『ミナリ』観てきました~。
<あらすじ>
農業での成功を目指し、家族を連れてアーカンソー州の高原に移住して来た韓国系移民ジェイコブ。
荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを目にした妻モニカは不安を抱くが、しっかり者の長女アンと心臓を患う好奇心旺盛な弟デビッドは、新天地に希望を見いだす。
やがて毒舌で破天荒な祖母スンジャも加わり、デビッドと奇妙な絆で結ばれていく。
しかし、農業が思うようにうまくいかず窮地に立たされ…。
韓国移民一家の話が淡々と進み、その中での家族の関係やこの地での暮らし、関わる人たちが細かな描写で語られていく感じでした。
何かの大きな出来事が次々と…という展開ならば派手な見せ場もあるかもしれませんが、この作品はその逆でとてもシンプルかつ普通の日常。(もちろんその生活に小さな波は常に起こってるのだけど。)
簡素ゆえ観る者を飽きさせない演出は逆にとても難しいものだと思うけど、そんな点ではこの作品はよくできてると思うばかりでした。
大きな感動というものではないけど、どこか懐かしいような心地良さも感じて観てよかったなと思いましたね。
「おばあちゃんができることって何?」とデビッドに聞かれた次のシーンで大笑いしました。
ここで人が変わったように荒々しい言葉遣いになってるのもおかしかったです!