<読書メモ 2016年1月 ②>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『チャイルド44』トム・ロブ・スミス
ソビエトって寒い。絶望しかない。共産主義怖い。
とはいえ、この小説は面白かった!
これがデビュー作(しかも28歳の作品)ってすごい!
恋愛とかアクションとかミステリーとか、
いろいろてんこ盛りなのに、
とにかく寒々しい恐怖というか。
どこにも逃げられない社会の狂気というか。
すごい絶望感。
雪国だからかなあ。心底、凍える。
プロローグの飢餓から絶望、さらに20年後の本編で
社会になんら希望が増えてない!という感じが、もう、怖い。
「ソ連に犯罪は存在しない」って建前が正義なのが怖い。
モデルになった連続殺人が1980年代(近い!!)ってのが、
何よりも怖いけど。
ほんと怖いなソ連!
(今まさにニュースで騒がれているロシア。
この小説はソ連の時代だけど、
本質的にはあまり変わってないのかなあ。
私が呑気に生きている日本の、現代の、すぐ隣で、
戦争が起きているというこの現実は
小説よりも、よほど恐ろしいと思う)
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『チャイルド44』トム・ロブ・スミス
ソビエトって寒い。絶望しかない。共産主義怖い。
とはいえ、この小説は面白かった!
これがデビュー作(しかも28歳の作品)ってすごい!
恋愛とかアクションとかミステリーとか、
いろいろてんこ盛りなのに、
とにかく寒々しい恐怖というか。
どこにも逃げられない社会の狂気というか。
すごい絶望感。
雪国だからかなあ。心底、凍える。
プロローグの飢餓から絶望、さらに20年後の本編で
社会になんら希望が増えてない!という感じが、もう、怖い。
「ソ連に犯罪は存在しない」って建前が正義なのが怖い。
モデルになった連続殺人が1980年代(近い!!)ってのが、
何よりも怖いけど。
ほんと怖いなソ連!
(今まさにニュースで騒がれているロシア。
この小説はソ連の時代だけど、
本質的にはあまり変わってないのかなあ。
私が呑気に生きている日本の、現代の、すぐ隣で、
戦争が起きているというこの現実は
小説よりも、よほど恐ろしいと思う)