新生イズミヤ花園店は食料品だけを扱うデイリーカナートになった。通路が広く買い物がしやすい。
ニュースリリース
https://www.izumiya.co.jp/wp-content/uploads/2019/11/20191121-5.pdf
によると「単身者の比率が74.5%と高く、60~70 歳代の比率も39.2%と高いのが特徴」という事。車椅子や手押し車で買い物をしているお客様も多く、この通路のゆとりはありがたい。単身者、年齢の高い方向けの商品も揃っている。以前も、お客が欲しいと思う小容量の野菜や刺身、惣菜、玉子の2個パックなど、きめ細かく揃っていたのだが、今回はもっと進化している。以前より商品数も絞られ、すっきりした棚になった。商品が探しやすくなり、高齢の方も買い物がしやすくなったと思われる。
●冷凍食品の棚
トレー入りコーナーが目立つようにマークされている
お皿に移し替えずに料理できる冷凍食品は、イートインコーナーでもそのまま温めて食べる事ができるし、片づけの手間を省きたい単身者には便利な食事。この表示があると惣菜以外の選択肢も増える。
●花園店オリジナルの和惣菜の煮物
煮物以外にもイズミヤオリジナルのミニ冷凍お好み焼きなどもあり、これからの時代だからこその、取り組みが見え、新しいコトをしようとしている意気込みが感じられる。今後が楽しみだ。
●「阪急ベーカリー香房」100円パン
扉のあるケースの中に入っている。今後の阪急ベーカリーはこの形式になるのかな?衛生面においても気持ちが良い。
●ボリュームのあるサラダ
イートインコーナーでの利用を勧めている
●2階にあるイートインコーナーへ
惣菜売り場とベーカリー売り場は出入り口に近く、エレベーターと階段もすぐ近くにある
●2階イートインコーナー
電源も使える。外国人観光客や年配の方達の団欒の場になっていた。喫煙、飲酒はご遠慮くださいの案内もある。
イズミヤは花園駅前の顔。閉店の間は寂しかった。スーパーマーケット利用のお客の出入りがあり、自転車で行き交う人を見ると、食を支えるスーパーマーケットがあってこそ、町は活きてくると感じた。「お客様の声ボックス」にもオープンを待ち望んでおられた感謝の声があった。イズミヤ花園店は今までもお客と共に年を重ねてきた。これから、10年、20年、30年と、どのような生活者・お客が買い物をするのだろうか。スーパーにお客が来てくれないと困るのは当然だが、お客にとっても行きつけのスーパーは無かったら困る。これから、街もお店もどんな姿になって行くのだろうか。