<読書メモ 2016年5月 ②>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『深川芸者殺人事件』風野真知雄
かぜのまちお。
<耳袋秘帖>シリーズというものらしい。
「耳袋」の作者である根岸肥前守が主人公。
さらにシリーズ内シリーズとして、
殺人事件モノと、妖談モノがあるらしい。
変わった筆名なので覚えのあった作家だったけど、
多分これが初読かと。
吉原炎上と花魁道中が目的と言いつつ、そこの描写が地味だったのは
ざんねんだったな。
(そもそも『耳袋』というのは、江戸後期の南町奉行
根岸鎮衛(しずもり)が書いた“雑話集”です。
庶民から武士階級まで幅広い身分とのおしゃべりの内容なので、
噂話から怪談まで話題も幅広い。
個人的には“耳袋=怪談集”のイメージが強かったので、意外。
(京極夏彦の『旧怪談 耳袋より』の印象も強かった)
で、風野真知雄の<耳袋秘帖>シリーズは、
耳袋作者であり、実在の人物である根岸鎮衛が主人公の小説です。
その傘の下で<耳袋秘帖 殺人事件>シリーズと
<耳袋秘帖 妖談>シリーズがあるわけです。
まぎらわしいな!と思いますが、
それぞれタイトルに「殺人事件」「妖談」と入っていますので
ギリギリわかります。いや、わからんがな。
『深川芸者殺人事件』はシリーズ四作目で、比較的評価が高い作品。
一応、本筋の事件(売れっ子花魁が行方不明?吉原で陰謀?みたいな)
があって、ついでに江戸の怪異も描かれていたりして、
エンタメ量多めのお話しです。)
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『深川芸者殺人事件』風野真知雄
かぜのまちお。
<耳袋秘帖>シリーズというものらしい。
「耳袋」の作者である根岸肥前守が主人公。
さらにシリーズ内シリーズとして、
殺人事件モノと、妖談モノがあるらしい。
変わった筆名なので覚えのあった作家だったけど、
多分これが初読かと。
吉原炎上と花魁道中が目的と言いつつ、そこの描写が地味だったのは
ざんねんだったな。
(そもそも『耳袋』というのは、江戸後期の南町奉行
根岸鎮衛(しずもり)が書いた“雑話集”です。
庶民から武士階級まで幅広い身分とのおしゃべりの内容なので、
噂話から怪談まで話題も幅広い。
個人的には“耳袋=怪談集”のイメージが強かったので、意外。
(京極夏彦の『旧怪談 耳袋より』の印象も強かった)
で、風野真知雄の<耳袋秘帖>シリーズは、
耳袋作者であり、実在の人物である根岸鎮衛が主人公の小説です。
その傘の下で<耳袋秘帖 殺人事件>シリーズと
<耳袋秘帖 妖談>シリーズがあるわけです。
まぎらわしいな!と思いますが、
それぞれタイトルに「殺人事件」「妖談」と入っていますので
ギリギリわかります。いや、わからんがな。
『深川芸者殺人事件』はシリーズ四作目で、比較的評価が高い作品。
一応、本筋の事件(売れっ子花魁が行方不明?吉原で陰謀?みたいな)
があって、ついでに江戸の怪異も描かれていたりして、
エンタメ量多めのお話しです。)