<ストーリー> eiga.comより抜粋
「その男、凶暴につき」「ソナチネ」「HANA-BI」といった暴力映画で知られる
北野武監督が原点回帰し、ヤクザ同士の熾烈な権力闘争を描いた第15作。
関東最大の暴力団山王会の若頭・加藤は直参の池元組組長・池元に、
池元と付き合いのある村瀬組を締めるよう苦言を呈する。
そこで池元は配下の大友組組長・大友に、その役目を任せるが…。
大友にビートたけし、加藤に三浦友和のほか、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、石橋蓮司、
小日向文世、北村総一朗ら豪華キャストが集結。
北野武監督の新作、待ってました
しかし初めて「アウトレイジ」の予告編を見た時には、正直、う~ん…この映画はどうなんだろう?と
少し不安もあったのですが、何度か見るうちに不思議と「これはおもしろいに違いない」
という風に思えてきました。
なんといっても実力派の豪華な出演者、そして「全員悪人」というところにそそられます
実は今の時点ですでに2回観に行ったのですが、リピートしてしまうくらい私たちはこの作品を気に入ってしまいました
ここはどうしても見られない…正視できないというよりまったく画面を見られない
ほどの痛々しく残酷なシーンもあるのですが、それも含めてこの映画は素晴らしかったです。
極道のナントカとか仁義なきナントカetc の作品には全く興味がないけれど、同じ世界を
描いたものでもこの作品はとても個性的・魅力的なところがいいのだと思います。
それは冒頭のシーン(上下関係がわかる)やタイトルが出るタイミングや構図からもよくわかります。
北野監督作ならではのセンスがあちこちで感じられるのが楽しいのです。
役者さんの話になりますが…
この手の映画に出演?!と一番驚かされたのは加瀬亮さん。
今までの役柄からは素朴で平凡で普通のお兄さんという言葉がしっくりくるイメージだったのが
いきなり正反対ともいえる役を演じるのだからビックリもします
しかし、彼らしく、どぎついというのとはまた違う冷静で頭がキレるヤクザだったので
これまた自然でピッタリ合っているところが嬉しかったです。
同じように、山王会の会長役の北村総一朗さんも今までにない役を
何の違和感もなく演じていたことに“さすが…!”と思いました。
貫禄があって威圧感があって偉そう~な感じがすごく出ていたのが良かったです。
三浦友和さんは、会長に頭をはたかれた時に見せるあの表情がとてもいい。
心の中の感情がチラッと見える、この一瞬はたまらないですね。
不思議なのですが石橋蓮司さんはまじめにシリアスに演じているのに、なぜか妙に
笑ってしまうおかしさがありました
石橋さんならではの台詞の言い回しや表現でこんな味が出せるのでしょうか。
とても印象に残ります
あと椎名桔平さんは、すごんでそんなに迫力が出る人なんだろうか?と内心では少しなめていたのですが
それどころではありませんでした
こんなことを言うと「なめてんのか、コラ」という台詞がそのまんま返されそう…。
思えば、もっともヤクザらしいヤクザだったような気がします
余談ですが…
時間を忘れて見入ってしまうというのはよくあることですが、今回むーちゃんは
お腹がすいた時のために用意していたパンを食べるのも忘れるくらい
釘づけになって観てしまいました。
恐るべし「アウトレイジ」…。
あ…これだけ書いておきながら言うのもなんですが、誰もにオススメできるわけではありません。
暴力的描写が多いし好き嫌いが分かれる作品だと思うので、苦手だと思う方は
観ない方が良いかもしれません
監督・脚本・編集:北野武
プロデューサー:森昌行、吉田喜多男
撮影:柳島克己
美術:磯田典宏
衣装:黒澤和子
編集:太田義則
音楽:鈴木慶一
製作国:2010年日本映画
上映時間:109分
<キャスト>
ビートたけし
椎名桔平
加瀬亮
三浦友和
國村隼
杉本哲太
塚本高史
中野英雄
石橋蓮司
小日向文世
北村総一朗
「その男、凶暴につき」「ソナチネ」「HANA-BI」といった暴力映画で知られる
北野武監督が原点回帰し、ヤクザ同士の熾烈な権力闘争を描いた第15作。
関東最大の暴力団山王会の若頭・加藤は直参の池元組組長・池元に、
池元と付き合いのある村瀬組を締めるよう苦言を呈する。
そこで池元は配下の大友組組長・大友に、その役目を任せるが…。
大友にビートたけし、加藤に三浦友和のほか、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、石橋蓮司、
小日向文世、北村総一朗ら豪華キャストが集結。
北野武監督の新作、待ってました
しかし初めて「アウトレイジ」の予告編を見た時には、正直、う~ん…この映画はどうなんだろう?と
少し不安もあったのですが、何度か見るうちに不思議と「これはおもしろいに違いない」
という風に思えてきました。
なんといっても実力派の豪華な出演者、そして「全員悪人」というところにそそられます
実は今の時点ですでに2回観に行ったのですが、リピートしてしまうくらい私たちはこの作品を気に入ってしまいました
ここはどうしても見られない…正視できないというよりまったく画面を見られない
ほどの痛々しく残酷なシーンもあるのですが、それも含めてこの映画は素晴らしかったです。
極道のナントカとか仁義なきナントカetc の作品には全く興味がないけれど、同じ世界を
描いたものでもこの作品はとても個性的・魅力的なところがいいのだと思います。
それは冒頭のシーン(上下関係がわかる)やタイトルが出るタイミングや構図からもよくわかります。
北野監督作ならではのセンスがあちこちで感じられるのが楽しいのです。
役者さんの話になりますが…
この手の映画に出演?!と一番驚かされたのは加瀬亮さん。
今までの役柄からは素朴で平凡で普通のお兄さんという言葉がしっくりくるイメージだったのが
いきなり正反対ともいえる役を演じるのだからビックリもします
しかし、彼らしく、どぎついというのとはまた違う冷静で頭がキレるヤクザだったので
これまた自然でピッタリ合っているところが嬉しかったです。
同じように、山王会の会長役の北村総一朗さんも今までにない役を
何の違和感もなく演じていたことに“さすが…!”と思いました。
貫禄があって威圧感があって偉そう~な感じがすごく出ていたのが良かったです。
三浦友和さんは、会長に頭をはたかれた時に見せるあの表情がとてもいい。
心の中の感情がチラッと見える、この一瞬はたまらないですね。
不思議なのですが石橋蓮司さんはまじめにシリアスに演じているのに、なぜか妙に
笑ってしまうおかしさがありました
石橋さんならではの台詞の言い回しや表現でこんな味が出せるのでしょうか。
とても印象に残ります
あと椎名桔平さんは、すごんでそんなに迫力が出る人なんだろうか?と内心では少しなめていたのですが
それどころではありませんでした
こんなことを言うと「なめてんのか、コラ」という台詞がそのまんま返されそう…。
思えば、もっともヤクザらしいヤクザだったような気がします
余談ですが…
時間を忘れて見入ってしまうというのはよくあることですが、今回むーちゃんは
お腹がすいた時のために用意していたパンを食べるのも忘れるくらい
釘づけになって観てしまいました。
恐るべし「アウトレイジ」…。
あ…これだけ書いておきながら言うのもなんですが、誰もにオススメできるわけではありません。
暴力的描写が多いし好き嫌いが分かれる作品だと思うので、苦手だと思う方は
観ない方が良いかもしれません
監督・脚本・編集:北野武
プロデューサー:森昌行、吉田喜多男
撮影:柳島克己
美術:磯田典宏
衣装:黒澤和子
編集:太田義則
音楽:鈴木慶一
製作国:2010年日本映画
上映時間:109分
<キャスト>
ビートたけし
椎名桔平
加瀬亮
三浦友和
國村隼
杉本哲太
塚本高史
中野英雄
石橋蓮司
小日向文世
北村総一朗