楽しみにしていた作品が公開されました
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』です。
世界的ベストセラーシリーズ小説を、違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞のエピソードを題材に描かれた作品。
翻訳家たちは外部との接触を一切禁止されるが、冒頭10ページをネットで公開される…さらに4時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する、という脅迫メールが出版社社長のもとに届く…。
密室ものゆえ、どのような手段で誰が何のために外部に公開したのかが気になります。
前半の和気あいあいとした雰囲気からガラッと変わって、事件が起こってからの作品のおもしろさが格段に上がります。
どのようにして…という種明かしが一旦されて “なるほど、そうなのか!!” と思うのですが、話はそれだけで終わらず、さらに深い部分まで描かれていきます。
これは惹きこまれます。
そしておもしろい!
ここまで練られていたストーリーや人物描写の細かさにも驚いたけれど、観客の思いこみを逆手に取ったような撮影の仕方に一本取られた~というシーンもあって、思っていた以上にすごいなこの映画!って感じです。
いろいろ考えられているというか、かなり凝った作りになっていて楽しいです。
しかし、ただひとつわからないシーンがあって、編集長の助手がキレてしまった一枚の写真が映ったのですが、これの何が彼女を怒らせてしまったのか理由がわかりませんでした
これについては調べてみないとね
編集長役のランベール・ウィルソンといえば、私たちにとってマトリックス(リローデッドとレボリューションズ)のメロビンジアン!というかこれ以外知らないのですが
あれから15年以上経つので多少老けるのは当たり前ですが、あまり印象が変わってないのがすごいなと思いました。
てか、太ってないということだけでもえらいかも。
のちに、またマトリックス4作目にも出演するらしいのですが、期待して…いいのか??
**おまけ・比較画像**
40代半ば
60歳くらい