'ゆうゆう"と

 岩手の小さな街の山間から、自然やサッカーのこと、思うがままにゆうゆうと。話題を提供していきたいと思います。
 

骨寺村荘園 交流館

2013-05-28 23:59:40 | sinbou_san

 土曜日は前沢小学校を始め、前沢区6校が運動会。来年には、統合されるため最後の運動会で、徒競走等頑張ったと思います。私は風邪が治らず、昨日も一昨日も午後から布団にもぐってました。せきと微熱が続きなかなか治りません。

しかしながら、いつまでも布団をかぶってもおられず、月曜日は須川岳を目指し自宅を11時頃出発したが、途中で寄道。

 骨寺村荘園交流館に入ってみた。

 ちょっとだけの時間を過ごすはずでしたが。

 展示室前

 入館料無料で、音響効果で幻想的な雰囲気を味わう。

 須川岳が描かれてました。

 風のシアターでは、900年前の中世の荘園を、鳥になった気持ちになって味わうことが出来ました。

 中尊寺の一切経というのは、経(きょう=仏さまの教えを書いたもの)・律(りつ=信者が守るべき規則)・論(ろん=仏さまの教えを解釈〈かいしゃく〉したもの)など仏教の書物(経典〈きょうてん〉)を集大成(しゅうたいせい)したもので、一セット5400巻近い経典から成り立っています。全部を書写するのに必要な紙の枚数は約九万枚と考えられますが、それを紺紙に金と銀で書写するとなれば、莫大(ばくだい)なお金と時間、そして人手が必要となります。このような大事業をおこし、それを行ったのが初代藤原清衡(1056-1128)でした。実際に書写事業がはじめられたのは、永久(えいきゅう)5年(1117)2月からと考えられますが、9年後の天治(てんじ)3年(1126)3月には完成を見ています。そのうちの一巻がこのお経です。

 『骨寺村荘園 中尊寺米納め』は、中世の頃より強い結びつきを持っていた一端を現代に復活させ、この伝統を未来へと継承していくことを目的とし、その年に収穫した荘園米を中尊寺に奉納しています。

 風の広場では、子供達が昼食。

 私も昼食に、「はっとう」と「ミニカレー」を頼みましたが、ミニではなく普通盛のカレーでした。はっとうは醤油味ではなく味噌味で、考えてみると味噌味はあまり食べた記憶がなかったですね。南部一郎というかぼちゃを使ったはっとうを推してましたが、「あずきばっとう」か「かぼちゃばっとう」だよね!!??。今は探してもありません。

 須川まで行く予定が腹がいっぱいになり、長時間運転に自信がなくなり、被災した祭畤大橋を見学。

 須川岳を遠くに見て、帰路に着くことにした。

 真湯温泉にも入るか迷ったが、最後は自宅で休養することにしました。夏風邪なのか、治りが遅いようですが。

 今日はの風のシアターでは、久々に清々しい気持ちになりました。歴史の中から見れば一瞬でしかない今。見る目も、鳥が飛ぶ高さから見れば、人が見る高さは知れている。そんな狭い視野、歴史の中にいる自分を考えると、悩んでいることも小さな事だといこと。
 
 体験しなければわからない世界ですね。

中島みゆき / Miyuki Nakajima - 空と君のあいだに

 頑張って行きましょう。