あらすじを見て気になった『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』を観てきました。
ストーリーはこんな感じ。
6年前に消息を絶った息子を捜し続ける看護師のジョンヨン(イ・ヨンエ)は、息子に似た子どもを見かけたという目撃情報を手掛かりに郊外の漁村を訪ねる。
そこで彼女は釣り場を営む怪しげな一家に出会うが、何かを隠しているような村人たちや、非協力的な地元警察に疑念を抱く。
村の住人たちの不審な様子におびえながらも、ジョンヨンは真実を求めてわが子の捜索を続ける…。
息子に似た子どもの情報を得る時点で主人公ジョンヨンの身内ってクズやな…と思ったけど、辿り着いた釣り場経営の一家と地元警察のクズっぷりはもっとすごくて、不快感MAX…。
もちろんそうでなくてはこの話は成り立たないのだけど、こういうのを目にすると嫌悪感を抱かずにはいられなくなりますね。
演じる韓国の俳優たちがハマり過ぎて、特にあの警官とか太ったあの人とか、元々そういう人なのでは…と思ってしまうくらいです。(素晴らしい演技力!)
そういう人たちを相手に立ち向かって行くジョンヨンの母親としての強さが滲み出てます。
でも相手は多数でこちらは一人。
大丈夫?大丈夫なん?!と、こちらはハラハラの連続です
そして、もちろんそこは韓国映画…結構容赦ないバイオレンスシーンが炸裂。
韓国映画には付きものとわかっているけど、う~ん、この程度のレイティング(PG-12)でいいのか?と毎度思ってしまいますね
後にこの話は思わぬ展開を遂げますが、それには賛否両論あるようです。
私たちはあまり抵抗を感じないというか意外とすんなり受け入れてしまったし(そういうのもありだと思うし、ジョンヨンがやってきたことはけっして無駄ではないとも思う。)救いを感じるラストもとても良かったと思いました。
母親ジョンヨン演じるのはイ・ヨンエ。
14年ぶりにスクリーンに復帰だそうです。
一番よく知ってるのはドラマ『チャングムの誓い』の彼女ですが、今回は年齢も重ねた分、凄味が増していたのが良かったですね。(それにまだまだ美しい)
そんな彼女の熱演も見どころです。