本日13:00からKitara小ホールにて。
ハープってとても優雅な形と繊細な音色ですよね。ハープの独奏ってどんな感じだろうと興味津々で聴きに行きました。
昨年秋、宮崎陽江さんと札響との競演があったのですが、アンコールで「タイスの瞑想曲」を演奏してくれたんですね。そのとき、ピアノの代わりにハープが使われていて、ハープはピアノを縦にした楽器なんだな~と思い、興味を持ち始めました。
本日のプログラムにハープのルーツについて書かれています。
ハープの歴史は古く(ルーツは狩のときの弓をはじいて音を出したものだったと考えられています)・・・その後、黒鍵の音を簡単に出すことができる鍵盤楽器が主流になるとその座を奪われてしまいました。
私の席は最前列だったので、手元がとてもよく見えました。音をつむぎだして、目にはみえない綺麗なタペストリーが出来上がるかのようでした。
ドビュッシーのアラベスク、月の光はピアノとは一味違った音運びが素敵でした。
プログラムにもうひとつ目をひくエピソードがあります。18世紀の王侯時代、マリー・アントワネットが弾いたこともあり、パリのサロンで流行。それで改良が進み、ペダルを使って自在に音を変える楽器に進化したんだそうです。マリー・アントワネットはすごい!彼女のおかげでハープが現在まで廃れずに残ったかもしれません。
今日の格言。
「贅沢は人類の希望である」 by陶子